Various Artists/『Holidays Rule』 [CD]
今年、手に入れた1枚目のクリスマス・アルバムが、コーヒー・チェーンの Starbucks が運営する Hear Music からリリースされた『Holidays Rule』というコンピレーション・アルバム。
リリース当初の情報を見ていたときは、このアルバムに参加しているバンドやアーティストに知っている名前がほとんどなく興味がなかったが、Paul McCartney が創設した MPL Communications が関わっていることと、その Paul がカバーしたクリスマス・ソングも入っていることから手に入れた。
届いた『Holidays Rule』は紙スリーブのダブル・ジャケット仕様で、赤い輝くジャケットがクリスマスという雰囲気たっぷり。片方に画像もない、文字だけのシンプルなブックレットを収め、もう片方に CD が素っ気なく入っているだけだが、このシンプルさが、また気に入った。
『Holidays Rule』は『Christmas Rules』というタイトルでもリリースされているが、『Christmas Rules』は1か月遅れの11月末にイギリスでリリースされたタイトルで収録曲は全く同じ。下に貼った iTunes のリンク先も『Christmas Rules』になっている。
Paul が歌った『The Christmas Song (Chestnuts Roasting On An Open Fire)』は、今年の春先にリリースされた『Kisses On The Bottom』のときのメンバーで作られ、ピアノに Diana Krall、プロデューサーに Tommy LiPuma の名前があった。
また、『Holidays Rule』には Paul が作った『Wonderful Christmastime』が多くの有名なクリスマス・ソングのカバーに混じり、The Shins というアメリカのニュー・メキシコ州出身のインディ・バンドのカバーで収録されている。
正直、この『Holidays Rule』に参加しているバンドやアーティストで知っている名前は、やはり今年の春先に『We Are Young』が全米 No.1 になった fun. や、カナダのケベック州出身の Rufus Wainwright くらいしか知らず、逆にそれが、どの曲にも余計な先入観を与えずに新鮮な印象に繋がった。
『NOW』シリーズのクリスマス向けコンピレーション・アルバムは収録アーティストの名前や、収められている曲が有名どころで華やかな印象だが、この『Holidays Rule』はそれに比べると地味な感じが否めない。『NOW』シリーズが大勢で賑やかに楽しむのに適しているのに対し、『Holidays Rule』は家族や親しい人たちと静かに過ごすときに合いそうな感じのアルバムだ。
そういう意図も汲んで、ジャケットや同梱されたブックレットは、クリスマスを思わせるシンプルな文字と装飾だけにして、敢えてアーティストやバンドの画像を使わなかったのかもしれない。
MPL Communications と Hear Music が関わったことで Paul も参加している (のかもしれないという推測…) が、その関わり方も『Kisses On The Bottom』を踏襲しているので、Paul のネーム・バリューにしては地味な関わり方だが、それがこの『Holidays Rule』では功を奏している。
参加しているメンバーの背景を気にせず、この時期、静かな音量で BGM として楽しむのに、時間にしても1時間弱なので、『Holidays Rule』は意外に掘り出し物的な存在のアルバムかもしれない。
Holidays Rule
Sleigh Ride
by fun.
Wonderful Christmastime
by The Shins
Baby It's Cold Outside
by Rufus Wainwright feat. Sharon Van Etten
The Christmas Song (Chestnuts Roasting On An Open Fire)
by Paul McCartney
Man With The Bag
by Black Prairie feat. Sallie Ford
I Heard The Bells On Christmas Day
by The Civil Wars
Green Grows The Holly
by Calexico
We Need A Little Christmas
by AgesandAges
That's What I Want For Christmas
by Holly Golightly
May Everyday Be Christmas
by Irma Thomas with Preservation Hall Jazz Band
Blue Christmas
by Heartless Bastards
Santa Bring My Baby Back To Me
by Eleanor Friedberger
It's Beginning To Look A Lot Like Christmas
by Fruit Bats
Senor Santa
by Y La Bamba
O Come O Come, Emmanuel
by Punch Brothers
What Are You Doing New Year's Eve
by The Head And The Heart
Auld Lang Syne
by Andrew Bird
リリース当初の情報を見ていたときは、このアルバムに参加しているバンドやアーティストに知っている名前がほとんどなく興味がなかったが、Paul McCartney が創設した MPL Communications が関わっていることと、その Paul がカバーしたクリスマス・ソングも入っていることから手に入れた。
届いた『Holidays Rule』は紙スリーブのダブル・ジャケット仕様で、赤い輝くジャケットがクリスマスという雰囲気たっぷり。片方に画像もない、文字だけのシンプルなブックレットを収め、もう片方に CD が素っ気なく入っているだけだが、このシンプルさが、また気に入った。
『Holidays Rule』は『Christmas Rules』というタイトルでもリリースされているが、『Christmas Rules』は1か月遅れの11月末にイギリスでリリースされたタイトルで収録曲は全く同じ。下に貼った iTunes のリンク先も『Christmas Rules』になっている。
Paul が歌った『The Christmas Song (Chestnuts Roasting On An Open Fire)』は、今年の春先にリリースされた『Kisses On The Bottom』のときのメンバーで作られ、ピアノに Diana Krall、プロデューサーに Tommy LiPuma の名前があった。
また、『Holidays Rule』には Paul が作った『Wonderful Christmastime』が多くの有名なクリスマス・ソングのカバーに混じり、The Shins というアメリカのニュー・メキシコ州出身のインディ・バンドのカバーで収録されている。
正直、この『Holidays Rule』に参加しているバンドやアーティストで知っている名前は、やはり今年の春先に『We Are Young』が全米 No.1 になった fun. や、カナダのケベック州出身の Rufus Wainwright くらいしか知らず、逆にそれが、どの曲にも余計な先入観を与えずに新鮮な印象に繋がった。
『NOW』シリーズのクリスマス向けコンピレーション・アルバムは収録アーティストの名前や、収められている曲が有名どころで華やかな印象だが、この『Holidays Rule』はそれに比べると地味な感じが否めない。『NOW』シリーズが大勢で賑やかに楽しむのに適しているのに対し、『Holidays Rule』は家族や親しい人たちと静かに過ごすときに合いそうな感じのアルバムだ。
そういう意図も汲んで、ジャケットや同梱されたブックレットは、クリスマスを思わせるシンプルな文字と装飾だけにして、敢えてアーティストやバンドの画像を使わなかったのかもしれない。
MPL Communications と Hear Music が関わったことで Paul も参加している (のかもしれないという推測…) が、その関わり方も『Kisses On The Bottom』を踏襲しているので、Paul のネーム・バリューにしては地味な関わり方だが、それがこの『Holidays Rule』では功を奏している。
参加しているメンバーの背景を気にせず、この時期、静かな音量で BGM として楽しむのに、時間にしても1時間弱なので、『Holidays Rule』は意外に掘り出し物的な存在のアルバムかもしれない。
Holidays Rule
Sleigh Ride
by fun.
Wonderful Christmastime
by The Shins
Baby It's Cold Outside
by Rufus Wainwright feat. Sharon Van Etten
The Christmas Song (Chestnuts Roasting On An Open Fire)
by Paul McCartney
Man With The Bag
by Black Prairie feat. Sallie Ford
I Heard The Bells On Christmas Day
by The Civil Wars
Green Grows The Holly
by Calexico
We Need A Little Christmas
by AgesandAges
That's What I Want For Christmas
by Holly Golightly
May Everyday Be Christmas
by Irma Thomas with Preservation Hall Jazz Band
Blue Christmas
by Heartless Bastards
Santa Bring My Baby Back To Me
by Eleanor Friedberger
It's Beginning To Look A Lot Like Christmas
by Fruit Bats
Senor Santa
by Y La Bamba
O Come O Come, Emmanuel
by Punch Brothers
What Are You Doing New Year's Eve
by The Head And The Heart
Auld Lang Syne
by Andrew Bird
2012-12-10 13:08
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