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Green Day/『Shenanigans』 [CD]

Shenanigans.jpgGreen Day が2002年にリリースしたコンピレーション・アルバム『Shenanigans』は、国内でのリリースに際して「裏ベスト」と紹介されたようだが、厳密には、それまでにリリースしてきたシングルのカップリング曲などを集めたレア・トラック集。

なので Green Day を初めて聴く方が、この前年にリリースされたベスト盤『International Superhits!』と似た内容と思って手を出すと、あまりに知らない曲ばかりが連続することで戸惑うだろう。(安易に「裏ベスト」という言葉を使えば売れると思っている担当もどうかと思う…)

『Shenanigans』にはカバー曲もあり、4曲目には The Ramones の『Outsider』、7曲目には Fang の『I Want To Be On T.V.』、9曲目には The Kinks の『Tired Of Waiting For You』が収められている。

また最後の曲『Ha Ha You're Dead』は、このアルバム唯一の未発表曲で、ベースの Mike Dirnt が書いた曲。ここにある曲のほとんどはボーカルの Billie Joe Armstrong が書いているが、Mike は『Ha Ha You're Dead』の他に8曲目の『Scumbag』でもライターに名前があった。

『Shenanigans』は14曲もあるにも関わらず、収録時間が33分と、まるで1960年代のスタジオ・アルバムのように短い。Fang のカバーや、前述の Mike が書いた『Scumbag』はわずか1分台の曲で、他にも2分に満たない曲が2曲。3分を超す曲は未発表曲の『Ha Ha You're Dead』と、インストルメンタルの『Espionage』の2曲のみで、他は全部2分台の曲ばかりだ。

『Espionage』は1999年夏に公開された映画『Austin Powers: The Spy Who Shagged Me』にも提供され、Green Day にしては珍しいインストルメンタルだった。

珍しいタイプの曲と言えば、『Rotting』と『On The Wagon』はミッドテンポな曲で、『Espionage』とこの2曲は『Shenanigans』で Green Day にしては異質なスタイルの曲だが、このアルバムでお気に入りな曲だ。

『Shenanigans』のジャケットはスプレー缶を使って描かれたようなメンバーのイラストの他にアルバム・タイトルがなく、『Shenanigans』というタイトルは CD を収めているケースにステッカーで貼られていた。

同梱されたブックレットには、それまでのアルバム・ジャケットに混じり、3人のちょっとふざけた表情がいろいろあり、それには笑ってしまった。

ヒット曲と呼ばれる曲が少ない『Shenanigans』だが、全米アルバム・チャートでは最高27位を記録している。

Shenanigans.jpgShenanigans Shenanigans - Green Day
Suffocate
Desensitized
You Lied
Outsider
Don't Wanna Fall In Love
Espionage
I Want To Be On T.V.
Scumbag
Tired Of Waiting For You
Sick Of Me
Rotting
Do Da Da
On The Wagon
Ha Ha You're Dead

タグ:Green Day 2002


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