Eric Clapton/『Back Home』 [CD]
Eric Claptonもまた、この3月に新作『Old Sock』をリリースすると報じられ、そういえば前作はどのアルバムだったか? と思い、調べてみたらソロ名義でのスタジオ・アルバムは、2005年の『Back Home』以来、リリースしていないことに気がついた。
『Back Home』以降、JJ Cale との連名で『The Road To Escondido』を2006年にリリースし、新たなベスト盤『Complete Clapton』を2007年に、Steve Winwood とのライブを収めた『Live From Madison Square Garden』を2009年に、そして2010年にはカバー曲を収めた『Clapton』をリリースしてきたが、全てが新曲のソロ名義のアルバムとなると、この2005年の『Back Home』になる。
2010年の『Clapton』のジャケットでは年老いたな…と感じさせられたが、昨年暮れのチャリティ・コンサート『121212 The Concert For Sandy Relief』では3ピース・バンドで出演。髪も短く切り、久々に元気な姿を見せてくれた。
そんな折の新作リリースというニュースだから、『Back Home』はどんなアルバムだったか、と思い、久々に引っ張りだして聴いてみた。
全12曲でちょうど1時間の『Back Home』は、ここ数作でお馴染みの Simon Climie との共同プロデュース。Simon とはオープニングの『So Tired』を含め、5曲を共作している。(それにしても1曲目に、このタイトルはないんじゃない…?)
ここ一連の Simon Climie とのコラボレーションには、いろいろと意見もあるようだが、共作した中の1曲、レゲエ調の『Revolution』は、このアルバムで好きな曲のひとつだ。
タイトル曲を含め6曲が、この『Back Home』用に新たに書き上げられた新曲で、他半分の6曲のうち、『I'm Going Left』は Stevie Wonder の1974年のカバー。続く『Love Don't Love Nobody』も1974年の The Spinners のカバー。そして『Love Comes To Everyone』は1979年に George Harrison がリリースしたセルフ・タイトルのアルバムに収録された曲だった。
他の3曲は Eric Clapton 以外のライターによる曲で、『Lost And Found』と『Piece Of My Heart』では、最近、スタジオやライブで共演の多い Doyle Bramhall II がライターにある曲。この2曲に続く『One Day』は Amy Grant の夫 Vince Gill がライターのひとりにある曲だった。
ハモンド・オルガンには Billy Preston の名があったり、ゲストには Steve Winwood の名前も。そしてリズム隊には Steve Gadd や Nathan East と、いつものメンバーがいて、久々に女性コーラスやホーン・セクションも多くフューチャーしている『Back Home』。
Eric Clapton だとすぐに分かるギター・ソロもあるし、ここに収められた新曲も悪くはないのだが、反面、アルバムを代表するような曲も少ない。リラックスした雰囲気の中で作られたアルバムに感じるが、もっとインパクトの強い、記憶に残る一曲が欲しかったアルバムだ。
Back Home
So Tired
Say What You Will
I'm Going Left
Love Don't Love Nobody
Revolution
Love Comes To Everyone
Lost And Found
Piece Of My Heart
One Day
One Track Mind
Run Home To Me
Back Home
『Back Home』以降、JJ Cale との連名で『The Road To Escondido』を2006年にリリースし、新たなベスト盤『Complete Clapton』を2007年に、Steve Winwood とのライブを収めた『Live From Madison Square Garden』を2009年に、そして2010年にはカバー曲を収めた『Clapton』をリリースしてきたが、全てが新曲のソロ名義のアルバムとなると、この2005年の『Back Home』になる。
2010年の『Clapton』のジャケットでは年老いたな…と感じさせられたが、昨年暮れのチャリティ・コンサート『121212 The Concert For Sandy Relief』では3ピース・バンドで出演。髪も短く切り、久々に元気な姿を見せてくれた。
そんな折の新作リリースというニュースだから、『Back Home』はどんなアルバムだったか、と思い、久々に引っ張りだして聴いてみた。
全12曲でちょうど1時間の『Back Home』は、ここ数作でお馴染みの Simon Climie との共同プロデュース。Simon とはオープニングの『So Tired』を含め、5曲を共作している。(それにしても1曲目に、このタイトルはないんじゃない…?)
ここ一連の Simon Climie とのコラボレーションには、いろいろと意見もあるようだが、共作した中の1曲、レゲエ調の『Revolution』は、このアルバムで好きな曲のひとつだ。
タイトル曲を含め6曲が、この『Back Home』用に新たに書き上げられた新曲で、他半分の6曲のうち、『I'm Going Left』は Stevie Wonder の1974年のカバー。続く『Love Don't Love Nobody』も1974年の The Spinners のカバー。そして『Love Comes To Everyone』は1979年に George Harrison がリリースしたセルフ・タイトルのアルバムに収録された曲だった。
他の3曲は Eric Clapton 以外のライターによる曲で、『Lost And Found』と『Piece Of My Heart』では、最近、スタジオやライブで共演の多い Doyle Bramhall II がライターにある曲。この2曲に続く『One Day』は Amy Grant の夫 Vince Gill がライターのひとりにある曲だった。
ハモンド・オルガンには Billy Preston の名があったり、ゲストには Steve Winwood の名前も。そしてリズム隊には Steve Gadd や Nathan East と、いつものメンバーがいて、久々に女性コーラスやホーン・セクションも多くフューチャーしている『Back Home』。
Eric Clapton だとすぐに分かるギター・ソロもあるし、ここに収められた新曲も悪くはないのだが、反面、アルバムを代表するような曲も少ない。リラックスした雰囲気の中で作られたアルバムに感じるが、もっとインパクトの強い、記憶に残る一曲が欲しかったアルバムだ。
Back Home
So Tired
Say What You Will
I'm Going Left
Love Don't Love Nobody
Revolution
Love Comes To Everyone
Lost And Found
Piece Of My Heart
One Day
One Track Mind
Run Home To Me
Back Home
タグ:Eric Clapton 2005
2013-01-28 14:35
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