The Rolling Stones/『Crossfire Hurricane』 [いろいろと…]
今日紹介する The Rolling Stones の約2時間に及ぶドキュメンタリー映画『Crossfire Hurricane』は2012年に公開され、DVD や Blu-ray 化もされたが、スカパー! や地上波でもオンエアされ、先日、ようやく録画しておいたスカパー! での映像を見た。
50年という節目に現在のメンバー、Mick Jagger、Keith Richards、Charlie Watts、Ronnie Wood の4人が中心に過去を振り返り、当時の映像に様々なコメントを付けるかたちで進行していく。(但し、コメントするメンバー達の現在の映像は一切なし!)
コメントをするのは他にも過去に在籍していた Bill Wyman と Mick Taylor もいて、残念ながら亡くなった Brian Jones のコメントも当時のモノを使い、他のメンバーたちの現在のコメントに上手く溶け込んでいた。
「50年」という話題もあって作られたドキュメンタリーだが、約2時間の中心は1972年を境にした前後3年間が主で、そこを中心にバンドが結成された頃を含む1960年代の話題はとても豊富だが、1972年以降、特に Ronnie が加入してからの話題はアッサリ (いや、バッサリとするのがふさわしい…?) と纏められてしまっている。
Brian Jones が突然亡くなったという話題のあたりから、オルタモントの悲劇を振り返る Mick や Keith のコメントは、このドキュメント向けに新たに収録された最新の内容だが、その言葉のひとつひとつは、とても重い。
この頃が『Crossfire Hurricane』のハイライトだが、この当時に作られた曲がまた、The Rolling Stones を代表する曲ばかりだった。
この頃の曲をただ CD やレコードを通して聴くだけでなく、その当時の時代背景を改めて知った上で、この1972年を軸としたスタジオ・アルバムの幾つかを、また聴いてみたくもなった。
スタジオ・アルバムの他に、一昨年から StonesArchive.com で公開された1973年や1975年のライブもまた、最初から聴いてみたいという気持ちにもなった。
StonesArchive.com では結局、1960年代のライブ音源が1つも登場しなかったが、その理由は ABKCO との権利も影響していると思っていたが、『Crossfire Hurricane』の中では、1960年代のステージ映像が幾つかあった。
しかし、当時はファンがステージに雪崩れ込み、最後まで演奏ができた機会が少なかったともコメントがあり、メンバー間では何分ステージが持つか、始まる前に話していたこともあったらしい。
そんな事情も知ると、Brian Jones が在籍していた頃のライブ音源は、まともな完パケとして残っていないようにも思えた。
約2時間、腰を据えて見ていると、いろいろと思うことがあり、あっという間のエンディングだった。1981年の全米ツアー以降がバッサリ割愛されているので「50年」を期待して見ていると、「えぇ~、これでオシマイ…?」と思わされるが、それ以降のバンドの歴史は、それ以前の激動に比べると、あまりに些細なことばかりなのかもしれない。
とは言うものの、Bill の脱退や、Mick と Keith の確執、そして和解があっての活動再開もあったのだから、それらも敢えて触れて欲しかったという思いも巡った。
さて、1972年を境に、どのアルバムから聴いてみようかな…、という気持ちになった The Rolling Stones のドキュメンタリー『Crossfire Hurricane』だった。
50年という節目に現在のメンバー、Mick Jagger、Keith Richards、Charlie Watts、Ronnie Wood の4人が中心に過去を振り返り、当時の映像に様々なコメントを付けるかたちで進行していく。(但し、コメントするメンバー達の現在の映像は一切なし!)
コメントをするのは他にも過去に在籍していた Bill Wyman と Mick Taylor もいて、残念ながら亡くなった Brian Jones のコメントも当時のモノを使い、他のメンバーたちの現在のコメントに上手く溶け込んでいた。
「50年」という話題もあって作られたドキュメンタリーだが、約2時間の中心は1972年を境にした前後3年間が主で、そこを中心にバンドが結成された頃を含む1960年代の話題はとても豊富だが、1972年以降、特に Ronnie が加入してからの話題はアッサリ (いや、バッサリとするのがふさわしい…?) と纏められてしまっている。
Brian Jones が突然亡くなったという話題のあたりから、オルタモントの悲劇を振り返る Mick や Keith のコメントは、このドキュメント向けに新たに収録された最新の内容だが、その言葉のひとつひとつは、とても重い。
この頃が『Crossfire Hurricane』のハイライトだが、この当時に作られた曲がまた、The Rolling Stones を代表する曲ばかりだった。
この頃の曲をただ CD やレコードを通して聴くだけでなく、その当時の時代背景を改めて知った上で、この1972年を軸としたスタジオ・アルバムの幾つかを、また聴いてみたくもなった。
スタジオ・アルバムの他に、一昨年から StonesArchive.com で公開された1973年や1975年のライブもまた、最初から聴いてみたいという気持ちにもなった。
StonesArchive.com では結局、1960年代のライブ音源が1つも登場しなかったが、その理由は ABKCO との権利も影響していると思っていたが、『Crossfire Hurricane』の中では、1960年代のステージ映像が幾つかあった。
しかし、当時はファンがステージに雪崩れ込み、最後まで演奏ができた機会が少なかったともコメントがあり、メンバー間では何分ステージが持つか、始まる前に話していたこともあったらしい。
そんな事情も知ると、Brian Jones が在籍していた頃のライブ音源は、まともな完パケとして残っていないようにも思えた。
約2時間、腰を据えて見ていると、いろいろと思うことがあり、あっという間のエンディングだった。1981年の全米ツアー以降がバッサリ割愛されているので「50年」を期待して見ていると、「えぇ~、これでオシマイ…?」と思わされるが、それ以降のバンドの歴史は、それ以前の激動に比べると、あまりに些細なことばかりなのかもしれない。
とは言うものの、Bill の脱退や、Mick と Keith の確執、そして和解があっての活動再開もあったのだから、それらも敢えて触れて欲しかったという思いも巡った。
さて、1972年を境に、どのアルバムから聴いてみようかな…、という気持ちになった The Rolling Stones のドキュメンタリー『Crossfire Hurricane』だった。
2013-02-01 20:36
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)▲ページトップ▲
コメント 0