Jeff Lynne、4月末に旧譜2枚とライブ盤をリリース！

本当に、この春は注目のアルバムがリリース・ラッシュになる。2012年に Electric Light Orchestra (以下、ELO) での新装ベスト盤『Mr. Blue Sky』と、ソロ名義での新作『Long Wave』をリリースした Jeff Lynne が、その両方のアルバムでチラっと告知していた内容を、自らの公式サイトで詳細を明らかにした。

その内容を抜粋すると、4月23日に ELO 名義での『Electric Light Orchestra Live』と『ZOOM』の2枚、Jeff が1990年にリリースしたソロ・デビュー盤『Armchair Theatre』の合計3枚がリリースされる。

『Electric Light Orchestra Live』は2001年にテレビ放送向けに行われたロサンゼルスでのライブを収録した内容で、当時、この内容は DVD でリリースされたが、今回の CD リリースでは当時の DVD に含まれなかった4曲を追加収録。そして、さらに2曲のスタジオ収録曲がボーナス曲として収められるそうだ。

2001年リリースの『ZOOM』は現時点で ELO 名義のラスト・アルバムだが、こちらはリマスター盤としてリイシューされる。ELO 名義だったが、ほとんど Jeff のソロ・アルバムのようでもあった『ZOOM』。そのリマスター盤ではさらに Jeff の手によりサウンドに磨きがかけられているかもしれない。こちらにも2曲のボーナス・トラックが収録され、そのうちの1曲は『Electric Light Orchestra Live』と同じ音源からの『Turn To Stone』とあり、この1曲だけはそのライブ盤にも未収録な曲だ。

そして、最後は Jeff が1990年にリリースしたソロ名義で初めてのスタジオ・アルバム『Armchair Theatre』で、これは長らく廃盤状態で入手困難なアルバムだった。ゲストに Tom Petty や George Harrison、ELO のメンバー Richard Tandy を迎えて作られたこのソロ・アルバムもまたリマスターされ、2曲の未発表曲を伴ってリイシューされる。

トラック・リストなど、さらなる詳細は Jeff の公式サイトを参照して欲しいが、これら3枚のジャケットも発表されていて、『ZOOM』はオリジナル盤より明るいイラストへリニューアルされてリイシューされるようだ。1986年のアルバム『Balance Of Power』以来のアルバムとして期待された『ZOOM』が、Jeff 本人の新たなリマスターで、さらにジャケットも新装され、どんな雰囲気に仕上がっているか、新作並の期待をこの新装版『ZOOM』には期待してしまう。

手元になかった Jeff 関連のアルバムで唯一欠けていた『Armchair Theatre』も、これでようやく揃う。本当に、この春は聴きたいアルバムのリリース・ラッシュだ。

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