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Prince/『3121』 [CD]

3121.jpg最近、新曲を矢継ぎ早にリリースして楽しませてくれている Prince が2000年代中盤にリリースしたスタジオ・アルバムが、この『3121』という数字を並べたタイトルのアルバムだった。

この『3121』には、ロサンゼルスにある Prince のスタジオの住所だとか、聖書からの引用だとか、諸説がいろいろあるようだが、どれが本当のことなのか未だによく分からない。だが、それがまた Prince らしくもあった。

2000年代に入ってからの Prince はこの前作『Musicology』で1990年代の低迷 (なのか…?) から復活。この『3121』は意外にも Prince のスタジオ・アルバムで初めて全米アルバム・チャートに No.1 で初登場を記録した。

また、全米チャートで No.1 になった Prince のアルバムは、遡ること1989年の『BATMAN』以来のことだった。

ここ最近、新曲を立て続けにリリースしていることから、久しぶりに Prince のアルバムが聴きたくなり、この『3121』を聴いているが、PC に録り込んだ全12曲を、PC に繋いだ外部スピーカーで聴くより、ヘッドホンを通して聴くのが適していて、低音の迫力や、時々 Prince のボーカルに被る (絡みつくという表現が妥当…??) 女性ボーカルがとても艶かしく聴こえる。

このアルバムに参加している女性ボーカルは Támar とクレジットされているが、この Támar こと、Ashley Támar Davis は1990年に Girl's Tyme というグループで Destiny's Child の Beyoncé Knowles と Kelly Rowland と活動したキャリアもあり、2011年には『My Name Is Tamar』というソロ・アルバムもリリースしている。

『3121』の後半に登場する『Fury』は最近リリースしている新曲にも似たスタイルで、『3121』ではお気に入りな曲のひとつ。

オープニングのタイトル曲はウネウネとした如何にも Prince らしいと思える曲で好き嫌いが分かれそうだが、この『Fury』は Prince にしてはポップな曲でチャートの受けも良さそう。だが『3121』からの3rdシングルとしてカットされた全英チャートでは最高60位止まりだった。

『3121』に参加しているホーン・セクションには Candy Dulfer や Maceo Parker の名前があり、アルバムの最後は Candy ら4人のホーン・セクションに Sheila E. のパーカッションも加わる、6分以上にも及ぶ『Get On The Boat』で締め括られる。

アルバム後半には前述の Támar と Prince のデュエット『Beautiful, Loved And Blessed』もあって、これもなかなかの佳曲。

今、聴いても、とても好きなアルバムの『3121』で、これからリリースされるであろう新作も期待をしているが、前作『Musicology』も含め、過去の膨大な旧譜カタログも Prince ならではの面白い方法で、ぜひリイシューを計画してほしいものだ。

3121.jpg3121
3121
Lolita
Te Amo Corazon
Black Sweat
Incense And Candles
Love
Satisfied
Fury
The Word
Beautiful, Loved And Blessed
The Dance
Get On The Boat
タグ:Prince 2006


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