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ロック・クラシック入門 [いろいろと…]

BasicGuideToRockClassics.jpg今回もまた、いつもの CD (アルバム) 紹介ではなく、書籍についての話題、『ロック・クラシック入門』という、約260頁に及ぶ2007年夏に出版された本を紹介。

副題に「重要アーティスト&名盤徹底ガイド」とある本書だが、1枚のアルバムを詳細に解説したガイドブックという体裁ではない。1950年代から1980年代を大きく6章に分け、それを縦の時間軸に、そして横軸に様々なロックのジャンルを展開し、その時代とジャンルを代表するアルバムを紹介するという体裁のガイドブックになっている。

登場するアーティスト (バンド) の数は289組。アルバムの総数は477枚にわたる。

1頁が縦4段の構成で、アーティストの解説は基本1段を使い、重要アーティストになると2段を使って解説。そのアーティストの重要なアルバム紹介も基本1段だが、「Greatest」とマークが付けられた重要アルバムは収録曲も掲載して2段を使って解説されている。

1950年代から1980年代という30年間が対象なので、各年代に代表的なアルバムがあるアーティストは、章をまたがっても解説され、時代の変遷に伴ったそのアーティストの変化についても触れられている。

リアルタイムにロックを聴き始めた頃の1970年代後半から1980年代にかけてのアーティストやバンドが出てくると懐かしい思いになるが、その当時聴いたアーティストがそれ以前にどんなスタイルだったとか、どんなアルバムが代表的な存在だったのかを知ることもできた。

また、この本で登場するようなアーティストの CD (アルバム) がリイシューされる際に、どんな背景を持ったアーティストで、どんなアルバムをまず初めに聴くといいのか…などを確認するにも重宝なガイドブックだ。

手に入れた当初は最初の頁から順番に読んで、ロックの歴史を1950年代から追いかけていくのが面白かったが、一度読んだ後は、時々引っ張りだしてきて、パッと開いたところに紹介されているアーティストを改めて読んでみても面白いし、前述の CD リイシュー時の参考として今も本書は活躍している。

対象となるアーティストやアルバムがロックなので、これをもっと幅広くポップスに拡大したバージョンや、1980年代以降から2000年代に至る、次の30年間についての続編が欲しいなとも思っている本書だが、1980年代以降はもう「ロック・クラシック」と呼べないかな…?


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コメント 2

jamken

ここんばんは、jamken といいます。
もしかしたら、ワタクシと時代が一致するかも知れませんね。私も70年代の後半から聞き始めました。私の当時のガイド本はローリングストーン誌の分厚いガイド本です。今では古臭いですが。
ところでこのクラッシックは見てみたいと思いました。
by jamken (2013-02-27 19:47) 

MCMLXV_65

こんばんは、jamkenさん。ローリング・ストーン誌の分厚いガイド本って、私も知っているモノかも?
今回紹介した本は2007年に出版されましたが、それから、もう6年が経っています。これの改訂版、もしくは増補版が出版されないかな?と期待しますが、どうでしょう…?
by MCMLXV_65 (2013-02-27 21:28) 

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