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Green Day/『¡DOS!』 [CD]

Dos.jpg2012年に Green Day がリリースした三部作の真ん中にあたるスタジオ・アルバムが、この『¡DOS!』。いきなりアコースティックな『See You Tonight』で意表を突かれるが、続く『F**k Time』で Green Day らしさがすぐ戻ってくる。

この『F**k Time』は Green Day のサイド・プロジェクト Foxboro Hot Tubs で既に披露済みの曲だったらしく、Green Day によるバージョンはそれもあって安定感がたっぷり。

前作『¡UNO!』がパーティ前を想定していたとすれば、この二作目の『¡DOS!』は、そのパーティの最中に相当すると、ボーカルの Billie Joe Armstrong がコメントしている。

そう考えると1曲目の『See You Tonight』はパーティに入る前のイントロで、2曲目の『F**k Time』でそのパーティが開幕。ここからの約40分、パーティは Green Day をステージに迎え一気に突き進んでいく。

ステージの前半を一気に飛ばし、5曲目の『Wild One』でスローなテンポに落として暫しのブレイクを挟むが、その余韻も一瞬だけ。ステージは後半に突入し、『¡DOS!』からのリード・シングルになった『Stray Heart』も飛び出す。

後半にはゲストも登場。Mystic Knights of the Cobra の女性ボーカル Lady Cobra をそのままタイトルにした『Lady Cobra』に続き、その本人である Lady Cobra が『Nightlife』で Green Day の曲では珍しいラップを披露する。

ちなみにこの Lady Cobra 、『¡DOS!』の裏ジャケットにこの三部作と同じような画像処理を施され登場している。

そして、楽しかったパーティは『¡DOS!』で一番長い曲『Wow! That's Loud』でひとまず終了。この『Wow! That's Loud』のエンディングは、いかにも約40分のステージがここで終わり! といったスタイルだ。

そしてアンコールに Amy Winehouse に捧げたというスローな『Amy』をプレイ。この三部作をリリースと同時にリハビリ施設に入ってしまったボーカルの Billie Joe にとっては皮肉な曲に思えた。

三部作は『¡DOS!』の前後のアルバムが12曲入りで、『¡DOS!』だけが13曲収録だったが、『Amy』がなく『Wow! That's Loud』で終わっていても良かったように感じられた。パーティの最中に相当するアルバムなので、1曲アンコールにあたる曲を追加したようにも感じた。

と、このような流れを考えると『¡DOS!』もまた面白いアルバムで、巷の評価は『¡UNO!』に劣ると言われているようだが、個人的には『¡DOS!』も好きなアルバムだった。

ロック・オペラな頃の Green Day より、それ以前の Green Day が好きだから『¡DOS!』もすんなりとハマるアルバムだった。

Dos.jpg!DOS! !Dos! - Green Day
See You Tonight
F**k Time
Stop When The Red Lights Flash
Lazy Bones
Wild One
Makeout Party
Stray Heart
Ashley
Baby Eyes
Lady Cobra
Nightlife
Wow! That's Loud
Amy
タグ:Green Day 2012


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