Green Day/『¡TRÉ!』 [CD]
当初のリリース日は2013年1月と、前作、前々作の間隔と同様、2か月おきにリリースされる予定だった三部作の最後を飾る『¡TRÉ!』。
だが、Billie Joe Armstrong が予定外のリハビリ施設入りとなってしまい、2012年から今年にかけてのツアーが全てキャンセル。その代わり (埋め合わせ?) を兼ねて『¡TRÉ!』は予定を繰り上げ『¡DOS!』の翌月、2012年12月にリリースされた。
個人的には今回の三部作がリリースされると聞いた昨年秋、最後の『¡TRÉ!』が聴けるまで4か月もあるのか…と思っていたので、この繰り上がりは素直に嬉しかった。(ブログで紹介するのは、全然、昨年中にできなかったが…)
Billie Joe の言葉によると、この『¡TRÉ!』はパーティが終わった後、その喧騒の後片付けをしている頃を表すアルバムだという。
『¡DOS!』がパーティ真っ最中を謳ったアルバムで、そのステージを見ているかのような流れだったのに対し、この『¡TRÉ!』は Billie Joe の言葉を聞いた後だと、いかにもパーティが終わった後の物哀しさを感じてしまう。
とは言うものの、2曲目の『Missing You』、6曲目の『Sex, Drugs & Violence』、11曲目の『99 Revolutions』と、『¡DOS!』にあっても似合いそうな、これまた Green Day らしさを十二分感じる曲も、そこかしこにある。
ストリングスも入る1曲目の『Brutal Love』や、ピアノの音が感傷的な最後の曲『The Forgotten』を聴くと、Green Day によるこの三部作、全37曲、2時間を超える楽しいパーティも本当に終わりなんだ…とも感じてしまった。
特に『¡TRÉ!』の終盤4曲、『Walk Away』から『The Forgotten』はその想いが一層募る。6分半近い大作『Dirty Rotten Bastards』は三部作の前のロック・オペラな頃の Green Day も思い起こす。
続いて、もう一度弾ける曲『99 Revolutions』を挟んでのラスト『The Forgotten』と、この終盤の4曲は三部作の最後を締め括るにふさわしい流れだった。
『¡UNO!』『¡DOS!』『¡TRÉ!』と3枚のアルバムに分かれ、それら1枚ずつはコンパクトに。そして、それぞれがパーティ前、パーティの最中、パーティの後と Billie Joe がコメントしたように、3枚にある全37曲を通して『American Idiot』や『21st Century Breakdwn』のような物語性も持たせた。
今回の三部作、捨て曲がひとつもない…とは言わないが、好きになった曲は多かった。それらだけを集めて1枚のアルバムにすれば…とも思ったが、この3枚にある37曲は、このかたちである必然性があったのだろう。
だが、今回こんなに多くの曲を一気に作ってしまった Green Day は、今後、どこに向かって進んでいくのだろう。
!TRE!
Brutal Love
Missing You
8th Avenue Serenade
Drama Queen
X-Kid
Sex, Drugs & Violence
A Little Boy Named Train
Amanda
Walk Away
Dirty Rotten Bastards
99 Revolutions
The Forgotten
だが、Billie Joe Armstrong が予定外のリハビリ施設入りとなってしまい、2012年から今年にかけてのツアーが全てキャンセル。その代わり (埋め合わせ?) を兼ねて『¡TRÉ!』は予定を繰り上げ『¡DOS!』の翌月、2012年12月にリリースされた。
個人的には今回の三部作がリリースされると聞いた昨年秋、最後の『¡TRÉ!』が聴けるまで4か月もあるのか…と思っていたので、この繰り上がりは素直に嬉しかった。(ブログで紹介するのは、全然、昨年中にできなかったが…)
Billie Joe の言葉によると、この『¡TRÉ!』はパーティが終わった後、その喧騒の後片付けをしている頃を表すアルバムだという。
『¡DOS!』がパーティ真っ最中を謳ったアルバムで、そのステージを見ているかのような流れだったのに対し、この『¡TRÉ!』は Billie Joe の言葉を聞いた後だと、いかにもパーティが終わった後の物哀しさを感じてしまう。
とは言うものの、2曲目の『Missing You』、6曲目の『Sex, Drugs & Violence』、11曲目の『99 Revolutions』と、『¡DOS!』にあっても似合いそうな、これまた Green Day らしさを十二分感じる曲も、そこかしこにある。
ストリングスも入る1曲目の『Brutal Love』や、ピアノの音が感傷的な最後の曲『The Forgotten』を聴くと、Green Day によるこの三部作、全37曲、2時間を超える楽しいパーティも本当に終わりなんだ…とも感じてしまった。
特に『¡TRÉ!』の終盤4曲、『Walk Away』から『The Forgotten』はその想いが一層募る。6分半近い大作『Dirty Rotten Bastards』は三部作の前のロック・オペラな頃の Green Day も思い起こす。
続いて、もう一度弾ける曲『99 Revolutions』を挟んでのラスト『The Forgotten』と、この終盤の4曲は三部作の最後を締め括るにふさわしい流れだった。
『¡UNO!』『¡DOS!』『¡TRÉ!』と3枚のアルバムに分かれ、それら1枚ずつはコンパクトに。そして、それぞれがパーティ前、パーティの最中、パーティの後と Billie Joe がコメントしたように、3枚にある全37曲を通して『American Idiot』や『21st Century Breakdwn』のような物語性も持たせた。
今回の三部作、捨て曲がひとつもない…とは言わないが、好きになった曲は多かった。それらだけを集めて1枚のアルバムにすれば…とも思ったが、この3枚にある37曲は、このかたちである必然性があったのだろう。
だが、今回こんなに多くの曲を一気に作ってしまった Green Day は、今後、どこに向かって進んでいくのだろう。
!TRE!
Brutal Love
Missing You
8th Avenue Serenade
Drama Queen
X-Kid
Sex, Drugs & Violence
A Little Boy Named Train
Amanda
Walk Away
Dirty Rotten Bastards
99 Revolutions
The Forgotten
2013-04-29 13:30
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