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The Rolling Stones/『No Security』 [CD]

NoSecurity.jpg50 & Counting... Tour を、いよいよスタートさせた The Rolling Stones はその初日に、いきなり過去に一度もライブでプレイしたことのない曲『The Emotional Rescue』を披露。

この1998年にリリースしたライブ盤『No Security』も、あまりライブで聴いたことのない曲がいろいろ詰まっていた。

だが、そんなレア曲満載の『No Security』は、The Rolling Stones の数多いライブ盤の中で、最も人気がない一枚。今回、ブログで取り上げるに際し、iTunes へのリンクを探したら『No Security』は今、iTunes でも取扱いがなかった。

大手の某中古ショップには3桁台、それも低額な3桁台で容易に見つかる『No Security』。過去のアルバムがリマスターされリイシューされるときにライブ盤は、その対象から外れる場合が多い。しかし先日のリイシューでは珍しくライブ盤がラインアップに含まれていたが、この『No Security』だけは、なぜか含まれていなかった。

1998年のオリジナル・リリース時、日本盤は約10日、海外盤より早くリリースされ、『Respectable』の後というアルバムの途中には日本盤だけのボーナス・トラック『I Just Wanna Make Love To You』が挟み込まれていた。

珍しいライブでの曲が多い『No Security』だが、オーストリア公演でのファンを写したこのジャケットも不評な原因のひとつに挙げられる。

だが、この表紙を含む同梱ブックレットの中にあるメンバー4人の画像は、なかなかいい写りの画像ばかり。なぜ、このような画像を表のジャケットに使おうとしなかったのか、それも大いに疑問に感じた。

1997年にリリースしたスタジオ・アルバム『Bridges To Babylon』に伴うワールド・ツアーでは、1960年代の曲がやはり多くプレイされたが、この『No Security』には1970年代以降の曲も多く選ばれ、最新作からは『Flip The Switch』『Saint Of Me』『Thief In The Night』『Out Of Control』と、ライブのイントロを除く全14曲中で4曲もあった。

また、5曲目の『Memory Motel』では Dave Matthews を、続く『Corinna』では Taj Mahal をゲストに迎えてのライブ・バージョンが収録されていた。

1998年のリリース当時は、かなり不評で正直、今現在もあまり評判の良くない『No Security』だが、そんな悪評判ゆえ、一部ではそんな内容がいいと、天邪鬼な意見もある。

中古屋では安く、その数も溢れているにも関わらず、正規な公式アイテムとしてリイシューの対象からも外れ手に入りづらいライブ盤の『No Security』。ちょっと違うライブ・バージョンが聴きたい方にはお薦めの一枚だが、それ以外の方には退屈に感じるライブ盤かもしれない。

NoSecurity.jpgNo Security
Intro
You Got Me Rocking
Gimme Shelter
Flip The Switch
Memory Motel
Corinna
Saint Of Me
Waiting For A Friend
Sister Morphine
Live With Me
Respectable
I Just Wanna Make Love To You (Japanese Bonus Track)
Thief In The Night
The Last Time
Out Of Control


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