Roxette/『Look Sharp!』 [CD]
きのう紹介したベスト盤を聴いたら、Roxette の名前が世界中に知れ渡るきっかけになった、この1988年秋にリリースされた 2nd アルバムの『Look Sharp!』が聴きたくなり、引っ張り出してきた。
ここには『The Look』『Dressed For Success』『Listen To Your Heart』『Dangerous』という全米チャートを賑わせた4曲があり、この中で『The Look』と『Listen To Your Heart』の2曲は翌1989年の春と秋にそれぞれ全米 No.1 になった。
アルバム『Look Sharp!』はこれらのシングル・ヒットのおかげもあり、長い期間をかけて売上げが伸び、アメリカでは100万枚のプラティナ・ディスクに、世界中でのセールスは900万枚を突破した。
Roxette はスウェーデンでのデビュー盤『Pearls Of Passion』を1986年秋にリリースしていたが、世界的に Roxette の名前が広く知れるようになったのは、この『Look Sharp!』だったので、長い間、こちらがデビュー盤だと、ずっと勘違いをしていた。
だが、『Look Sharp!』がいきなりリリースと同時に世界各地でヒットしたわけではなく、当初、母国スウェーデンでは2曲がシングルとしてリリースされヒットしていたが、それは母国スウェーデンの中だけのことだった。
Roxette の名前がスウェーデン国外でも知られるきっかけになったのは『The Look』という曲で、当時、スウェーデンにいたアメリカからの留学生が『The Look』を聴き、故郷のミネアポリスに帰った際にこの曲を含むアルバム『Look Sharp!』を地元のラジオ局に紹介した。
そのラジオ局が『The Look』をオンエアすると、たちまち反響があり、それが他のラジオ局にも広まり、遂にはアメリカ国内にジワジワと、その評判が知れ渡るようになったという。
その後の Roxette の活躍は周知の通りで、『The Look』の1曲だけでなく、続く『Dressed For Success』も全米チャートで最高2位まで上昇。そして3枚目のシングル、Marie Fredriksson のボーカルが冴えるバラード『Listen To Your Heart』が2曲目の全米 No.1 に輝き、Roxette は『The Look』の1曲だけではないということを証明してみせた。
今、もう一度アルバム『Look Sharp!』を聴くと、全米チャートでヒットした4曲以外の曲は、いかにも1980年代後半! という曲が多く、少し古めかしい感じもする。
だが、それらの中にも『Cry』や『Shadow Of A Doubt』という佳曲があり、アルバム全体の雰囲気は、スウェーデン出身の先輩格 ABBA 譲りのポップな感覚が詰まっている。
正統派のポップ・ミュージックがスウェーデンから届けられたというのも、ヘンな感じだが、『Look Sharp!』というアルバムは、そこかしこに1980年代後半という懐かしい想いがある一枚だと思う。
Look Sharp!
The Look
Dressed For Success
Sleeping Single
Paint
Dance Away
Cry
Chances
Dangerous
Half A Woman, Half A Shadow
View From A Hill
Shadow Of A Doubt
Listen To Your Heart
ここには『The Look』『Dressed For Success』『Listen To Your Heart』『Dangerous』という全米チャートを賑わせた4曲があり、この中で『The Look』と『Listen To Your Heart』の2曲は翌1989年の春と秋にそれぞれ全米 No.1 になった。
アルバム『Look Sharp!』はこれらのシングル・ヒットのおかげもあり、長い期間をかけて売上げが伸び、アメリカでは100万枚のプラティナ・ディスクに、世界中でのセールスは900万枚を突破した。
Roxette はスウェーデンでのデビュー盤『Pearls Of Passion』を1986年秋にリリースしていたが、世界的に Roxette の名前が広く知れるようになったのは、この『Look Sharp!』だったので、長い間、こちらがデビュー盤だと、ずっと勘違いをしていた。
だが、『Look Sharp!』がいきなりリリースと同時に世界各地でヒットしたわけではなく、当初、母国スウェーデンでは2曲がシングルとしてリリースされヒットしていたが、それは母国スウェーデンの中だけのことだった。
Roxette の名前がスウェーデン国外でも知られるきっかけになったのは『The Look』という曲で、当時、スウェーデンにいたアメリカからの留学生が『The Look』を聴き、故郷のミネアポリスに帰った際にこの曲を含むアルバム『Look Sharp!』を地元のラジオ局に紹介した。
そのラジオ局が『The Look』をオンエアすると、たちまち反響があり、それが他のラジオ局にも広まり、遂にはアメリカ国内にジワジワと、その評判が知れ渡るようになったという。
その後の Roxette の活躍は周知の通りで、『The Look』の1曲だけでなく、続く『Dressed For Success』も全米チャートで最高2位まで上昇。そして3枚目のシングル、Marie Fredriksson のボーカルが冴えるバラード『Listen To Your Heart』が2曲目の全米 No.1 に輝き、Roxette は『The Look』の1曲だけではないということを証明してみせた。
今、もう一度アルバム『Look Sharp!』を聴くと、全米チャートでヒットした4曲以外の曲は、いかにも1980年代後半! という曲が多く、少し古めかしい感じもする。
だが、それらの中にも『Cry』や『Shadow Of A Doubt』という佳曲があり、アルバム全体の雰囲気は、スウェーデン出身の先輩格 ABBA 譲りのポップな感覚が詰まっている。
正統派のポップ・ミュージックがスウェーデンから届けられたというのも、ヘンな感じだが、『Look Sharp!』というアルバムは、そこかしこに1980年代後半という懐かしい想いがある一枚だと思う。
Look Sharp!
The Look
Dressed For Success
Sleeping Single
Paint
Dance Away
Cry
Chances
Dangerous
Half A Woman, Half A Shadow
View From A Hill
Shadow Of A Doubt
Listen To Your Heart
2013-06-07 20:55
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