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Blondie/『Autoamerican』 [CD]

Autoamerican派手なインスト曲で幕を開けるBlondieの『Autoamerican』は、シングル・ヒット曲『The Tide Is High』と『Rapture』を収録。前者はレゲエを、後者はラップを大胆に取り入れながらも、ボーカルのDeborah Harryの甘い囁くような声で、すぐにBlondieの曲と分かる。

この2曲はともにシングル・チャートでNo.1を獲得し、『Rapture』は全米ダンス・チャートでもNo.1に輝いた。

レゲエ、ラップ以外にもジャズ調な『Here's Looking At You』や『Faces』と、このアルバムでBlondieはいろいろなスタイルに挑戦。それまでのキャッチーなポップ路線から脱却を図ったかのようだった。

また、『Autoamerican』の発表された1980年初頭にBlondieは映画『American Gigolo』に『Call Me』を提供。Giorgio MoroderとDeborah Harryの共作による『Call Me』は、全米と全英の双方でNo.1を獲得。特に全米チャートでは何週もトップに君臨し、100万枚のセールスを記録と、Blondie最大のシングル・ヒットになった。

この『Call Me』には8分を越えるバージョンがあり、それがこの『Autoamerican』に現在ボーナス曲として追加収録され、これがこのアルバムの価値を更に高めていると思う。

『Call Me』は当時FMでもよく流され、通常は3分強のシングル・バージョンがかかるのだが、たまにしか放送されないロング・バージョンをカセットテープに録りたくて、毎週FM番組誌を欠かさずチェックしていたこともあった。

今やCheap Trickと同じく若いバンドから大きなリスペクトを集めるBlondie。Deborah Harryは1945年生まれだから、この頃は35歳前後。しかし、毎回のアルバムのジャケットで魅せる怪しげで物憂いな表情は、当時の中学生の周辺には絶対いない大人の魅力に溢れ、この頃のBlondieのステージが見たかったものだ。

『Autoamerican』はそんなヒット・シングル3曲を楽しめるアルバムでもあり、Blondieの、そしてDeborah Harryの多才な面も楽しめるアルバムだろう。

『Autoamerican』
Europa
Live It Up
Here's Looking At You
The Tide Is High
Angels On The Balcony
Go Through It
Do The Dark
Rapture
Faces
T-Birds
Walk Like Me
Follow Me
【Bonus Tracks】
Call Me (Original Long Version)
Suzy & Jeffrey
Rapture (Special Disco Mix)

タグ:1980 Blondie


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