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Van Halen/『MCMLXXXIV』 [CD]

1984(紙ジャケ)先日、スカパー!でSammy Hagar時代のVan Halenのライブ『Right Here, Right Now』が放送され、思わず最初から最後まで魅入ってしまったのだが、ボーカルがDavid Lee Roth時代の曲は僅か『You Really Got Me』と『Jump』しかプレイされず。殆どがSammy Hagar時代の曲だった。

David Lee Rothと決別し、新たな路線を歩んでいた頃のライブだから仕方がないとも思ったが、今回紹介の通称『1984』までの6枚のスタジオ・アルバムにも良い曲があるので、もう少しDavid Lee Roth時代の曲も聴きたかった。

そこで、2008年に紙ジャケット仕様でリリースされた、赤ちゃんがタバコを持つという不謹慎なジャケットの『MCMLXXXIV』を久々に引っ張り出し聴いてみた。やはり冒頭の3曲は今聴いても素晴らしい流れ。まさに、David Lee Roth時代のクライマックスのひとつだろう。

Eddie Van Halenがギター以外にキーボードにも興味を抱き、積極的にその効果が反映されたアルバムだが、Eddie Van Halenのギターが聴けなくなったわけでもない。『Panama』や『Hot For Teacher』では、豪快なEddie Van Halenのギターワークが冴え渡っている。

このアルバムは1999年に全米での売上げが1000万枚を突破し、シングルの『Jump』も当時のシングル・チャートでNo.1を記録。しかし、これだけ売れたにも関わらずアルバムはチャートでNo.2止まり。このアルバムのNo.1を阻止したのは、Eddie Van Halenがギターで参加した『Beat It』を含むMichael Jacksonの『Thriller』だった。

このアルバムを最後にDavid Lee Rothは脱退、Sammy Hagarを迎えたVan Halenは、よりキーボードを多用したサウンドに。Sammy Hagarのメロディ重視の曲作りもバンドに成功をもたらし、『5150』は全米だけで600万枚以上を、続く『OU812』も400万枚と、2枚合わせて1000万枚のセールスを記録している。

David Lee Roth時代の全6作が紙ジャケット仕様になったので、Sammy Hagar時代の4枚もリマスター&紙ジャケット仕様での再リリースを期待しているが、1998年以降、オリジナル・アルバムのないVan Halen。何かの機会に合わせるとしても、その機会がいつになったら訪れるのやら…。

『MCMLXXXIV』
1984
Jump
Panama
Top Jimmy
Drop Dead Legs
Hot For Teacher
I'll Wait
Girl Gone Bad
House Of Pain

タグ:van halen 1984


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