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The Power Station/『The Power Station』 [CD]

パワー・ステーション(紙ジャケット仕様)1980年代前半に有名アーティストが結成した『スーパーグループ』といえば、ASIAと今回紹介するThe Power Stationが双璧ではないだろうか?

ボーカルにRobert Palmer、ベースとギターにDuran DuranのJohn TaylorとAndy Taylor、ドラマーにChicのTony Thompson。そして、プロデューサーにChicのBernard Edwardsを迎え、ニューヨークにある同名のスタジオで『The Power Station』は制作された。

このアルバムが発表された1985年はMTVが全盛期。ふたりのTaylorが属するDuran Duranも斬新な映像を駆使したPVで、第2期ブリティッシュ・インベイジョンの主役として全米ヒットチャートを席巻していた。

The Power Stationがリリースした1972年のT-Rexのカバー『Get It On (Bang A Gong)』のPVも、効果的なアニメーションと相まって、なかなかいい出来だった。曲の途中に入るAndy Taylorのギター・ソロもカッコ良かったし、このユニットで初めて知ったRobert Palmerのボーカル・スタイルも新鮮だった。

The Power StationがRobert Palmerをボーカルに迎える前、当初、他の3人はそれぞれの曲で異なるボーカルを起用することも考えていたらしい。

1985年3月にリリースされたセルフ・タイトルを冠したアルバムは、全英アルバム・チャートで12位まで上昇、全米でも6位にランクされた。また第1弾シングルの『Some Like It Hot』は全英シングル・チャートで14位、全米では6位に。そして『Get It On (Bang A Gong)』も全英22位、全米9位とそれぞれスマッシュ・ヒットを記録した。

意外なヒットに伴いツアーが企画されたが、このツアーにRobert Palmerは同行せず、Michael Des Barresが代役として起用。この年にロンドンとフィラデルフィアで同時開催されたLive Aidにも登場したThe Power Stationだったが、Robert Palmerが欠けたバンドにアルバムやシングルで感じた魅力はなかった。

2005年に7曲のボーナストラックを追加して20周年記念盤がリリースされ、ここでは『Some Like It Hot』と『Get It On (Bang A Gong)』のシングル・バージョンも聴くことができる。

残念なことにオリジナルメンバーのRobert PalmerとTony Thompsonは2003年に相次いで亡くなり、またプロデューサーを務めたBernard Edwardsも1996年に既に亡くなっている。この5人による魔法は、まさに1985年のある一瞬だけ光り輝いていた。

『The Power Station』
Some Like It Hot
Murderess
Lonely Tonight
Communication
Get It On (Bang A Gong)
Go To Zero
Harvest For The World
Still In Your Heart
Someday, Somehow, Someone's Gotta Pay
The Heat Is On
Communication (Long Remix)
Get It On (Bang A Gong) (7")
Some Like It Hot And The Heat Is On
Communication (Remix)
Some Like It Hot (7")



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