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The Rolling Stones/『Tattoo You』 [CD]

Tattoo-You.jpgThe Rolling StonesのPVを初めてフルに見たのは、この『Tattoo You』に収録された『Start Me Up』だったと思う。

印象的なイントロで始まるこの曲を、『ベストヒットUSA』などの洋楽チャート紹介番組で見た感想は、「中年のおじさんたちが頑張っているけど、カッコいいなぁ…」だった。

当時はMTVが開局、第2期ブリティッシュ・インベイジョンの始まる頃でもあったので、その中の1つか? という印象でもあった。なにしろ、洋楽を聴き始めた頃だったので、当時はこう思っていたのだ。

そして、このアルバムが発売された1981年の夏は、洋楽を通じて知り合った中学生の友人たちとも卒業というかたちで離れた直後だった。新しい高専という環境に変わり、お互いの趣味もまだ分からない状況で、洋楽の話題はテレビ番組やFMでしか知りえない情報だった。

『Tattoo You』はそのジャケットも気になったアルバムだった。後にグラミー賞のベスト・アルバム・パッケージにも選ばれたが、原色をバックに顔全体に刺青を施したMick JaggerとKeith Richardsは不気味にも思えた。

このアルバムからはシングルも何枚かリリースされ、その都度、PVもよく見た。Keith Richardsがボーカルの『Little T&A』は素直に「カッコいいロックンロールだ!」と思ったし、続く『Hang Fire』の疾走感は見ていてスカっとした。バラードの『Waiting On A Friend』では「男同士の友情がこんな中年になっても続くなんていいなぁ…」なんてことも思っていた。

『Waiting On A Friend』の邦題は『友を待つ』だが、英文法として正しくは「wait for ~」ではないかとも言われる。「wait on ~」も正しいという節もあって、どちらが正解か分からないが、このフレーズはとても気に入り、当時の落書きでノートの隅などにこのタイトルをよく書いていた。

後から振り返って聴くと味のある曲が多いことに気づき、そして収録曲の大半が過去のお蔵入り曲をブラッシュアップして仕上げたことも知った。だからといって全然古臭くもなく、この当時の音になっていたと思うし、今でもツアーで演奏される定番曲も多い。

Mick Jaggerは『Start Me Up』を1980年代を代表する曲と言った。この曲でThe Rolling Stonesの1980年代がスタートしたとも言えるだろう。

『Tattoo You』
Start Me Up
Hang Fire
Slave
Little T&A
Black Limousine
Neighbours
Worried About You
Tops
Heaven
No Use In Crying
Waiting On A Friend



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