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Candy Dulfer/『Funked Up And Chilled Out』 [CD]

Funked Up & Chilled Outようやく手にしたCandy Dulferの最新作は、1枚モノの『Funked Up』と2枚組みの『Funked Up And Chilled Out』という2種類が存在する。事前にこの2種類に含まれる曲を確認して、2枚組みには『Funked Up』の全曲が収録されているので、ここは迷わず2枚組みを購入。そして、全22曲を続けて暫く聴いていた。

しかし、期待をしていた新作は今ひとつ盛り上がりに欠け、「う~ん…?」という第1印象。それでも2回、3回と聴いていくうちに親しみが沸く曲も出てきたが、やはりノリ切れない印象に変化はなかった。

そこで、『Funked Up』として聴いてみたら…? と思い、さっそくプレイリストで全22曲を『Funked Up』の収録順に並べ替えて聴いてみた。すると、メリハリが利いた感じが出てきて、「えっ、こんなに雰囲気が変わるの?」と思うくらい、この新作のイメージが変わってしまった。

これは、いったいどういうこと?!

2枚組みは限定盤ということもあり、その内、市場から姿を消すだろうが、Candy Dulferとしてはどちらの盤が本来の意図した新作だと考えていたのだろう?

過去に多くのアーティストが新作用にたくさんの曲をレコーディングし、そこから1枚のアルバムに収まるよう曲数を削り、新作として発表した。そして、お蔵入りした曲をボーナス曲として追加し、同タイトルをリイシューするアーティストもいた。

この様なリリース方法をされると、「最初からボーナス付きで出してくれ!」と言いたくなるが、今回のCandy Dulferの新作は単純なボーナス曲を追加した2枚組みではない。曲順も『Funked Up』と『Funked Up And Chilled Out』では変えているので、新作には2通りの意図があると考えるべきだろう。

しかし、アルバムとして聴くなら断然『Funked Up』のほうに統一感がある。2枚組みの『Funked Up And Chilled Out』も、各ディスクにテーマがあるかもしれないが、それぞれのディスクに流れが感じられず、なんとなく曲が続けて流れていくような印象だ。

ファンとしては多くの新曲を聴けるので嬉しいし、後だしで別バージョンの同タイトルをリリースされるより、ずっと歓迎すべきことだろう。Candy Dulferのコメントなどが見当たらないので2枚組みの真意は分からないが、『Funked Up』としてまとめられた1枚モノのほうが、より新作として発表したかったアルバムではないだろうか? そんな風にも感じられたCandy Dulferの新作だった。

『Funked Up And Chilled Out』
【Disc 1】
First In Line (1)
My Funk (2)
Step Up (4)
Don't Go (5)
CD101.9 (6)
Be Cool (9)
Cruise Control
Finger Poppin' (8)
True & Tender (11)
On & On (10)
Roppongi Panic (12)
N.J. Turnpike
【Disc 2】
Bliss 2 This (7)
Still I Love You (3)
Anything You Need
Smoovgroove
Ambiente
In Deep
Tambores
Super Natural
Oda Al Vino
Sunrise
※:( )内は『Funked Up』の収録順

タグ:2009 Candy Dulfer


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