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NENA/『99 Luftballons』 [CD]

ファースト・アメリカ(紙ジャケット仕様)ようやく手元に届いた1980年代を代表するアルバムの1枚である『99 Luftballons』。

シングルの『99 Luftballons』は1983年と84年に当時の西ドイツでシングル・チャートのNo.1に、その英語版である『99 Red Balloons』も全英チャートでNo.1になり、ドイツ語バージョンは全米チャートでもNo.2にまで上り詰めた。ドイツ語バージョンは南半球のオーストラリアとニュージーランドのチャートでも当時No.1に輝いた。

Gabriele Susanne KernerことNenaがボーカルを務めるNENAは、日本でも一躍、時の人になり、来日公演も行なわれた。このコンサートも当時、足を運んだが、ドイツ出身のバンドにしては意外にも親しみ易いポップな曲が多く、もう少しテクノっぽい印象を持っていたのだが、いい意味で期待を裏切る内容だった。

アルバム『99 Luftballons』でも、その親しみ易い感じはよく表れていて、英語による『Hangin' On You』や『Just A Dream』ではドイツ出身という感じを全く感じさせない。

また、当時のLPはB面がドイツ語曲で占められていたが、『Kino』や『Leuchtturm』も口ずさみやすいポップな曲だったし、『Rette mich』もバンドとしてのスピード感があり、英語圏以外からこんなポップな曲をプレイするバンドが出てきた! と驚いたものだった。

記憶が確かではないが、確かNenaが主演した映画もこの頃、観たような記憶がある。それだけ当時、ブレイクした存在のNENAだった。

あまりにも『99 Luftballons』の印象が強烈だったので、これ以降の活躍に目立ったところが見られず、尻すぼみになってしまったNENAだが、1980年代を代表するバンドの1つには間違いないだろう。

99luftballons_s.jpg今回、紙ジャケット仕様でリリースされると聞き、当初のドイツ盤ジャケットでの再発を期待していたが、赤いジャンプスーツのNenaを中心とした日本盤ジャケットでの再発は少々残念だった。アイドル・グループ然としたスナップ・ショットより、ちょっと憂いのあるドイツ盤ジャケットのほうがNENAというバンドの雰囲気を表していたので、値段が少し上がっても、このドイツ盤ジャケットもオマケとして付けて欲しかったところだ。

さらに、もう1つ残念な点は、ドイツ語の『99 Luftballons』の後に"ライブエンディングバージョン"なるもう1つの『99 Luftballons』がボーナスとして追加されている。しかし、その名のとおり、エンディングにライブ風のイフェクトが施されただけで、何の新鮮味もない。このような曲を加えた意味は…? と、首を傾げてしまうような意味のないボーナスだった。

『99 Luftballons』
99 Red Balloons
?
Hangin' On You
Just A Dream
Let Me Be Your Pirate
Kino
Das Land der Elefanten
Leuchtturm
Rette mich
Unerkannt durch's Märchenland
99 Luftballons

タグ:Nena 1984


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