Sheryl Crow/『Tuesday Night Music Club』 [CD]
Michael Jacksonの『Bad』リリース時のワールド・ツアーにバックアップ・ボーカルとして参加していたSheryl Crowが1993年にリリースしたのが、この『Tuesday Night Music Club』。このアルバムからのシングル『All I Wanna Do』のPVを一目見て、Sheryl Crowというアーティストが好きになった。
2008年末に久々に行なわれた来日公演にも足を運んだが、そのときのステージでもこのデビュー盤からは『Leaving Las Vegas』、『Strong Enough』、『Can't Cry Anymore』、『Run, Baby, Run』、『I Shall Believe』、『All I Wanna Do』の6曲がプレイされた。最新作『Detours』からと同数の曲がプレイされたことからも、『Tuesday Night Music Club』が今もなお愛されているということだろう。
『Tuesday Night Music Club』からは4枚のシングルがカットされ、『All I Wanna Do』は最高2位、続く『Strong Enough』は最高5位にランクされ、『Tuesday Night Music Club』も全米アルバム・チャートでは3位まで上昇、700万枚以上のセールスを記録した。
『Tuesday Night Music Club』はSheryl Crowが当時付き合っていたKevin Gilbertがいたバンド仲間と作られ、そのバンドはTuesday Music Clubという名前で知られていた。このバンドには『Tuesday Night Music Club』でプロデューサーを務めたBill Bottrellもいた。
アルバム中の曲のクレジットにTuesday Music Clubのメンバーも名を連ねているが、その後、このクレジットについてSheryl Crowとメンバーが揉めることになり、似たような状況が2ndアルバム『Sheryl Crow』のときにBill Bottrellとの間でも起きてしまう。後にBill Bottrellは『Detours』で再びプロデューサーを務めるが、その再会には10年以上の月日がかかってしまった。
『Tuesday Night Music Club』のリリース当時は、このような内情があるとは全く知らず、ギターを抱えながら歌うSheryl CrowのPVが流れると自然に画面に釘付けになった。『All I Wanna Do』以外の曲で魅せる少し憂いのある歌い方も好きになった理由のひとつだった。
そんな内輪の事情があったにも関わらず、『Tuesday Night Music Club』のアルバムとしての、そして曲としての評価は高く、1995年のグラミー賞で『All I Wanna Do』はRecord of the YearとBest Female Vocal Performanceに選ばれ、Sheryl Crow自身もBest New Artistに選出された。
『Tuesday Night Music Club』以降もSheryl Crowのアルバムは欠かさず聴き、機会があればライブにも足を運んでいる。コンサートではアルバムと少し雰囲気を変え、ロックよりなアレンジをしている曲もあるが、これがまたSheryl Crowの持つもうひとつの魅力を引き出している。意外とアルバムは6枚しかない寡作なSheryl Crowだが、次回作でも、ぜひ来日して元気なステージを見せてほしい。
『Tuesday Night Music Club』
Run, Baby, Run
Leaving Las Vegas
Strong Enough
Can't Cry Anymore
Solidify
The Na-Na Song
No One Said It Would Be Easy
What I Can Do For You
All I Wanna Do
We Do What We Can
I Shall Believe
2008年末に久々に行なわれた来日公演にも足を運んだが、そのときのステージでもこのデビュー盤からは『Leaving Las Vegas』、『Strong Enough』、『Can't Cry Anymore』、『Run, Baby, Run』、『I Shall Believe』、『All I Wanna Do』の6曲がプレイされた。最新作『Detours』からと同数の曲がプレイされたことからも、『Tuesday Night Music Club』が今もなお愛されているということだろう。
『Tuesday Night Music Club』からは4枚のシングルがカットされ、『All I Wanna Do』は最高2位、続く『Strong Enough』は最高5位にランクされ、『Tuesday Night Music Club』も全米アルバム・チャートでは3位まで上昇、700万枚以上のセールスを記録した。
『Tuesday Night Music Club』はSheryl Crowが当時付き合っていたKevin Gilbertがいたバンド仲間と作られ、そのバンドはTuesday Music Clubという名前で知られていた。このバンドには『Tuesday Night Music Club』でプロデューサーを務めたBill Bottrellもいた。
アルバム中の曲のクレジットにTuesday Music Clubのメンバーも名を連ねているが、その後、このクレジットについてSheryl Crowとメンバーが揉めることになり、似たような状況が2ndアルバム『Sheryl Crow』のときにBill Bottrellとの間でも起きてしまう。後にBill Bottrellは『Detours』で再びプロデューサーを務めるが、その再会には10年以上の月日がかかってしまった。
『Tuesday Night Music Club』のリリース当時は、このような内情があるとは全く知らず、ギターを抱えながら歌うSheryl CrowのPVが流れると自然に画面に釘付けになった。『All I Wanna Do』以外の曲で魅せる少し憂いのある歌い方も好きになった理由のひとつだった。
そんな内輪の事情があったにも関わらず、『Tuesday Night Music Club』のアルバムとしての、そして曲としての評価は高く、1995年のグラミー賞で『All I Wanna Do』はRecord of the YearとBest Female Vocal Performanceに選ばれ、Sheryl Crow自身もBest New Artistに選出された。
『Tuesday Night Music Club』以降もSheryl Crowのアルバムは欠かさず聴き、機会があればライブにも足を運んでいる。コンサートではアルバムと少し雰囲気を変え、ロックよりなアレンジをしている曲もあるが、これがまたSheryl Crowの持つもうひとつの魅力を引き出している。意外とアルバムは6枚しかない寡作なSheryl Crowだが、次回作でも、ぜひ来日して元気なステージを見せてほしい。
『Tuesday Night Music Club』
Run, Baby, Run
Leaving Las Vegas
Strong Enough
Can't Cry Anymore
Solidify
The Na-Na Song
No One Said It Would Be Easy
What I Can Do For You
All I Wanna Do
We Do What We Can
I Shall Believe
タグ:Sheryl Crow 1993
2009-08-02 00:04
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コメント(2)
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かなり前のレビューに対するコメントですが、、、俺もこのアルバムは大好きです。曲単位で見ても素晴らしい曲がぎっしり詰まっていながら売りに走っているような感覚は全く感じませんでいた。統一感が素晴らしいな、と。
また引っ張り出して聴きたくなりました。
by musiqmusiq (2010-06-17 00:35)
musiqmusiqさん、古い記事にコメントありがとうございます! とっても嬉しいです!!
このデビュー盤からは今もなおライブでプレイされる曲が多いですよね。特に出だしの4曲の流れは今聴いても素晴らしいと思います。大ヒットした『All I Wanna Do』のアルバムでの位置もこのアルバムの盛り上げに貢献しています。いつ聴いても飽きない魅力があって、最近出たデラックスエディションもいつか手に入れたいと思っています。
by MCMLXV_65 (2010-06-17 01:03)