The Rolling Stones/『Get Yer Ya-Ya's Out!』 [CD]
当時出回っていた海賊盤に対抗し、公式ライブ盤としてリリースされた『Get Yer Ya-Ya's Out!』。Chuck Berry のカバー曲である『Carol』と『Little Queenie』、Robert Johnson の『Love in Vain』を含む全10曲入りのアルバムは1970年にリリースされた。
ライブは1969年11月27日の Madison Square Garden で収録された『Jumpin' Jack Flash』でスタート。Baltimore の Civic Center で収録された『Love in Vain』を除き、他の曲は全て27日か28日の Madison Square Garden でのライブ音源が元になっている。
このライブ盤には1960年代の終盤にリリースされた2枚のアルバム、『Beggars Banquet』から『Sympathy for the Devil』、『Street Fighting Man』、『Stray Cat Blues』が、『Let It Bleed』からの『Love in Vain』、『Midnight Rambler』、『Live with Me』に加え、シングル・カットされ全英チャートでNo.1を記録した『Jumpin' Jack Flash』と『Honky Tonk Women』の2曲と、カバーの3曲を除き、当時リリースされたアルバムやヒット・シングルを中心に構成されている。
アルバム『Get Yer Ya-Ya's Out!』は全英アルバム・チャートでNo.1を記録。全米アルバム・チャートでも Billboard 誌で最高6位を記録している。
このライブが収められたツアーは Brian Jones に代わり加入した Mick Taylor を初めてフューチャーしたツアーで、サポーティング・アクトには B.B. King や Chuck Berry も名を連ねていた。
ライブ収録された音源は翌1970年にボーカルやバック・コーラスが入れ替えられたが、荒々しいライブの雰囲気は保っていて、1960年代終盤から1970年代序盤にかけて The Rolling Stones が創作面で最も意欲的だった頃の様子が、この『Get Yer Ya-Ya's Out!』のライブで十分に楽しめる。
このライブ音源が収録された1969年11月28日はアルバム『Let It Bleed』の発売日でもあった。また、この『Get Yer Ya-Ya's Out!』はイギリスでのDecca Records、アメリカでの London Records から最後のリリースとなり、1971年にリリースされた『Sticky Fingers』からは自らのレーベル Rolling Stones Records からのリリースとなった。
今回、『Get Yer Ya-Ya's Out!』を紹介することにしたのは、一部の海外サイトでドラマーの Charlie Watts が The Rolling Stones を脱退したと報じたことがきっかけで、その Charlie Watts がジャケットにデザインされたこのライブ・アルバムを思い出したからだ。
Mick Jagger、Keith Richards と共にバンド創設時からのオリジナル・メンバーである Charlie Watts の脱退はにわかに信じがたい出来事だが、今年で68歳になったCharlie Watts が激しいライブ活動に帯同することは難しいこととも思える。しかし、公式サイトから正式な表明がないだけに、ただの噂に終わって欲しいところだ。
『Get Yer Ya-Ya's Out!』
Jumpin' Jack Flash
Carol
Stray Cat Blues
Love in Vain
Midnight Rambler
Sympathy for the Devil
Live with Me
Little Queenie
Honky Tonk Women
Street Fighting Man
ライブは1969年11月27日の Madison Square Garden で収録された『Jumpin' Jack Flash』でスタート。Baltimore の Civic Center で収録された『Love in Vain』を除き、他の曲は全て27日か28日の Madison Square Garden でのライブ音源が元になっている。
このライブ盤には1960年代の終盤にリリースされた2枚のアルバム、『Beggars Banquet』から『Sympathy for the Devil』、『Street Fighting Man』、『Stray Cat Blues』が、『Let It Bleed』からの『Love in Vain』、『Midnight Rambler』、『Live with Me』に加え、シングル・カットされ全英チャートでNo.1を記録した『Jumpin' Jack Flash』と『Honky Tonk Women』の2曲と、カバーの3曲を除き、当時リリースされたアルバムやヒット・シングルを中心に構成されている。
アルバム『Get Yer Ya-Ya's Out!』は全英アルバム・チャートでNo.1を記録。全米アルバム・チャートでも Billboard 誌で最高6位を記録している。
このライブが収められたツアーは Brian Jones に代わり加入した Mick Taylor を初めてフューチャーしたツアーで、サポーティング・アクトには B.B. King や Chuck Berry も名を連ねていた。
ライブ収録された音源は翌1970年にボーカルやバック・コーラスが入れ替えられたが、荒々しいライブの雰囲気は保っていて、1960年代終盤から1970年代序盤にかけて The Rolling Stones が創作面で最も意欲的だった頃の様子が、この『Get Yer Ya-Ya's Out!』のライブで十分に楽しめる。
このライブ音源が収録された1969年11月28日はアルバム『Let It Bleed』の発売日でもあった。また、この『Get Yer Ya-Ya's Out!』はイギリスでのDecca Records、アメリカでの London Records から最後のリリースとなり、1971年にリリースされた『Sticky Fingers』からは自らのレーベル Rolling Stones Records からのリリースとなった。
今回、『Get Yer Ya-Ya's Out!』を紹介することにしたのは、一部の海外サイトでドラマーの Charlie Watts が The Rolling Stones を脱退したと報じたことがきっかけで、その Charlie Watts がジャケットにデザインされたこのライブ・アルバムを思い出したからだ。
Mick Jagger、Keith Richards と共にバンド創設時からのオリジナル・メンバーである Charlie Watts の脱退はにわかに信じがたい出来事だが、今年で68歳になったCharlie Watts が激しいライブ活動に帯同することは難しいこととも思える。しかし、公式サイトから正式な表明がないだけに、ただの噂に終わって欲しいところだ。
『Get Yer Ya-Ya's Out!』
Jumpin' Jack Flash
Carol
Stray Cat Blues
Love in Vain
Midnight Rambler
Sympathy for the Devil
Live with Me
Little Queenie
Honky Tonk Women
Street Fighting Man
2009-09-02 22:01
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)▲ページトップ▲
コメント 0