Nelly Furtado／『Whoa, Nelly!』

『Whoa, Nelly!』はカナダ出身の Nelly Furtado が2000年にリリースしたデビュー・アルバム。

全米アルバム・チャートで最高24位を記録したデビュー盤からは『I'm like a Bird』、『Turn Off the Light』、『...On the Radio (Remember the Days)』などのシングルがアルバム発表から2年をかけてリリースされ、結果、『Whoa, Nelly!』は全米アルバム・チャートの Top200 に78週もランクイン。2002年1月までに全米だけで200万枚のセールスを記録した『Whoa, Nelly!』は、その後も世界中でセールスを伸ばし、2006年8月時点で600万枚以上の売上げを記録している。

『Whoa, Nelly!』からの1stシングル『I'm like a Bird』は、母国カナダでNo.1を記録し、全英チャートでも5位、全米チャートでも9位のヒットを記録した。

『I'm like a Bird』は2001年、カナダの Juno Award で Single of Year に選出。リリースから1年以上が経過した2002年の Grammy では『Whoa, Nelly!』が Best Pop Vocal Album に、Nelly Furtado 自身が Best New Artist に、そしてシングル『I'm like a Bird』が Song of the Year にノミネートされ、『I'm like a Bird』は Best Female Pop Vocal Performance に選出された。

ソング・ライティング全てに関わったデビュー盤の冒頭を飾る『Hey, Man!』では、ラップのスタイルを披露する Nelly Furtado だが、その独特の声はアルバムのジャケットで見せる姿とは全く違うものだった。

続く『Shit on the Radio (Remember the Days)』はシングル・リリースに際してタイトルの冒頭4文字が伏字になり『...On the Radio (Remember the Days)』としてリリース。全米シングル・チャートではランクインを果たせなかったが、Adult Top 40 では最高7位を記録した。

女性アーティストのラップはあまり聴かないジャンルだったが、この Nelly Furtado のデビュー盤はシングル『I'm like a Bird』のヒットもあって気になる存在になりアルバムをすぐに買ったが、ラップ調の曲ばかりだけでなく、いろいろなスタイルの曲があって聴くほど好きな曲が増えていき、デビュー盤にしては完成度の高いアルバムだと感じた。

現在の住まいであるカナダのトロントを、「世界で最も多くの文化が入り混じった都市」という Nelly Furtado は、トロントでは世界中の音楽を聴け多くの新しいジャンルに触れることができるという。

そんな環境にいる Nelly Furtado が今度は全編スペイン語のフル・アルバム『Mi Plan』をまもなくリリースする。デビュー以来、アルバム毎に変化を魅せてきた Nelly Furtado が今度はどんなサウンドに染まっているのか、とても興味がある。

『Whoa, Nelly!』
Hey, Man!
Shit on the Radio (Remember the Days)
Baby Girl
Legend
I'm like a Bird
Turn Off the Light
Trynna Finda Way
Party
Well, Well
My Love Grows Deeper (Part 1)
I Will Make U Cry
Scared of You

タグ：Nelly Furtado 2000

コメント 2

久々の新譜が楽しみですね！
by ぷーちゃん (2009-09-03 22:06) 

ぷーちゃんさん、niceマークとコメント、ありがとうございます。新作到着の前に旧作を再び聴き、改めて気にいっています、このデビュー盤。新譜はまた手に入れ次第、こちらで紹介したいと思います。また、ヨロシクお願いします!
by MCMLXV_65 (2009-09-03 22:17)