SSブログ

Pink Floyd/『A Collection of Great Dance Songs』 [CD]

agds_s.jpg3日続けて Pink Floyd に関係するアルバムになってしまったが、今回は1981年にリリースされたベスト盤『A Collection of Great Dance Songs』を紹介。邦題には『時空の舞踏』という、これもまた不思議なタイトルがつけられていた。

このベスト盤までに Pink Floyd は『The Piper at the Gates of Dawn』から『The Wall』まで9枚のスタジオ・アルバムをリリース。その他に映画のサウンドトラック盤や、『A Collection of Great Dance Songs』とは形態の異なるベスト盤をたくさんリリースしているが、この『A Collection of Great Dance Songs』はベスト盤にも関わらず僅か6曲しか収録されていない。

そもそも Pink Floyd の曲は、アルバムをかたちづくる1つのパーツのような存在なので、その中の1曲だけを抜き出してベスト盤としてまとめることが無理というもの。このアルバムに収められた6曲のうち、シングルとしてリリースされたのは『One of These Days』、『Money』、『Another Brick in the Wall, Part II』の3曲だけで、他の3曲はそれぞれのアルバムを構成する重要な1曲だった。

それらが『A Collection of Great Dance Songs』という1枚のアルバムにまとめられたのだが、曲の詳細を見ると、アルバムとして発表された当時と形態が微妙に違う曲がある。

『Shine On You Crazy Diamond』はもともとアルバム『Wish You Were Here』の冒頭と最後を飾る大曲で合わせると合計25分に及ぶ。また『Money』はこのベスト盤用に1981年に再レコーディングされ、David Gilmour がサックスを除く全ての楽器をプレイしている。『Another Brick in the Wall, Part II』もここでは編集版が採用されている。

『The Wall』や昨日紹介した『The Final Cut』で Pink Floyd に興味を持った当時、Pink Floyd の過去の曲を知るには、この『A Collection of Great Dance Songs』が最良のアルバムだったが、今となっては2枚組みで26曲を収めた新たなベスト盤『Echoes』があるため、『A Collection of Great Dance Songs』の価値はほとんどなくなってしまった。

とは言うものの、1980年前後に発表された2枚のアルバムがあまりにも Roger Waters 個人の影響が強いアルバムだったため、David Gilmour らを含めた Pink Floyd としての曲を手軽に聴きたいとき、この6曲入りのベスト盤は最適なアルバムだった。

しかし、『The Wall』、『A Collection of Great Dance Songs』、『The Final Cut』と続けて聴くと、とても1つのバンドのアルバムとは思えない…。

『A Collection of Great Dance Songs』
One of These Days
Money
Sheep
Shine On You Crazy Diamond
Wish You Were Here
Another Brick in the Wall, Part II

タグ:Pink Floyd 1981


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0)▲ページトップ▲

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

記事と無関係なコメントの入力を固くお断りします。
無関係なコメントは見つけ次第、即、削除します。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
All Photo and Text copyright(c) White Dragon All Right Reserved.
Related Posts with Thumbnails

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。