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Blues Brothers and Friends/『Live From Chicago's House Of Blues』 [CD]

The Blues Brothers & Friends: Live from House of Bluesアルバム冒頭の『Intro』でステージ上のメンバーがひとりずつ紹介され、徐々にこの夜のライブが盛り上げられると、1962年の Booker T. & the M.G.s のヒット曲『Green Onions』でライブはスタート。この1曲目でシカゴにオープンした House Of Blues の記念すべきライブの雰囲気にあっという間に引き込まれてしまう。

Elwood Blues こと Dan Aykroyd と、オリジナル・メンバー John Belushi の弟 James Belushi が Brother Zee Blues として登場する2曲目以降は、ベテラン・ミュージシャンと華やかなホーン・セクションで彩ったブルースの名曲が次々と繰り広げられる。

曲によっては MC でゲスト・ミュージシャンが紹介され、そのゲストによるソロ・パートが曲のハイライトとしてもフューチャーされる。4曲目の『I Wish You Would』では作者の Billy Boy Arnold 自身が登場して Blues Brothers Band と共演。この『I Wish You Would』は1964年に The Yardbirds がリリースした1stシングルで、David Bowie の1973年のアルバム『Pin Ups』にも収録されている。

このライブ盤に収められた曲にはそれぞれ多くの歴史があり、それを1つずつ紐解いて聴くのも面白いが、このライブ盤の楽しさは新規オープンした House of Blues の開店ライブに集った Blues Brothers と多才なゲスト陣との共演にあるだろう。

シカゴをタイトルに冠した『Sweet Home Chicago』や『Born In Chicago』では、この夜のステージを見に集まったファンの歓声を聴いているだけでも、このライブの楽しさが十分に伝わってくる。

映像がないのでそれぞれの曲で誰がどのパートを担当しているのか詳細が不明だが、ブルースハープのプレイもたっぷり聴けるのが嬉しい。恐らく Elwood Blues もブルースハープをプレイしていると思われるが、『Born In Chicago』では Dan Aykroydが Blues Brothers を考えたきっかけとも伝えられているミシシッピー州出身のブルースハープ奏者、Charlie Musselwhite のプレイもたっぷり聴ける。

1966年に Wilson Pickett が発表した『634-5789』でも、作者の Eddie Floyd がステージに登場し、Blues Brothers Band との共演を果たしている。

最後の曲『Viva Las Vegas』まで終始楽しい雰囲気が伝わってくるこのライブ盤。この豪華ラインアップによる映像もできればぜひ見てみたい。

『Live From Chicago's House Of Blues』
Intro
Green Onions
Chicken Shack
Sweet Home Chicago
I Wish You Would
Messin' With The Kid
All My Money Back
Born In Chicago
Blues, Why You Worry Me?
Groove My Tonight
634-5789
All She Wants Do Is Rock
Flip, Flop And Fly
Money (That's What I Want)
Viva Las Vegas



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