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Original Soundtrack/『Heavy Metal』 [CD]

heavymetal.jpgiconきのう紹介した『Xanadu』と共に HMV のマルチバイで購入した CD が、1981年に公開された同名アニメーション映画のサウンドトラック盤『Heavy Metal』で、こちらは1198円で手に入れることができた。(同梱された伝票では1198円となっていたが、HMVのネット価格では976円となっている…?)

映画は1981年公開だったが、サウンドトラック盤の CD リリースには様々な権利関係の問題から時間を要し、1995年までその時を待つことになったアルバムでもある。

13組のアーティストによる全16曲を収録したこのアルバムは、当時の全米アルバム・チャートで最高12位をマーク。しかし、映画ではこのアルバムに収録されなかった曲がまだあり、また Elmer Bernstein による楽曲を収めたサウンドトラック盤 LP も1981年にリリースされていて、これらを全てを含めた完全版でのリリースを期待したいところだ。

映画としての『Heavy Metal』はアメリカで発刊されている同名コミックが下地になっていて、コミックでの画風が映画でも踏襲され、当時は日本での公開を心待ちにしていた。しかし、性的にキワドイ描写もあり、日本での公開はかなり先送りにされた記憶がある。ようやく公開時期が決まったものの、ロードショー公開は数週間で打ち切りになり、映画館の大きなスクリーンで観られずとても残念な思いをした。

その後、ビデオでも『Heavy Metal』はなかなかリリースされず、その後、テレビ放送でしか『Heavy Metal』は観た記憶がない。諸々の権利や描写にて複雑な課題がある『Heavy Metal』だが、映像と音楽をリマスターした版での登場を期待したいのだが、あまりニーズはないのだろうか…。

当時、このサウンドトラック盤には映画のタイトルにある『Heavy Metal』関連の曲だけでなく、Steely Dan の Donald Fagen や、Fleetwood Mac の Stevie Nicks による曲もあり、両者はこの頃にソロ・デビュー盤も発表している。

また、1970年代終盤によく聴いていた Cheap Trick はこのサウンドトラックに2曲を提供、他にも Journey が後に全米シングル・チャートで2位を記録する『Open Arms』が収録されていたり、この頃に流行ったニューウェーブの代表として有名な Devo の曲があったりと、ジャンルとしてのヘヴィー・メタルに縛られることのない幅広いジャンルの曲が聴けたことも、このサウンドトラック盤の魅力のひとつだった。

『Heavy Metal』
Heavy Metal / Sammy Hagar
Heartbeat / Riggs
Working in the Coal Mine / Devo
Veteran of the Psychic Wars / Blue Öyster Cult
Reach Out / Cheap Trick
Heavy Metal (Takin' a Ride) / Don Felder
True Companion / Donald Fagen
Crazy (A Suitable Case for Treatment) / Nazareth
Radar Rider / Riggs
Open Arms / Journey
Queen Bee / Grand Funk Railroad
I Must Be Dreamin' / Cheap Trick
The Mob Rules / Black Sabbath
All of You / Don Felder
Prefabricated / Trust
Blue Lamp / Stevie Nicks

タグ:Soundtrack 1981


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