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Rupert Holmes/『Partners in Crime』 [CD]

Partners in Crimeこのアルバムを知るきっかけは1曲目に収められた『Escape (The Piña Colada Song)』のシングル・ヒットだった。

1979年の暮れに全米シングル・チャートに登場した『Escape (The Piña Colada Song)』は、この年の最後のチャートで No.1 を獲得。そして年が明けた1980年に一旦その座を明け渡すが、再び No.1 に返り咲き、1970年代と1980年代という2つの年代にまたがり No.1 を獲得した唯一のアーティストという、珍しい記録を達成した。

当時、このアルバムは Billy Joel が好きな友人が持っていて、その友人からお勧めの曲として『Escape (The Piña Colada Song)』を聴いた。その友人曰く、「Billy と同じで歌詞が面白い」と説明され、この曲の対訳を見せてもらった。ありそうで実際に起きそうにもない、その歌詞の持つ面白さに当時は惹かれた。

Rupert Holmes といえば、この『Escape (The Piña Colada Song)』と続く2ndシングルの『Him』が有名で、一発屋の印象が強い。以前、このブログでも紹介したボックス・セットの記事でも『Partners in Crime』のことばかりを書いていた。

1947年にイギリスで生まれた Rupert Holmes は、両親も音楽関係の職に就いていた。家族共々アメリカに移り住むことになった Rupert Holmesは、マンハッタンにある音楽学校に進んだ。

20歳の頃はセッション・ミュージシャンとして活動。1974年にはソロ名義のデビュー盤『Widescreen』をリリース。その後、Barbra Streisand が主演した映画『A Star Is Born』に曲を提供したり、Barbra Streisand のアルバムに参加。1976年には Sparks の通算5枚目のアルバム『Big Beat』のプロデュースにも名を連ねていたりした。

『Partners in Crime』以降もアルバムを数枚発表するが、活躍の舞台を演劇に移し、トニー賞を獲得。映画やテレビドラマなどで Rupert Holmes の名を見ることが多くなっていった。

『Escape (The Piña Colada Song)』でみられる物語を伝える独特のセンスは、目と耳で楽しめる演劇や映画向きだと思うので、徐々に活躍の舞台がシフトしていったのも頷けるような気がする。

今では手軽にネットで日本語の対訳歌詞を見ることも可能なので、『Escape (The Piña Colada Song)』をきっかけに Rupert Holmes の紡ぎ出す面白い歌詞の世界を味わってみてはいかがだろう…?

『Partners in Crime』
Escape (The Piña Colada Song)
Partners in Crime
Nearsighted
Lunch Hour
Drop It
Him
Answering Machine
The People That You Never Get to Love
Get Outta Yourself
In You I Trust



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