SSブログ

Electric Light Orchestra/『Eldorado, A Symphony』 [CD]

iconiconイギリスではデビュー盤から2枚目まで Harvest Records に属していた Electric Light Orchestra (ELO)。3作目の『On the Third Day』から Warner Bros. Records に移籍し、1974年秋にリリースした通算4枚目のアルバムが『Eldorado, A Symphony』になる。

このアルバムを聴いたのは、オリジナルのリリースから大きく遅れて、2001年に音源がリマスターされボーナス・トラックが2曲追加されたリイシュー盤が初めてだった。

一般的に『Eldorado』として知られるこのアルバムは、ELO のリーダー Jeff Lynne がストーリーを作った ELO 初のコンセプト・アルバムで、ジャケットは1939年の映画『The Wizard of Oz』から引用された。

この頃の ELO は Jeff Lynne 以外に Bev Bevan がドラム、Richard Tandy がキーボードを担当。他に3人のチェロやバイオリン奏者がメンバーにいて、アメリカでの2ndシングルになった『Boy Blue』などの曲で、ELO の特徴あるストリングスの効果が大いに発揮されている。

アルバムは全米チャートでそれまでにリリースした3枚を凌ぐ最高16位を記録。このアルバムが後に続くヒット・アルバムの先駆けになった。アメリカではゴールド・ディスクも獲得した『Eldorado』だったが、全英チャートでは振るわず、チャートインすら果たせなかった。

シングルは1stシングルとして『Can't Get It Out Of My Head』がリリースされ、全米で ELO 初の Top10 シングルとなる最高9位をマーク。北米市場で ELO の名前を広めるきっかけになった。だが、イギリスのシングル・チャートではアルバム同様にランクインを果たせず、イギリス出身ながら地元よりアメリカでの人気が先行するかたちになった。

当初のオリジナル・アルバムは『Eldorado Finale』で終わる全10曲で約40分弱の『Eldorado』だが、2001年のリマスター版ではボーナストラックに約8分近い『Eldorado Instrumental Medley』が収められている。この曲では『Eldorado』で聴けるストリングス部隊の演奏をダイジェストで聴くことができる。組曲のようでもある『Eldorado Instrumental Medley』は ELO の数ある未発表曲の中でも、なかなか聴き応えのある1曲だった。

もう1つのボーナス曲『Dark City』は、『Laredo Tornado』の初期のデモで、『Eldorado Instrumental Medley』ほど特筆すべき内容ではなかった。

『Eldorado, A Symphony』
Eldorado Overture
Can't Get It Out Of My Head
Boy Blue
Laredo Tornado
Poor Boy (The Greenwood)
Mister Kingdom
Nobody's Child
Illusions In G Major
Eldorado
Eldorado Finale
【bonus track】
Eldorado Instrumental Medley
Dark City



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0)▲ページトップ▲

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

記事と無関係なコメントの入力を固くお断りします。
無関係なコメントは見つけ次第、即、削除します。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
All Photo and Text copyright(c) White Dragon All Right Reserved.
Related Posts with Thumbnails

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。