2009年のアルバム・ベスト5 [CD]
いつも拝見している MASA さんのブログ『rolling beat blog』の記事『2009 ALBUM BEST 10』に触発されて、2009年に購入した CD の中からベスト(と呼べる?)アルバムを選んでみた。
そのベスト・アルバム発表の前に、2009年の CD 購入状況を振り返ると、購入枚数は新譜/旧譜を合わせて全部で86枚。そのうち、2009年にリリースされた新譜は約3割にあたる27枚で、さらにベスト盤やライブ盤などの過去音源を使用した盤を除くと、純粋な新譜と呼べる CD は購入枚数の約2割になる16枚だった。
純粋な新譜からベスト・アルバムの10枚を選ぼうと考えていたが、徐々に範囲を絞っていくと、対象の CD はわずか16枚…。そこで、ここから2009年のベスト5を選んでみた。
まず、1枚目は Cheap Trick の『The Latest』。ジャケットは思わず「ぷっ」と吹き出してしまうような写真で、タイトルはいつ読んでも「新作」と読めてしまう『The Latest』。もう、これだけでもニヤけてしまうのだが、その中身はウリのパワー・ポップが全開。また生のライブが見たくなる1枚だった。
2枚目は Manic Street Preachers の『Journal For Plague Lovers』。1995年2月に失踪した Richey Edwards が残した詩をもとに作られた新作は、限定のブックレットが付属したバージョンを購入。失踪前の Richey Edwards が書き留めた詩をもとにしたアルバムは『Everything Must Go』以来で、暗い内容かと想像していたが、意外にもスピード感ある曲が多く、なかなかの好盤だった。
3枚目は Black Eyed Peas の『THE E.N.D.』。タイトルは『Energy Never Dies』の略だが、メンバーのソロが好調なだけに、これが Black Eyed Peas 名義のラスト・アルバムかと思われた。しかし、『Boom Boom Pow』と『I Gotta Feeling』のシングルは連続で20週間チャートのNo.1に居座るなど大ヒットを記録。アメリカでも2009年を代表するアルバムの1つになった。
4枚目は Pearl Jam の『Backspacer』。Cheap Trick とは逆に Pearl Jam らしくないジャケットの新作だったが、1stシングルの『The Fixer』を聴いた途端、大いに期待のアルバムに変化! 余計な部分が削ぎ落とされたシンプルなサウンドは、リマスター再発された『Ten』の頃にも似ていて、ゴリゴリしたバンド・サウンドがとても気に入った。
そして、ベスト5最後の1枚は Little Boots の『Hands』。BBC が選ぶ『Sound of 2009』で堂々1位に輝いた Little Boots のデビュー盤は、2009年に唯一購入した新人のアルバムでもあった。懐かしい1980年代の雰囲気を奏でるシンセサイザーの音は逆に新鮮に聴こえ、1stシングルの『New In Town』も一発でお気に入りの1曲に。デビュー前の音源『Stuck On Repeat』や『Meddle』も出来がよく、今後の活躍を期待する新人になった。(しかし、後半にちょっと話題がなかったのが気になる…)
(意外な5枚を含む)2009年のベスト5枚に続く次点には Nelly Furtado の『Mi Plan』と、Carrie Underwood の『Play On』の2枚を挙げてみた。ともに、日本盤が紹介されていないアルバムだが、聴き逃してしまうにはもったいないアルバムで、ぜひ、聴いてみてほしい2枚だ。
Nelly Furtado はビッグ・ヒットを記録したアルバムの次がちょっとトーンダウンしてしまうアルバムが続く傾向だが、自身のルーツにも繋がる新作には前作とはまた違う魅力がたくさん詰まっている。Carrie Underwood については、もはや『アメリカン・アイドル優勝』の肩書がいらないくらいの素晴らしいポップなアルバム。カントリーのジャンルを超えた魅力がこちらにも詰まっている。
と、2009年のベスト5枚と次点の2枚を挙げてみたが、旧譜も含めると The Beatles の新規デジタル・リマスター盤は最大のトピックだった。しかし、これは誰もが認める大きな出来事ではあるが、純粋な新譜でもないので、ここでは敢えて取り上げなかった。
2010年はどんな新譜、新人が出てくるだろう。そして、魅力ある旧譜リマスターには何が出てくるだろう…?
そのベスト・アルバム発表の前に、2009年の CD 購入状況を振り返ると、購入枚数は新譜/旧譜を合わせて全部で86枚。そのうち、2009年にリリースされた新譜は約3割にあたる27枚で、さらにベスト盤やライブ盤などの過去音源を使用した盤を除くと、純粋な新譜と呼べる CD は購入枚数の約2割になる16枚だった。
純粋な新譜からベスト・アルバムの10枚を選ぼうと考えていたが、徐々に範囲を絞っていくと、対象の CD はわずか16枚…。そこで、ここから2009年のベスト5を選んでみた。
2枚目は Manic Street Preachers の『Journal For Plague Lovers』。1995年2月に失踪した Richey Edwards が残した詩をもとに作られた新作は、限定のブックレットが付属したバージョンを購入。失踪前の Richey Edwards が書き留めた詩をもとにしたアルバムは『Everything Must Go』以来で、暗い内容かと想像していたが、意外にもスピード感ある曲が多く、なかなかの好盤だった。そして、ベスト5最後の1枚は Little Boots の『Hands』。BBC が選ぶ『Sound of 2009』で堂々1位に輝いた Little Boots のデビュー盤は、2009年に唯一購入した新人のアルバムでもあった。懐かしい1980年代の雰囲気を奏でるシンセサイザーの音は逆に新鮮に聴こえ、1stシングルの『New In Town』も一発でお気に入りの1曲に。デビュー前の音源『Stuck On Repeat』や『Meddle』も出来がよく、今後の活躍を期待する新人になった。(しかし、後半にちょっと話題がなかったのが気になる…)と、2009年のベスト5枚と次点の2枚を挙げてみたが、旧譜も含めると The Beatles の新規デジタル・リマスター盤は最大のトピックだった。しかし、これは誰もが認める大きな出来事ではあるが、純粋な新譜でもないので、ここでは敢えて取り上げなかった。
2010年はどんな新譜、新人が出てくるだろう。そして、魅力ある旧譜リマスターには何が出てくるだろう…?
タグ：2009
2010-01-04 11:00
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コメント(2)
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こんにちはー。
いやー、86枚も買ってるなんてスゴいですね＾＾。
私は去年は30枚も買ってないと思います。
このベスト5の中ではLittle Bootsがけっこういいと思いましたが、買ってません。
BEPは残念ながら私のベスト10では惜しくも圏外です。
by MASA (2010-01-04 17:58)
MASAさん、コメントをありがとうございました! CDを買うのは結構趣味化しているようなもので、お恥ずかしいです…。＾＾；
Little Boots はあの固い BBC が推すには似つかわしくないサウンドにも思いましたが、面白い発見でしたヨ。機会があれば、ぜひ一度聴いてみてください!! B.E.P. は意外にもハマった CD でしたね!
by MCMLXV_65 (2010-01-04 18:46)