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Paul McCartney/『Live in Los Angeles』 [CD]

amoeba-show_s.jpg1月17日付のイギリスの日曜紙 The Mail On Sunday に特典(?)として付けられた Paul McCartney の『Live in Los Angeles』は、以前にこのブログでも紹介した『Amoeba's Secret』の拡大版で全部で12曲が収められている。

2007年に限定盤としてリリースされ、その後、2009年に一般にもリリースされた『Amoeba's Secret』はわずか4曲だけしか収録されていなかったが、今回 The Mail On Sunday に付いた『Live in Los Angeles』には The Beatles 時代の『Drive My Car』から始まり、2枚組の『The Beatles』から『Blackbird』と『Back In The U.S.S.R.』も収められ、特に後者のフル・バンドによるプレイの迫力はすごい。

このときのライブは Amoeba Music という店でのイベントで、目の前で Paul McCartney を含めたバンドが間近に見られたわけだが、その雰囲気が『Back In The U.S.S.R.』や続く『Get Back』ではとても生々しく聴こえる。ギターやドラムの音にあまり大きなエコーがかかってないので、目の前にそのステージがあるように感じ、この雰囲気は『Amoeba's Secret』に収録された4曲だけでは感じられなかったものだ。

また凶弾に倒れた John Lennon について書いた曲『Here Today』では、途中で Paul の声が感極まって上ずっているようにも聴こえる。それをまるで隠すかのように、次の『Back In The U.S.S.R.』で Paul はシャウトしているが、その Paul にバンドも一体になって応えている。

『Hey Jude』でのファンとの掛け合いも、その距離が近いせいか、大きな会場でのライブ音源より、さらにその盛り上がりを間近に感じられる。曲間に時折入る Paul の MC もとても楽しそうだ!

この The Mail On Sunday 紙は時々このようなオマケとはとてもよべない CD が付けて発行されている。以前には Prince の新譜や David Bowie のベスト盤があり、この2つはともに後に CD が正式リリースされた。

もしかしたら今回の Paul の今回のこのライブ盤も後々に正式リリースされ、手軽に入手できるかもしれない。今はこの The Mail On Sunday 紙も付いたかたちで輸入盤が約1500円で取寄せられるが、それも初回入荷だけで追加の入荷は難しいらしい。このようなかたちで貴重な音源を手軽に聴くことができるイギリスがちょっとだけ羨ましく思ってしまう。

『Live in Los Angeles』
Drive My Car
Only Mama Knows ※
Dance Tonight
C Moon ※
That Was Me ※
Blackbird
Here Today
Back In The U.S.S.R.
Get Back
Hey Jude
Lady Madonna
I Saw Her Standing There ※
(※:『Amoeba's Secret』収録)



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