KISS／『UNMASKED』 [CD]
オリジナル・メンバーが揃ってのアルバムと記したが、このアルバムに Gene Simmons、Paul Stanley、Ace Frehley、Peter Criss の名前はあるが、実際にドラムを叩いていたのは Anton Fig で、Peter はシングル『Shandi』の PV に出演するだけだったという。
この『UNMASKED』に収められた11曲は Peter を除く3人がそれぞれボーカルをとっている。Paul は『Is That You?』、『Shandi』、『What Makes The World Go Round』、『Tomorrow』、『Easy As It Seems』の5曲で、Ace は『Talk To Me』、『Two Sides Of The Coin』、『Torpedo Girl』の3曲、Gene は『Naked City』、『She's So European』、『You're All That I Want』の3曲でそれぞれリード・ボーカルを務めている。
KISS のアルバムをリアルタイムに聴いたのは、この『UNMASKED』が最初だったので、ここにある11曲にはどれも懐かしい思いがある。1stシングルに選ばれた『Shandi』には特に懐かしい思いがあるが、バラード調の『Shandi』は昔からのファンにはあまり人気がないようだ。
『UNMASKED』からのシングルは『Shandi』と『Tomorrow』の2枚がカットされたが、『Shandi』は全米チャートで最高47位止まり、『Tomorrow』はランクインすらしなかった。しかし『Shandi』はオーストラリアのチャートでは最高5位にまで上昇、その後のライブでも『Shandi』はオーストラリア圏のステージではセットリストに組まれるそうだ。
アルバムとしての成績も『UNMASKED』はそれまでのスタジオ盤に比べて芳しくなく、前作『DYNASTY』が全米9位まで上昇してプラチナ・レコードを獲得したのに対し、『UNMASKED』は全米チャートで35位が最高。前作まで4作連続プラチナ・レコードを獲得していた記録も途絶え、『UNMASKED』はゴールド・ディスク止まりだった。
そんなアメリカでの成績にも関わらず、KISS のアルバムでは初めてリアルタイムによく聴いたアルバムでもあるので、ベスト盤などを除くと私的には好きな曲がたくさん詰まっている、よく聴いたアルバムだ。
それほどハードな曲がなく、ポップ寄りな姿勢がアメリカでは敬遠されてしまったのかもしれないが、そんなところが逆にこの『UNMASKED』が好きな理由だった。
『UNMASKED』
Is That You?
Shandi
Talk To Me
Naked City
What Makes The World Go Round
Tomorrow
Two Sides Of The Coin
She's So European
Easy As It Seems
Torpedo Girl
You're All That I Want
2010-02-23 19:33
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コメント(2)
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俺、このアルバム大好きなんです。
70年代のハードロッキンなKISSも良いけど、ポップ路線もたまりませんね。
Shandiはメロが良過ぎて、泣けてきます。
by ryo (2010-02-25 00:21)
ryoさん、こんばんは! ryoさんも、このアルバムお好きなんですか?! 私も好きな曲揃いで好きなアルバムですが、なぜか、あまり評価が高くないアルバムの1つですね。『Shandi』は私もKISSの曲で大好きな曲の1つです!!!
by MCMLXV_65 (2010-02-25 01:19)