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Foreigner/『Foreigner』 [CD]

Foreigner_1st.jpgメンバーが英米混成なことからバンド名を Foreigner と名付けた彼らのデビュー盤『Foreigner』は全米チャートで最高4位まで上昇。アメリカだけでこれまでに500万枚のセールスを記録と、いきなりの成功を収めた。

デビュー盤からは何枚もシングルがカットされ、バンド創設時以来不動のメンバー Mick Jones による1stシングル『Feels Like The First Time』は全米チャートで最高4位をマーク。そして『Cold As Ice』も最高6位と再び Top10 入りを記録し、デビューしたてのバンドとして、これ以上ない最高のスタートをきった。

このデビュー盤も最近購入したワーナーの Original Album Seriesiconの5枚組ボックスの中に含まれていた1枚で、先に挙げたシングルは以前に紹介したベスト盤などで聴いたことがあったが、アルバムを最初から最後までを通して聴いたのはこれが初めてだった。

デビューした頃の Foreigner は、数々のバンドを渡り歩いていた Mick Jones と 元 King Crimson の Ian McDonald。そして Lou Gramm、Dennis Elliott、Al Greenwood、Ed Gagliardi の6人構成で1976年にスタート。この6人の中で、Mick、Ian、Dennis の3人がイギリス出身、他の3人がアメリカ出身だった。

リアルタイムで聴いたアルバム『4』の頃にはベースの Ed が Rick Wills に交代し、キーボードの Al と Ian が脱退して文字通りの4人構成になるが、デビュー時の Foreigner にはマルチ・プレーヤーの Ian も含め三人のキーボード担当がいて、今改めて聴くと少々サウンドにキレが足りないようにも感じた。

また Lou のボーカルもまだ発展途上の感があって、後々のシャープなスタイルがまだこのデビュー盤では影をひそめているようでもあった。

と、少々野暮ったい感じも漂うこのデビュー盤の『Foreigner』だが、ここに収められた10曲の全てに Mick の名前はクレジットされ、バンドの実質的なリーダーとしてこの頃から大きな存在感を放っていた。

次作『Double Vision』以降のヒット・シングルには Lou の名前も多く見るようになっていくが、やはりこのデビュー盤をまとめあげたのは Mick の力によるところが大きかったと思う。

それにしてもデビュー盤でいきなりアメリカだけでミリオン、それもダブル・プラチナ以上のセールスを記録し、それ以降、1980年代初めまでヒット・アルバムを連発し続けた Foreigner。改めて凄いバンドだと思う。

『Foreigner』
Feels Like The First Time
Cold As Ice
Starrider
Headknocker
The Damage Is Done
Long, Long Way From Home
Woman Oh Woman
At War With The World
Fool For You Anyway
I Need You

タグ:foreigner 1977


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