Original Soundtrack/『Sleepless in Seattle』 [CD]
1993年に公開された『Sleepless in Seattle』は、邦題は『めぐり逢えたら』として紹介された。Tom Hanks と Meg Ryan のふたりが主演のロマンティック・コメディと当時は紹介され、このふたりの共演は1990年の『Joe Versus the Volcano (邦題:ジョー、満月の島へ行く)』以来のことだった。
映画『Sleepless in Seattle』を知ったのは、このふたりが主演していること以外にも、今回紹介するサウンドトラック盤も当時は話題になっていたからだった。
全部で12曲を収めたこのサウンドトラック盤は古き良き時代を思わせるクラシックなナンバーも収録されていて、決して派手な印象を持つアルバムではなかったが、映画公開から人気が徐々に上昇し、アメリカでは映画公開から約1か月後の1993年8月に Billboard 誌のアルバム・チャートで見事2週連続で No.1 にも輝いた。
そんなサウンドトラック盤の話題と、コメディを得意とするふたりが主演するとあって、日本での公開を久々に期待した映画でもあった。
その映画の内容は典型的なふたりのすれ違いを描いたもので、特に目新しい点はなかったものの、やはり Tom Hanks と Meg Ryan のふたりの演技は秀逸で、Tom Hanks の子供を演じる可愛らしい子役の演技もなかなか板についたものだった。
そんな俳優陣の心情を表す小道具として、このサウンドトラック盤に収められた12曲がとても効果的に使われていた。そして映画を離れても、このサウンドトラック盤はスタンダードな曲が詰まったコンピレーション盤としても立派に独り立ちする一枚だった。
Jimmy Durante が歌う1963年のヒット曲『As Time Goes By』、1952年の Louis Armstrong のヒット曲『A Kiss To Build A Dream On』、1920年代の名曲『Stardust』を歌う Nat King Cole のバージョンなどに混ざって、この頃、映画音楽に度々楽曲を提供していた Harry Connick Jr が『A Wink And A Smile』を歌い、この曲は第66回アカデミー賞で Best Original Song の候補にも挙げられた。
また、このアルバムの最後を飾る Celine Dion と Clive Griffin のデュエットによる『When I Fall In Love』は1994年の MTV Movie Awards で Best Movie Song にノミネートされた。
主演のふたりと監督と脚本を務めた Nora Ephron も数々の映画賞で候補に挙がり、残念ながら有名どころでの賞で受賞は逃したが、1994年のアメリカン・コメディ・アウォードでは Meg Ryan が Funniest Actress in a Leading Role という部門で受賞を果たした。
この『Sleepless in Seattle』のように豪華アーティストの曲が詰まったサウンドトラック盤は数多くリリースされてきたが、いろいろな時代の名曲を集めて、なおかつ一般のアルバム・チャートでもヒットを記録したサウンドトラック盤というのも珍しかった。
CD の棚を整理していて見つけた懐かしい CD だが、今でもじっくりと安心して聴ける1枚だった。
Sleepless in Seattle
As Time Goes By / Jimmy Durante
A Kiss To Build A Dream On / Louis Armstrong
Stardust / Nat King Cole
Makin' Whoopee / Dr. John featuring Rickie Lee Jones
In The Wee Small Hours Of The Morning / Carly Simon
Back In The Saddle Again / Gene Autry
Bye Bye Blackbird / Joe Cocker
A Wink And A Smile / Harry Connick Jr
Stand By Your Man / Tammy Wynette
An Affair To Remember / Marc Shaiman
Make Someone Happy / Jimmy Durante
When I Fall In Love / Celine Dion & Clive Griffin
映画『Sleepless in Seattle』を知ったのは、このふたりが主演していること以外にも、今回紹介するサウンドトラック盤も当時は話題になっていたからだった。
全部で12曲を収めたこのサウンドトラック盤は古き良き時代を思わせるクラシックなナンバーも収録されていて、決して派手な印象を持つアルバムではなかったが、映画公開から人気が徐々に上昇し、アメリカでは映画公開から約1か月後の1993年8月に Billboard 誌のアルバム・チャートで見事2週連続で No.1 にも輝いた。
そんなサウンドトラック盤の話題と、コメディを得意とするふたりが主演するとあって、日本での公開を久々に期待した映画でもあった。
その映画の内容は典型的なふたりのすれ違いを描いたもので、特に目新しい点はなかったものの、やはり Tom Hanks と Meg Ryan のふたりの演技は秀逸で、Tom Hanks の子供を演じる可愛らしい子役の演技もなかなか板についたものだった。
そんな俳優陣の心情を表す小道具として、このサウンドトラック盤に収められた12曲がとても効果的に使われていた。そして映画を離れても、このサウンドトラック盤はスタンダードな曲が詰まったコンピレーション盤としても立派に独り立ちする一枚だった。
Jimmy Durante が歌う1963年のヒット曲『As Time Goes By』、1952年の Louis Armstrong のヒット曲『A Kiss To Build A Dream On』、1920年代の名曲『Stardust』を歌う Nat King Cole のバージョンなどに混ざって、この頃、映画音楽に度々楽曲を提供していた Harry Connick Jr が『A Wink And A Smile』を歌い、この曲は第66回アカデミー賞で Best Original Song の候補にも挙げられた。
また、このアルバムの最後を飾る Celine Dion と Clive Griffin のデュエットによる『When I Fall In Love』は1994年の MTV Movie Awards で Best Movie Song にノミネートされた。
主演のふたりと監督と脚本を務めた Nora Ephron も数々の映画賞で候補に挙がり、残念ながら有名どころでの賞で受賞は逃したが、1994年のアメリカン・コメディ・アウォードでは Meg Ryan が Funniest Actress in a Leading Role という部門で受賞を果たした。
この『Sleepless in Seattle』のように豪華アーティストの曲が詰まったサウンドトラック盤は数多くリリースされてきたが、いろいろな時代の名曲を集めて、なおかつ一般のアルバム・チャートでもヒットを記録したサウンドトラック盤というのも珍しかった。
CD の棚を整理していて見つけた懐かしい CD だが、今でもじっくりと安心して聴ける1枚だった。
Sleepless in Seattle
As Time Goes By / Jimmy Durante
A Kiss To Build A Dream On / Louis Armstrong
Stardust / Nat King Cole
Makin' Whoopee / Dr. John featuring Rickie Lee Jones
In The Wee Small Hours Of The Morning / Carly Simon
Back In The Saddle Again / Gene Autry
Bye Bye Blackbird / Joe Cocker
A Wink And A Smile / Harry Connick Jr
Stand By Your Man / Tammy Wynette
An Affair To Remember / Marc Shaiman
Make Someone Happy / Jimmy Durante
When I Fall In Love / Celine Dion & Clive Griffin
タグ:1993 Soundtrack
2010-05-18 20:37
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