SSブログ

Heart/『Rock The House Live!』 [CD]

Rock-the-House-Live.jpgこの Heart の通算2枚目のライブ盤『Rock The House Live!』には、きのう紹介した『Brigade』のリリース後に行われたツアーから、1990年11月28日にマサチューセッツ州の The Centrum で行われたライブの模様が収められている。

タイトルが『Rock The House Live!』とあることから、Heart のロックな曲が主に収録され、全米シングル・チャートで No.1 になった『These Dreams』や『Alone』といったバラードでのヒット曲はこのライブ盤には収められなかった。

『Brigade』が前2作のアルバム同様に好調なセールスを記録した中で行われたライブだけあって、『Brigade』からはアルバムのトップを飾った『Wild Child』を含めて6曲が選ばれている。

その他の収録曲では、1985年の記念すべき復活作の『HEART』から同アルバムのトップとラストを飾った Heart のハードな面が共に良く表れた『If Looks Could Kill』と『Shell Shock』が選ばれ、1987年の『Bad Animals』からは『Who Will You Run To』の1曲が選ばれている。

こうして収録曲を振り返ると『Bad Animals』からはわずか1曲だけと寂しいが、改めて同アルバムの収録曲をみると、Heart のハードな面がやや控え目なアルバムだったことに気づかされる。とはいえ『Alone』や『There's The Girl』という大きなヒット曲があるので、アルバムとしての見劣り感は全くない。

他に『Rock The House Live!』には、通算7枚目のスタジオ・アルバム『Passionworks』から全米ロック専門チャートで No.1 になった『How Can I Refuse』や、2ndアルバムの『Little Queen』から『Love Alive』と『Barracuda』といった懐かしい曲も収録されている。

冒頭で Heart のロックな曲が主に選ばれたライブ盤だと記したが、中盤の『Love Alive』から『The Night』にかけては、ややスローな曲が並び、ひと息つく構成にもなっている。

『Brigade』が気に入ったら、このライブ盤『Rock The House Live!』も文句なくお勧めできるアルバムで、復帰作『HEART』から選ばれた2曲もオリジナルを上回るハードなプレイになっていて、特に『If Looks Could Kill』のライブ・バージョンはオリジナルをよりテンポをアップし、ライブ終盤の盛り上げに大きく貢献。この曲が終わった後のファンの歓声も一際大きい。

1980年代後半に華々しく復活した Heart のライブでの素晴らしさが十分楽しめる『Rock The House Live!』だっただけに、これ以降、バンドの勢いが失速してしまったことがとても残念でならない。

Rock The House Live!
Wild Child
Fallen From Grace
Call Of The Wild
How Can I Refuse
Shell Shock
Love Alive
Under The Sky
The Night
Tall, Dark Handsome Stranger
If Looks Could Kill
Who Will You Run To
You're The Voice
The Way Back Machine
Barracuda

※:『Brigade』収録
☆:『HEART』収録
★:『Bad Animals』収録



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0)▲ページトップ▲

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

記事と無関係なコメントの入力を固くお断りします。
無関係なコメントは見つけ次第、即、削除します。

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
All Photo and Text copyright(c) White Dragon All Right Reserved.
Related Posts with Thumbnails

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。