The Style Council／『Introducing The Style Council』

今日から9月に突入し、暦の上でも秋のハズなのだが、依然、真夏のような暑さが続いている。今年は The Style Council のこのミニ・アルバムに収録されている『Long Hot Summer』というタイトルが本当にピタリと合う。

このミニ・アルバムは The Style Council の初期のシングルに収録された曲を使って構成されたアルバムで、以前はこれが The Style Councilのデビュー盤と思っていたが、実質的なデビュー盤はこの翌年の1984年にリリースされた『Café Bleu』になる。

当初、このミニ・アルバムは日本やアメリカなどでリリースされ、ジャケットもこの噴水の前にメンバーが写る画像以外に、花畑に佇むメンバーが写ったジャケットもあった。(当時の日本盤は花畑に佇むジャケット)

この頃の The Style Council はイギリスで『Speak Like A Child』、『Money Go Round』、『a Paris』という3枚のシングルをリリースしていて、その3枚のシングルで紹介された曲にミックス違いの曲を加えてこの『Introducing The Style Council』というミニ・アルバムが出来上がった。

デビュー盤の『Café Bleu』にも収録されている『The Paris Match』は、ここでは Paul Weller がボーカルを担当したバージョンで、後に5枚組のボックスとしてリリースされた『The Complete Adventures Of The Style Council』にも、このミニ・アルバムの曲の幾つかは収録されたが、『Long Hot Summer (Club Mix)』だけはこのミニ・アルバムでしか聴けない。

また『Long Hot Summer』自体も各種ベスト盤には4分弱のシングル・バージョンが収められているが、このミニ・アルバムでは7分を越すロング・バージョンが収められている。

このミニ・アルバムで初期3枚のシングルに収められた全ての曲が聴けるかというと、そうでもなく、『Speak Like A Child』のB面にある『Party Chambers』はこのミニ・アルバムにはなく、何ともファン泣かせな構成になっている。

と、細かいことを見ていくとキリがないが、The Style Council というバンドを紹介する見本盤としての役割は十分果たしているアルバムで、これで The Style Council というバンドに興味を持てば、続く『Café Bleu』や『Our Favourite Shop』の2枚のアルバムもきっとお勧めできることだろう。

Introducing The Style Council
Long Hot Summer
Headstart For Happiness
Speak Like A Child
Long Hot Summer (Club Mix)
The Paris Match
Mick's Up
Money-Go-Round (Club Mix)

タグ：Paul Weller 1983 The Style Council

コメント 2

こんばんは。

『Long Hot Summer』、ワタシも暑い季節や日には、この歌が無性に聴きたくなります。
2曲目の『Headstart For Happiness』も、こちらのヴァージョンがお気に入りです＾＾
by どうぷ (2010-09-02 00:04) 

こんばんは、どうぶさん。コメントありがとうございます! 全くこの暑さは、いったいいつまで続くんでしょうね…。
タイトルにひかれて、このアルバムを引っ張り出してきましたが、同じようなことを考えている方がいて、少し嬉しいです。＾＾；
by MCMLXV_65 (2010-09-02 01:21)