Queen/『Queen』 [CD]
1973年にリリースされた Queen のデビュー盤『Queen』。このアルバムも遡って聴いた Queen のアルバムで、残念ながらオリジナルがリリースされた当時の状況は経験していない。後々、知ったことだが、このアルバムは Queen の母国イギリスより先に日本で人気が出たアルバムとしても有名だ。
このデビュー盤『Queen』で披露される Queen のスタイルはハード・ロックやプログレッシブ・ロックのカテゴリーに括られることが多いが、グラム・ロックの影響もあると感じる。
この『Queen』がリリースされた1973年はグラム・ロック系のアルバムとして David Bowie が『Aladdin Sane』と『Pin Ups』をリリース、Roxy Music は『For Your Pleasure』と『Stranded』をリリースしていた。
またロック系のアルバムでは Led Zeppelin が『Houses of the Holy』、The Who が『Quadrophenia』をリリース。The Rolling Stones は『Goats Head Soup』をリリースし、プログレッシブ・ロックで Pink Floyd が『The Dark Side of the Moon』をリリースしたのもこの1973年だった。
さらにポップス系のアルバムでは Elton John が『Don't Shoot Me I'm Only the Piano Player』と『Goodbye Yellow Brick Road』を、10ccが Queen と同じくデビュー盤の『10cc』をリリースしていた。
10cc を除く、多くのベテラン勢の新作に混じってリリースされた Queen のデビュー盤は全英アルバム・チャートで最高24位、全米チャートで最高83位という結果で、今から振り返ってみるとそれぞれのジャンルで成功したアーティストの模倣と捉えられても仕方のないような状況にも思えた。
だが、この『Queen』に収められた曲の中には、後々までライブで披露されるデビュー・シングルの『Keep Yourself Alive』という Queen の特徴をよく捉えた曲もあり、1980年代中盤のライブで久々にプレイされるきっかけを与えられた『Liar』や、2ndアルバムの『Queen II』に再び収録されスマッシュ・ヒットを記録した『Seven Seas of Rhye』があった。
多くの曲は Brian May と Freddie Mercury のふたりによるもので、Brian は4曲、Freddie は5曲を作り、残る1曲は Roger Taylor が作った曲だった。残念ながらこのデビュー盤ではまだ John Deacon の曲はなく、John はまた、なぜかこのデビュー盤では姓名が逆に「Deacon John」とも表記されていた。
多くの先駆者達の影響があると言われたデビュー盤の『Queen』だが、そこには Queen の魅力の1つでもある美しいコーラス・ワークが早々と登場していて、Brian、Freddie、Roger の3人によるコーラスは後年さらに磨きがかかっていく。
歌詞の舞台は現実の世界とかけ離れたお伽話のような要素もあり、『Queen』というバンド名とプログレッシブ・ロックにも通じるスタイルは、Queen ならではの不思議な世界を演出していた。
このデビュー盤『Queen』のプロデュースは Roy Thomas Baker が務め、Queen とはこの後5枚のアルバムでプロデュースを担当することになる。
Queen
Keep Yourself Alive
Doing All Right
Great King Rat
My Fairy King
Liar
The Night Comes Down
Modern Times Rock 'n' Roll
Son and Daughter
Jesus
Seven Seas of Rhye
このデビュー盤『Queen』で披露される Queen のスタイルはハード・ロックやプログレッシブ・ロックのカテゴリーに括られることが多いが、グラム・ロックの影響もあると感じる。
この『Queen』がリリースされた1973年はグラム・ロック系のアルバムとして David Bowie が『Aladdin Sane』と『Pin Ups』をリリース、Roxy Music は『For Your Pleasure』と『Stranded』をリリースしていた。
またロック系のアルバムでは Led Zeppelin が『Houses of the Holy』、The Who が『Quadrophenia』をリリース。The Rolling Stones は『Goats Head Soup』をリリースし、プログレッシブ・ロックで Pink Floyd が『The Dark Side of the Moon』をリリースしたのもこの1973年だった。
さらにポップス系のアルバムでは Elton John が『Don't Shoot Me I'm Only the Piano Player』と『Goodbye Yellow Brick Road』を、10ccが Queen と同じくデビュー盤の『10cc』をリリースしていた。
10cc を除く、多くのベテラン勢の新作に混じってリリースされた Queen のデビュー盤は全英アルバム・チャートで最高24位、全米チャートで最高83位という結果で、今から振り返ってみるとそれぞれのジャンルで成功したアーティストの模倣と捉えられても仕方のないような状況にも思えた。
だが、この『Queen』に収められた曲の中には、後々までライブで披露されるデビュー・シングルの『Keep Yourself Alive』という Queen の特徴をよく捉えた曲もあり、1980年代中盤のライブで久々にプレイされるきっかけを与えられた『Liar』や、2ndアルバムの『Queen II』に再び収録されスマッシュ・ヒットを記録した『Seven Seas of Rhye』があった。
多くの曲は Brian May と Freddie Mercury のふたりによるもので、Brian は4曲、Freddie は5曲を作り、残る1曲は Roger Taylor が作った曲だった。残念ながらこのデビュー盤ではまだ John Deacon の曲はなく、John はまた、なぜかこのデビュー盤では姓名が逆に「Deacon John」とも表記されていた。
多くの先駆者達の影響があると言われたデビュー盤の『Queen』だが、そこには Queen の魅力の1つでもある美しいコーラス・ワークが早々と登場していて、Brian、Freddie、Roger の3人によるコーラスは後年さらに磨きがかかっていく。
歌詞の舞台は現実の世界とかけ離れたお伽話のような要素もあり、『Queen』というバンド名とプログレッシブ・ロックにも通じるスタイルは、Queen ならではの不思議な世界を演出していた。
このデビュー盤『Queen』のプロデュースは Roy Thomas Baker が務め、Queen とはこの後5枚のアルバムでプロデュースを担当することになる。
Queen
Keep Yourself Alive
Doing All Right
Great King Rat
My Fairy King
Liar
The Night Comes Down
Modern Times Rock 'n' Roll
Son and Daughter
Jesus
Seven Seas of Rhye
2010-09-07 22:29
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