Original Soundtrack/『The Graduate』 [CD]
今朝の読売新聞朝刊で映画『卒業』の『ヨリモ映画検定』なるものが紹介されていて、久々にこの『卒業』のサウンドトラック盤が聴きたくなり、この CD を引っ張り出してきた。(『卒業』の『ヨリモ映画検定』ページはこちら)
1967年に公開された『卒業』のオリジナルのタイトルは邦題と全く同じ『The Graduate』で、映画のあらすじはこの『ヨリモ映画検定』で詳しく紹介されているので、ここではその内容に触れないが、とても面白い内容の映画だった。
『卒業』を初めて見たのは(おそらく…)『月曜ロードショー』だったのではないかと思う。まだ洋画というジャンルに馴染みがない頃に見た『卒業』はとてもドキドキする内容だった。そしてエンディングも感動的で、この最後の場面は個人的な映画史に残るベスト・シーンの1つでもある。
そして『卒業』にはもう1つ、見どころというか聴きどころがあり、それが Simon & Garfunkel が提供した曲の数々だった。映画で重要な役の名前が付けられた『Mrs. Robinson』のメロディは強く頭に残り、その他の曲も映画の BGM のようで歌詞の内容がまた主人公の心境にとてもよく合っていた。
Simon & Garfunkel の初期の代表曲『Sounds Of Silence』もこの『卒業』で初めて聴いたのではないかと思う。この映画では Simon & Garfunkel の曲が他にも『Scarborough Fair』や『April Come She Will』が使われていて、Simon & Garfunkel という存在がどんどん気になってもいった。
後々『卒業』のサウンドトラック盤が出ていることを知ったが、このアルバムには Simon & Garfunkel の曲以外に、Dave Grusin が手掛けたインストルメンタル曲も収録されていた。
サウンドトラック盤はこの両者の曲がほぼ交互に並び全部で14曲、40分にも満たなかったが、映画のシーンを思い出すには十分な内容だった。
Mrs. Robinson 役の女優 Anne Bancroft の脚を見つめる Dustin Hoffman という構図のジャケットもこの映画の特徴をよく捉えていて、このジャケットもとても好きだった。
映画は監督の Mike Nichols がアカデミー賞の最優秀監督に選ばれた他、最優秀映画や最優秀脚本などの候補にも挙げられた。またアメリカ映画協会が選ぶ100本の映画にも選出された。
そうそう、もう1つ忘れてはいけないこと。この頃、まだ25歳くらいだった Katharine Ross が演じた Elaine の美しさにも当時はハッと驚かされたものだった。Dustin Hoffman 演じる Benjamin とのラスト・シーンは本当に名場面だと思う。
このサウンドトラック盤は1968年の全米アルバム・チャートで4月から5月にかけて7週間連続、そして6月にも2週間連続で No.1 を記録した。前半の連続 No.1 を阻んだのはこの頃にリリースされた Simon & Garfunkel の新作『Bookends』で、6月の連続 No.1 の後にもこの『Bookends』が再び No.1 に返り咲いた。
The Graduate
Sounds Of Silence ※
The Singleman Party Foxtrot ☆
Mrs. Robinson ※
Sunporch Cha-Cha-Cha ☆
Scarborough Fair/Canticle (Interlude) ※
On The Strip ☆
April Come She Will ※
The Folks ☆
Scarborough Fair/Canticle ※
A Great Effect ☆
The Big Bright Green Pleasure Machine ※
Whew ☆
Mrs. Robinson ※
Sound Of Silence ※
※:Simon & Garfunkel
☆:Dave Grusin
1967年に公開された『卒業』のオリジナルのタイトルは邦題と全く同じ『The Graduate』で、映画のあらすじはこの『ヨリモ映画検定』で詳しく紹介されているので、ここではその内容に触れないが、とても面白い内容の映画だった。
『卒業』を初めて見たのは(おそらく…)『月曜ロードショー』だったのではないかと思う。まだ洋画というジャンルに馴染みがない頃に見た『卒業』はとてもドキドキする内容だった。そしてエンディングも感動的で、この最後の場面は個人的な映画史に残るベスト・シーンの1つでもある。
そして『卒業』にはもう1つ、見どころというか聴きどころがあり、それが Simon & Garfunkel が提供した曲の数々だった。映画で重要な役の名前が付けられた『Mrs. Robinson』のメロディは強く頭に残り、その他の曲も映画の BGM のようで歌詞の内容がまた主人公の心境にとてもよく合っていた。
Simon & Garfunkel の初期の代表曲『Sounds Of Silence』もこの『卒業』で初めて聴いたのではないかと思う。この映画では Simon & Garfunkel の曲が他にも『Scarborough Fair』や『April Come She Will』が使われていて、Simon & Garfunkel という存在がどんどん気になってもいった。
後々『卒業』のサウンドトラック盤が出ていることを知ったが、このアルバムには Simon & Garfunkel の曲以外に、Dave Grusin が手掛けたインストルメンタル曲も収録されていた。
サウンドトラック盤はこの両者の曲がほぼ交互に並び全部で14曲、40分にも満たなかったが、映画のシーンを思い出すには十分な内容だった。
Mrs. Robinson 役の女優 Anne Bancroft の脚を見つめる Dustin Hoffman という構図のジャケットもこの映画の特徴をよく捉えていて、このジャケットもとても好きだった。
映画は監督の Mike Nichols がアカデミー賞の最優秀監督に選ばれた他、最優秀映画や最優秀脚本などの候補にも挙げられた。またアメリカ映画協会が選ぶ100本の映画にも選出された。
そうそう、もう1つ忘れてはいけないこと。この頃、まだ25歳くらいだった Katharine Ross が演じた Elaine の美しさにも当時はハッと驚かされたものだった。Dustin Hoffman 演じる Benjamin とのラスト・シーンは本当に名場面だと思う。
このサウンドトラック盤は1968年の全米アルバム・チャートで4月から5月にかけて7週間連続、そして6月にも2週間連続で No.1 を記録した。前半の連続 No.1 を阻んだのはこの頃にリリースされた Simon & Garfunkel の新作『Bookends』で、6月の連続 No.1 の後にもこの『Bookends』が再び No.1 に返り咲いた。
The Graduate
Sounds Of Silence ※
The Singleman Party Foxtrot ☆
Mrs. Robinson ※
Sunporch Cha-Cha-Cha ☆
Scarborough Fair/Canticle (Interlude) ※
On The Strip ☆
April Come She Will ※
The Folks ☆
Scarborough Fair/Canticle ※
A Great Effect ☆
The Big Bright Green Pleasure Machine ※
Whew ☆
Mrs. Robinson ※
Sound Of Silence ※
※:Simon & Garfunkel
☆:Dave Grusin
2010-09-27 16:24
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