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Robbie Williams/『Swing When You're Winning』 [CD]

Swing-When-You're-Winning.jpg以前『Sing When You're Winning』をこのブログで取り上げたときに少しだけ紹介した Robbie Williams の通算4枚目のスタジ・アルバム『Swing When You're Winning』は2001年の11月にリリースされた。

このアルバムには隠しトラックを除き15曲が収められているが、冒頭の『I Will Talk and Hollywood Will Listen』以外は1920~60年代までのアメリカン・スタンダードと呼ばれる曲のカバーで構成されていた。

このアルバムからの1stシングルには、1967年の Frank と Nancy の Sinatra 親子によるデュエット曲『Somethin' Stupid』が選ばれ、Robbie はこの曲で女優の Nicole Kidman とのデュエットを披露した。当時 Baz Luhrmann の映画『Moulin Rouge!』で Nicole は吹替えなしでその美しいボーカルを披露していたが、この『Somethin' Stupid』でも Robbie とは本当の恋人のようなデュエットを披露している。

Robbie 版『Somethin' Stupid』は2001年の年末にシングル・カットされると、イギリスで発売されたその週だけで10万枚の売上げを記録し、年末年始のクリスマス休暇にかけて全英チャートで6週連続 No.1 を記録。イギリス以外でも『Somethin' Stupid』はオーストリア、ドイツ、イタリアで2位、スイスで3位、ベルギーとオランダで5位を記録と、欧州各国でヒットを記録した。

『Swing When You're Winning』には Frank Sinatra に関係した曲が他にもあり、Frank Sinatra と50年にわたって活動してきたピアニストの Bill Miller が、やはり Frank Sinatra のヒットで知られる『One For My Baby』で客演していた。Bill Miller はこの曲を1998年に亡くなった Frank Sinatra の葬式でもプレイしていた。

そして Robbie は『It Was A Very Good Year』では Frank Sinatra と時代を超えたデュエットも実現させている。最初の2小節を Robbie がボーカルを披露し、その後の2小節を Frank Sinatra がボーカルをとる『It Was a Very Good Year』はその編集が見事で、あたかもステージ上にふたりがいるかのように仕上がっていた。

『Swing When You're Winning』では他にも Robbie はコメディ番組 Saturday Night Live の出演者 Jon Lovitz と1939年のミュージカル『Du Barry Was a Lady』の『Well, Did You Evah!』を。女優 Jane Horrocks とは1962年の全米チャートで最高3位を記録した『Things』をデュエット。

俳優の Rupert Everett とは1937年の映画『Shall We Dance』で使われた Gershwin 兄弟の『They Can't Take That Away From Me』を。そして、やはり俳優で Robbie とは友人の Jonathan Wilkes と1927年のヒット曲『Me and My Shadow』をデュエットしている。

Jane Horrocks との『Things』は1967年にテレビの特番で Dean Martin が Nancy Sinatra とのデュエットを披露していて、ここでも Sinatra 一家との関わりがある曲を Robbie は選んでいた。

このアルバムがリリースされた頃のイギリスにおける Robbie の人気は絶大で、前作に続き『Swing When You're Winning』は全英チャートで2001年から2002年にかけて7週連続 No.1 を記録、イギリスだけで200万枚以上のセールスをあげた。イギリスの他にオーストリア、ドイツ、アイルランド、スイスのアルバム・チャートで No.1 を記録し、イギリスの BBC が発表した2000~09年の Top100 アルバムで『Swing When You're Winning』は17位にランクされた。

なお『Beyond The Sea』の後に収められた隠しトラックは曲ではなく、アルバム・レコーディング時の Robbie とゲスト達とのおしゃべりが収められている。

Swing When You're Winning
I Will Talk And Hollywood Will Listen
Mack The Knife
Somethin' Stupid (with Nicole Kidman)
Do Nothin' Till You Hear From Me
It Was a Very Good Year (with Frank Sinatra)
Straighten Up And Fly Right
Well, Did You Evah! (with Jon Lovitz)
Mr. Bojangles
One For My Baby
Things (with Jane Horrocks)
Ain't That A Kick In The Head?
They Can't Take That Away From Me (with Rupert Everett)
Have You Met Miss Jones?
Me And My Shadow (with Jonathan Wilkes)
Beyond The Sea
(hidden track)



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