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Queen/『Singles Collection 4』 [CD]

Queen-Singles-Collection4.jpgQueen の歴代シングルを簡素な紙スリーブに収めたこのシリーズは、2008年12月の『Singles Collection 1』から足掛け3年を経て、ようやく最後の『Singles Collection 4』が10月にリリースされた。今回も13枚のシングルを収め、全29曲で約2時間あまりの内容が詰まっている。ちなみに『Singles Collection 1』から数えて全部で110曲、約7時間のボリュームになる。

『Singles Collection 4』に含まれるシングルは1989年の通算12枚目のスタジオ・アルバム『The Miracle』からの最後のシングル『The Miracle』に始まり、Freddie Mercury の生前にリリースされた Queen の4人として最後のアルバム『Innuendo』からリリースされた5枚のシングル。

そして Freddie の死後、残された3人のメンバーが Queen として未発表の素材を纏め上げたアルバム『Made in Heaven』から5枚のシングル。さらに2枚の企画盤とも呼べるシングルが収録されている。

ただ、この当時の Queen のシングルは7インチのアナログ・シングルに始まり、CD シングルも様々な形態がリリースされ、タイトル曲以外の収録曲はその媒体によって異なり、B面に相当する曲が2曲以上あることも度々あった。

『I'm Going Slightly Mad』のシングルはこのボックスにある『The Hitman』の他に『Lost Opportunity』があり、この曲はアルバム『Innuendo』には未収録だった。続く『Headlong』も『All God's People』の他に『Mad The Swine』があり、これもアルバム『Innuendo』には未収録だった。『The Show Must Go On』には『Queen Talks』というメンバーのコメント(曲ではない)の他に『Keep Yourself Alive』と『Body Language』が収められていた。

『Made in Heaven』からのシングルに至っては収録内容の異なる2枚の CD シングルが同時リリースされることがあり、『Heaven For Everyone』のシングルには『The Seven Seas Of Rhye』や『Killer Queen』があった。

『A Winter's Tale』ではクリスマス用にデザインされた特殊パッケージのシングルもあり、そこには『Thank God It's Christmas』が収められていた。

『Too Much Love Will Kill You』のシングルは1枚だけだったが、当時収録された曲はこのボックスのシングルにある『I Was Born To Love You』ではなく、『Spread Your Wings』と『We Will Rock You』、『We Are The Champions』の3曲だった。

『Let Me Live』では再び2種類のシングルが同時リリースされ、この2枚にはアルバム『Jazz』からのシングル3曲と、デビュー盤『Queen』からのシングル3曲があった。このボックスの『Let Me Live』には『Live at Wembley』から『We Will Rock You』と『We Are The Champions』の2曲のライブ・バージョンが収められている。

『You Don't Fool Me』以降の3枚のシングルは企画盤のようなかたちのシングルが続く。まず『You Don't Fool Me』には様々なミックス違いが収められていたが、このボックスではその中から1つの編集バージョンと『Made in Heaven』にあるアルバム・バージョンの2曲だけが収録された。

『No-One But You』は純粋に Queen のシングルとは呼べないかもしれない。『Rocks』という編集盤に唯一の新曲として収録された『No-One But You』は、Brian May が書いた曲を Roger Taylor とボーカルを分けあい、この頃、音楽業界から身を引いていた John Deacon もレコーディングに参加した。『No-One But You』のシングルも『Tie Your Mother Down』を収録した形態もあった。

そしてこのボックスの、そしてこのシリーズの最後となる『Under Pressure』はベスト盤の『Greatest Hits III』がリリースされたときのリード・シングルで、これはもう Queen のメンバーとは直接関係のないスタッフによるバージョン違いを収録しただけのシングルだった。これも当時は2種類の CD シングルがリリースされた。

と、1枚ずつを振り返ると全てのシングルを忠実に再現しているとはいえず、アルバム未収録の貴重な曲がこのシリーズで全て網羅されなかった点はとても残念なところだ。

Queen としては Brian May が関わる新たなプロジェクトが進んでいるとも伝えられている。そして Queen が在籍していたレーベルの Parlophone の属する EMI を離れる(既に離れた?)という話もある。この先、Queen の新たな音源発掘は進むのだろうか。

Singles Collection 4
The Miracle
Stone Cold Crazy (Live)
Innuendo
Bijou
I'm Going Slightly Mad
The Hitman
Headlong
All God's People
The Show Must Go On
Queen Talks
Bohemian Rhapsody
These Are the Days Of Our Lives
Heaven For Everyone (Single Version)
It's A Beautiful Day
A Winter's Tale
Rock In Rio Blues
Too Much Love Will Kill You
I Was Born To Love You
Let Me Live
We Will Rock You (Live)
We Are The Champions (Live)
You Don't Fool Me (Edit)
You Don't Fool Me (Album Version)
No-One But You (Only The Good Die Young)
We Will Rock You (The Rick Rubin 'Ruined' Remix)
Gimme The Prize (Instrumental Remix For 'The eYe')
Under Pressure (Rah Mix) (Radio Edit)
Under Pressure (Mike Spencer Remix)
Under Pressure (Knebworth Mix)

タグ:Queen 2010


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