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Mariah Carey/『Merry Christmas』 [CD]

merry-christmas.jpg『MC』というイニシャルがこの時期にピタリとあてはまる Mariah Carey のクリスマス・アルバム『Merry Christmas』。このアルバムがリリースされたのは1994年の暮れ、もう15年以上も前のことになるが、この時期に欠かせないアルバムとして毎年よく聴いている。

このアルバムはアメリカで500万枚のセールスを記録しているが、日本でも250万枚以上のセールスを記録と、アメリカと日本の市場の大きさを比べても、日本でのセールスがものすごく突出しているクリスマス・アルバムだ。

全部で11曲を収録した『Merry Christmas』には3曲の新曲が含まれている。そのうちの1曲、『All I Want For Christmas Is You』は当時 TV ドラマ『29歳のクリスマス』の主題歌にも使われ、これも『Merry Christmas』が日本でずば抜けたセールスを記録した一因になっているだろう。

All-I-Want-For-Christmas-Is.jpgWalter Afanasieff と共に作った3曲のうちの1曲である『All I Want For Christmas Is You』は海外でもアルバムからの1stシングルに選ばれた。この時期、街中に多くのクリスマス・ソングが溢れるが、古くから親しまれているクリスマス・キャロルに混じり、この『All I Want For Christmas Is You』はすっかりクリスマスの定番曲になった。

『All I Want For Christmas Is You』はアメリカでも200万枚のセールスを挙げ、リリース以来、この時期になるとエアプレイ・チャートやホリディ・ソングのチャートの上位に顔を出している。

『Merry Christmas』に収められた3つの新曲は『All I Want For Christmas Is You』がポップ系やアドルト・コンテンポラリー系のラジオ局向け。『Miss You Most (at Christmas Time)』は R&B 系向け、『Jesus Born on This Day』はゴスペル系のラジオ局向けと、それぞれのカテゴリーに合うような新曲にもなっていた。

アルバム『Merry Christmas』は2ndアルバムの『Emotions』から続く Walter Afanasieff と C+C Music Factory の David Cole と Robert Clivillés との制作体制で作られたアルバムだったが、生のピアノやドラムの音が多く使われ、クリスマス・アルバムらしく大人数のゴスペル・コーラスも Mariah の多重ボーカルと共に多くの曲でアレンジされていた。

その効果の最たる曲がアルバム終盤に置かれた『Jesus Oh What A Wonderful Child』だろう。この曲も古くから親しまれているトラディショナルな曲の1つだが、終盤にかけての盛り上がりでは Mariah とゴスペル・コーラスの掛け合いが大きな聴きどころになっている。

生の楽器もこれまでの Mariah のどのアルバムより多く使われ、4曲目の『Christmas (Baby Please Come Home)』と『Santa Claus Is Comin' To Town』ではドラムに Omar Hakim、ピアノに Greg Phillinganes がクレジットされている。後者ではベースにアメリカン・アイドルの審査員でお馴染みの Randy Jackson がベースも弾いている。

マスタリングには Bob Ludwig の名前もあり、15年以上も前のアルバムながら音の良さにも優れている『Merry Christmas』。全世界での売上は1200万枚以上にも達している。

Merry Christmas
Silent Night
All I Want For Christmas Is You
O Holy Night
Christmas (Baby Please Come Home)
Miss You Most (at Christmas Time)
Joy To The World
Jesus Born on This Day
Santa Claus Is Comin' To Town
Hark! The Herald Angels Sing/Gloria (In Excelsis Dea)
Jesus Oh What A Wonderful Child
God Rest Ye Merry Gentlemen



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seawind335

懐かしいですね。

マライアは、ポテンシャルは極めて高いと思うのですが、マネジメントで損している感があります。

1st、2ndの路線を極めるような作品が出ないですかね・・・
by seawind335 (2010-12-04 07:58) 

MCMLXV_65

Mariahのアルバムは、まだこの頃は生き生きとしていましたね。マネージメントのことはよくわかりませんが、周囲がもっと良い悪いをハッキリ意見していればなぁ~と、近年のMariahのアルバムからは感じます。

まぁそういう意見を置いても、Mariahは1990年代を代表する女性ボーカリストである事は間違いないと、このクリスマス・アルバムからも十二分に感じられますよね!!^^
by MCMLXV_65 (2010-12-04 14:12) 

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