KISS/『Double Platinum』 [CD]
最近1970年代後半のアルバムを聴いているときに見つけたアルバムが、この KISSの の初のベスト盤『Double Platinum』で、このアルバムもオリジナルのリリースは1978年4月と1970年代後半の頃で、LP 時代のアルバム・ジャケットをかろうじて見た記憶がある。
そのオリジナルは表ジャケットの KISS の文字がエンボス処理され立体的になっていた。CD 版の『Double Platinum』は残念ながらその立体加工がなくなり、単純な印刷になってしまったが、数年前にリリースされた紙ジャケット仕様の『Double Platinum』はオリジナルのエンボス処理が復活していた。
題名は『Double Platinum』だが、実際のセールスはアメリカ国内が100万枚の売上げでプラティナ・ディスクと、残念ながら題名どおりの200万枚のセールスには届かなかった。全米アルバム・チャートでは最高22位を記録している。
KISS 初のベスト盤である『Double Platinum』は過去6枚のスタジオ・アルバムから選曲され、『Strutter』を含めデビュー盤の『KISS』からは6曲と最も多くの曲が選ばれていた。
続いて4曲選ばれたアルバムが『Destroyer』と『Rock And Roll Over』の2枚。3曲選ばれたのが『Dressed To Kill』、2曲が『Hotter Than Hell』。そして『Double Platinum』の前年、1977年リリースの『Love Gun』からは1曲だけが選ばれていた。
LP では各面に5曲ずつ、合計20曲を収めながらも70分に満たないベスト盤なので、一気に最後まで初期の KISS の軌跡を楽しめるのが、この『Double Platinum』の魅力だろうか。もし CD 時代に『Double Platinum』が作られたなら、初期の6枚のスタジオ・アルバムからもっと多くの曲が収録曲の候補に挙がっただろう。
そして、この『Double Platinum』は1曲目の『Strutter '78』が新録であった以外に、合計9曲が1970年代後半には珍しいリミックス・バージョンで収められていた。
コアな KISS のファンでないので細かい違いが説明できないが、KISS ファンによればこのバージョン違いがあるため『Double Platinum』は単純なベスト盤ではなく、オリジナル・アルバムの1つとしても貴重だという。
また、ここに収められた20曲は全て Paul Stanley と Gene Simmons、Ace Frehley、そして Peter Criss の4人が作ったオリジナル曲だけで構成されている点も見過ごせない。今もライブでプレイされる定番曲が多く含まれ、初期の KISS の曲がいかに口ずさみやすいメロディを持った曲だったこともわかるベスト盤だ。
そういう点から見ると『Double Platinum』は KISS 初心者にとっては入門編として最適なアルバムであり、生粋のファンには多くのバージョン違いを含み、立体加工された特殊なジャケットと共に貴重な存在のアルバムと言えるだろう。
Double Platinum
Strutter '78
Do You Love Me? ▼
Hard Luck Woman ◇ (remix)
Calling Dr. Love ◇ (remix)
Let Me Go, Rock 'n' Roll ★
Love Gun △
God Of Thunder ▼
Firehouse ※ (remix)
Hotter Than Hell ★
I Want You ◇
Deuce ※ (remix)
100,000 Years ※ (remix)
Detroit Rock City ▼ (remix)
She ◯ (remix)
Rock and Roll All Nite ◯
Beth ▼
Makin' Love ◇
C'mon and Love Me ◯ (remix)
Cold Gin ※
Black Diamond ※ (remix)
オリジナル収録アルバム
※:『Kiss』
★:『Hotter Than Hell』
◯:『Dressed To Kill』
▼:『Destroyer』
◇:『Rock And Roll Over』
△:『Love Gun』
そのオリジナルは表ジャケットの KISS の文字がエンボス処理され立体的になっていた。CD 版の『Double Platinum』は残念ながらその立体加工がなくなり、単純な印刷になってしまったが、数年前にリリースされた紙ジャケット仕様の『Double Platinum』はオリジナルのエンボス処理が復活していた。
題名は『Double Platinum』だが、実際のセールスはアメリカ国内が100万枚の売上げでプラティナ・ディスクと、残念ながら題名どおりの200万枚のセールスには届かなかった。全米アルバム・チャートでは最高22位を記録している。
KISS 初のベスト盤である『Double Platinum』は過去6枚のスタジオ・アルバムから選曲され、『Strutter』を含めデビュー盤の『KISS』からは6曲と最も多くの曲が選ばれていた。
続いて4曲選ばれたアルバムが『Destroyer』と『Rock And Roll Over』の2枚。3曲選ばれたのが『Dressed To Kill』、2曲が『Hotter Than Hell』。そして『Double Platinum』の前年、1977年リリースの『Love Gun』からは1曲だけが選ばれていた。
LP では各面に5曲ずつ、合計20曲を収めながらも70分に満たないベスト盤なので、一気に最後まで初期の KISS の軌跡を楽しめるのが、この『Double Platinum』の魅力だろうか。もし CD 時代に『Double Platinum』が作られたなら、初期の6枚のスタジオ・アルバムからもっと多くの曲が収録曲の候補に挙がっただろう。
そして、この『Double Platinum』は1曲目の『Strutter '78』が新録であった以外に、合計9曲が1970年代後半には珍しいリミックス・バージョンで収められていた。
コアな KISS のファンでないので細かい違いが説明できないが、KISS ファンによればこのバージョン違いがあるため『Double Platinum』は単純なベスト盤ではなく、オリジナル・アルバムの1つとしても貴重だという。
また、ここに収められた20曲は全て Paul Stanley と Gene Simmons、Ace Frehley、そして Peter Criss の4人が作ったオリジナル曲だけで構成されている点も見過ごせない。今もライブでプレイされる定番曲が多く含まれ、初期の KISS の曲がいかに口ずさみやすいメロディを持った曲だったこともわかるベスト盤だ。
そういう点から見ると『Double Platinum』は KISS 初心者にとっては入門編として最適なアルバムであり、生粋のファンには多くのバージョン違いを含み、立体加工された特殊なジャケットと共に貴重な存在のアルバムと言えるだろう。
Double Platinum
Strutter '78
Do You Love Me? ▼
Hard Luck Woman ◇ (remix)
Calling Dr. Love ◇ (remix)
Let Me Go, Rock 'n' Roll ★
Love Gun △
God Of Thunder ▼
Firehouse ※ (remix)
Hotter Than Hell ★
I Want You ◇
Deuce ※ (remix)
100,000 Years ※ (remix)
Detroit Rock City ▼ (remix)
She ◯ (remix)
Rock and Roll All Nite ◯
Beth ▼
Makin' Love ◇
C'mon and Love Me ◯ (remix)
Cold Gin ※
Black Diamond ※ (remix)
オリジナル収録アルバム
※:『Kiss』
★:『Hotter Than Hell』
◯:『Dressed To Kill』
▼:『Destroyer』
◇:『Rock And Roll Over』
△:『Love Gun』
2011-01-15 19:39
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コメント(4)
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懐かしいですね!KISSの全盛期のBEST盤ですね!
本当に欲しかったのですが、お金が無い学生時代、我慢した記憶が昨日のように・・・
by seawind335 (2011-01-15 23:25)
まさにKISSの1970年代中期を総括するベスト盤でしたね。私はまだこの頃のKISSは守備範囲に入っていなかったので、かろうじてジャケットを見た記憶しかなく、この後にリリースされる『Unmasked』がリアルタイムでKISSに接した最初のアルバムになりましたね。
by MCMLXV_65 (2011-01-15 23:42)
中学生の時にデストロイヤーを買いハマリました^^)
今でもよく聞いています^^)
by rtfk (2011-01-16 12:03)
rtfkさんは『Destroyer』にハマっていたということは『Beth』もお気に入りの1曲なんでしょうか。私はこの頃のKISSは後追いで聴いたので、この手のベスト盤の存在はとてもありがったです! ^^
by MCMLXV_65 (2011-01-16 14:07)