Queen/『Body Language』 [CD]
今日はこの暑い夏が更に暑くなるようなジャケットの Queen が1982年にリリースしたシングル『Body Language』について。この曲は1982年の5月にリリースされた通算10枚目のスタジオ・アルバム『Hot Space』からの1stシングルで、母国イギリスのシングル・チャートでは最高25位と奮わなかったが、全米チャートでは最高11位まで上昇する意外なヒットを記録した。
アルバム『Hot Space』からの1stシングルには David Bowie とのデュエット『Under Pressure』を記すディスコグラフィがあるが、『Under Pressure』は1981年11月にリリースされた Queen 初のベスト盤『Greatest Hits』の日本版に収録されていたので、『Body Language』が『Hot Space』からのリード・シングルと呼ぶのがふさわしいだろう。
『Hot Space』のシングルが全米シングル・チャートでランクインしたのは、この『Body Language』と『Calling All Girls』の2曲だけで、後者は60位が最高だった。だが『Body Language』は Queen のイギリス主導のベスト盤には一度も収録されることなく、1992年にアメリカの Hollywood Records からリリースされた赤いジャケットの『Greatest Hits』に初めて収録された。
『Body Language』は明らかに1980年の全米 No.1 を記録したシングル『Another One Bites The Dust』の路線を推し進めた Queen なりのファンク/ダンスな曲だった。『Another One Bites The Dust』は John Deacon が作った曲だったが、この『Body Language』の作者は Freddie Mercury だった。
『Body Language』は1982年4月から始まった欧州ツアーや、7月からの北米ツアー、そしてこの年の10月から11月にかけて行われた日本公演でもプレイされた曲だったが、その後のツアーでプレイされることはなく、『Hot Space』からの曲は『Under Pressure』が Queen のバージョンとしてプレイされるだけだった。以前、紹介したブートレグの『Space Boogie』では『Body Language』のイントロが始まるとファンから「えぇ~」というブーイングともとれる歓声も入っていた。
それまでの Queen のスタイルから大きく方向を変えた『Body Language』は PV も大きな論争の的になった。PV には水しぶきを浴びる男女や、シングルのジャケットにあるような大きな矢印を描かれたモデル、そして汗を流した男女が絡みあうシーンなどが多く登場し、Queen のメンバーは Freddie が一番多く映っていたが、他のメンバーは黒い衣装に身を包み、ほんの僅かなシーンに映っているだけだった。
Freddie の持つゲイなイメージを前面に押し出したこの PV はテレビの放送に適さないと判断され、あの MTV からも局初の放送禁止処分も下されてしまった。だが、そのハンデがあっても全米チャートで最高11位まで上昇したのだから、アメリカの Queen ファンに『Body Language』は受け入れられたのではないだろうか。
リリース当時の『Body Language』のジャケットはいろいろな想像をかきたてるものだった。アメリカでは PV も論争になったが、このシングルのジャケットも後にタイトルしかない真っ白なジャケットに差替えられて流通した。本当に暑い夏がさらに暑く感じられるジャケットだ。
アルバム『Hot Space』からの1stシングルには David Bowie とのデュエット『Under Pressure』を記すディスコグラフィがあるが、『Under Pressure』は1981年11月にリリースされた Queen 初のベスト盤『Greatest Hits』の日本版に収録されていたので、『Body Language』が『Hot Space』からのリード・シングルと呼ぶのがふさわしいだろう。
『Hot Space』のシングルが全米シングル・チャートでランクインしたのは、この『Body Language』と『Calling All Girls』の2曲だけで、後者は60位が最高だった。だが『Body Language』は Queen のイギリス主導のベスト盤には一度も収録されることなく、1992年にアメリカの Hollywood Records からリリースされた赤いジャケットの『Greatest Hits』に初めて収録された。
『Body Language』は明らかに1980年の全米 No.1 を記録したシングル『Another One Bites The Dust』の路線を推し進めた Queen なりのファンク/ダンスな曲だった。『Another One Bites The Dust』は John Deacon が作った曲だったが、この『Body Language』の作者は Freddie Mercury だった。
『Body Language』は1982年4月から始まった欧州ツアーや、7月からの北米ツアー、そしてこの年の10月から11月にかけて行われた日本公演でもプレイされた曲だったが、その後のツアーでプレイされることはなく、『Hot Space』からの曲は『Under Pressure』が Queen のバージョンとしてプレイされるだけだった。以前、紹介したブートレグの『Space Boogie』では『Body Language』のイントロが始まるとファンから「えぇ~」というブーイングともとれる歓声も入っていた。
それまでの Queen のスタイルから大きく方向を変えた『Body Language』は PV も大きな論争の的になった。PV には水しぶきを浴びる男女や、シングルのジャケットにあるような大きな矢印を描かれたモデル、そして汗を流した男女が絡みあうシーンなどが多く登場し、Queen のメンバーは Freddie が一番多く映っていたが、他のメンバーは黒い衣装に身を包み、ほんの僅かなシーンに映っているだけだった。
Freddie の持つゲイなイメージを前面に押し出したこの PV はテレビの放送に適さないと判断され、あの MTV からも局初の放送禁止処分も下されてしまった。だが、そのハンデがあっても全米チャートで最高11位まで上昇したのだから、アメリカの Queen ファンに『Body Language』は受け入れられたのではないだろうか。
リリース当時の『Body Language』のジャケットはいろいろな想像をかきたてるものだった。アメリカでは PV も論争になったが、このシングルのジャケットも後にタイトルしかない真っ白なジャケットに差替えられて流通した。本当に暑い夏がさらに暑く感じられるジャケットだ。
2011-07-14 21:29
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