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Tedeschi Trucks Band/『Revelator』 [CD]

Tedeschi-Trucks-Band.jpg2001年に結婚した現在32歳の Derek Trucks と40歳の Susan Tedeschi の夫婦がそれぞれのソロ・プロジェクトを合体させて誕生したのが、この Tedeschi Trucks Band というバンドで、『Revelator』はこのバンドによる初めてのアルバムで、今年の6月にリリースされた。

『預言者』とも訳すことのできるタイトルのアルバム『Revelator』のジャケットには11人ものメンバーが写っているが、その軸は Susan の少しハスキーなボーカルと Derek の弾くギター。そこに Kofi Burbridge の弾くオルガンや、3人のホーン・セクションが絡んで、とても感情豊かな曲がたくさん収録されている。

Derek のソロ・プロジェクトである The Derek Trucks Band でボーカルを担当する Mike Mattison は Tedeschi Trucks Band では Susan を支えるコーラスに回っているが、3曲目の『Midnight In Harlem』では暖かみのある男性コーラスが優しい雰囲気を演出している。

ふたつのユニットによるライブを見ているかのようなアルバムの『Revelator』は2分足らずの間奏曲『Shrimp And Grits』を挟んで、続く『Love Has Something Else To Say』で11人全員が揃ってライブの最後を盛り上げるようなクライマックスを迎える。

CD や LP に表記された最後の曲『Shelter』は言わばアンコールにプレイされた曲のようでもあり、この『Shelter』は4分ちょっとで終わるが、少しのブランクを経て『Ghost Light』という隠しトラックが続けてプレイされる。

この『Ghost Light』はボーカルの Susan が下がって Derek のギターをフューチャーしたインストルメンタル曲で、この曲はアンコールが鳴り止まないので、もう1曲 Derek が登場してサービスしてくれたかのようにも思える。フェードアウトで終わる『Ghost Light』だが、Derek のソロ・プレイが延々と続くかのようにも思える曲だ。

ブックレットやジャケットの内側にはレコーディング時のスナップがたくさんあって、そこに写るメンバーはリラックスしたいい表情で、Derek と Susan のツー・ショットも実に和やか。メガネをかけてレコーディングしている Susan のスナップもある。

この『Revelator』は CD WOW! というオンラインショップを初めて使って7月3日に注文したが、翌4日に出荷されたと連絡が来たにも関わらず一向に届かず、何度問い合わせをしても CD WOW! は出荷時点までしか追うことができず、ただもう少し待ってくれの一点張りという対応だった。

2週間経っても、1か月経っても『Revelator』は届かず、最初の利用にして輸送事故に遭ってしまったと諦めていたところ、8月13日に香港からの白い封筒がポストにあり、開けてみたらこの『Revelator』が入っていた。実に1か月以上もかかって届いたわけだが、値段が安くてもこういう配送状況だと本当に欲しい CD で CD WOW! は使えないと思った。

購入を諦めていたところに届いた『Revelator』だが、その内容は評判どおり、いい曲がたくさん詰まった好きなアルバムだった。これはお勧めの一枚だ。

Tedeschi-Trucks-Band.jpgRevelator
Come See About Me
Don't Let Me Slide
Midnight In Harlem
Bound For Glory
Simple Things
Until You Remember
Ball And Chain
These Walls
Learn How To Love
Shrimp And Grits (Interlude)
Love Has Something Else To Say
Shelter
Ghost Light (hidden track)


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コメント 2

どうぷ

こんばんは。
12inch×2LP盤の感想です。
盤質・音質かなり良いと思います。Legacy系のアナログ盤はホント頑張ってますね♪しかしラストの曲からの空白20秒にはビックリしました。ジャケの何処にも表記が無いので!

一聴して、Black Crowesみたい(笑)またゆったりしたDelaney & Bonnieみたいとも。そしてとにかく流れるように滑らかなサウンド!車中でリクエスト殺到です。

CD WOW!はワタシも昔使ったことありますが、あまり良い思い出が無いですね。米国内流通では多分普通なんでしょうけど...。
by どうぷ (2011-08-14 22:30) 

MCMLXV_65

どうぷさんも既に聴かれていたのですね!隠しトラックの存在はアチコチで既に明かされていたので、驚き少なかったですが、予備知識をなしで聴くと新鮮ですよね!!

レイドバックした雰囲気が一発で好きになりました。このアルバムの曲、ボーカルも好きですけど、バンドとしてまとまりも最初からこのバンドで数年活動していたようなノリでホントにハマりました!

CD WOW!は日にちを要してもいいCDは安ければ使ってもいいかなぁ。新譜は安くてもこんな配送状況だと無駄金になりそうで怖くて使えません…。
by MCMLXV_65 (2011-08-14 23:34) 

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