Blondie/『Panic Of Girls』 [CD]
ちょっと前に届いていた Blondie の最新スタジオ・アルバム『Panic Of Girls』。ダウンロード版は CD より一足早くリリースされていたが、amazon に CD を 注文。が、届いた『Panic Of Girls』の CD のレーベルには Compact Disc のマークがなく、プラケースにも通常マークのある箇所が空欄のまま。レーベル面があまりにも既存のカラープリンターで印刷したような CD-R のようだったので amazon に問い合わせたら数日後に CD で間違いないと確認された。(ホントかなぁ~…)
『Panic Of Girls』は2003年の『The Curse of Blondie』以来のスタジオ・アルバムで、今頃 Blondie の新譜が届けられるとは想像もしていなかったが、1曲目の『D-Day』やリード・シングルに選ばれた『Mother』は予想外にいい曲。Debbie Harry の声に衰えは隠せなかったが、全盛期の頃の声で聴けたらもっといい雰囲気なのでは…? と少々無理なことも思ってしまった。
『Panic Of Girls』にはオリジナル・メンバーの Chris Stein がギターで、Clem Burke がドラムで参加。当初はもっと早い時期、2010年にもリリース予定だったそうだが、レコード会社とのトラブルでリリースが遅れ、一時 Blondie 側はレコード会社を通さないリリース方法も考えていたらしい。
そんなこともあって出来上がっていた曲(報じられた内容によると35曲もレコーディングされたらしい!)の中から2010年暮れにリリースされた旧譜『Parallel Lines』のリイシュー盤には『What I Heard』と『Girlie Girlie』の2曲がボーナス曲として追加されていた。
Blondie らしいレゲエなスタイルの『The End The End』もあり、この手の曲で Debbie のボーカルはやっぱり上手いなぁと実感。中盤に配された『Love Doesn't Frighten Me』も1stシングルの『Mother』同様にポップな曲で、まだこういう曲が作れるあたりに Bondie のしたたかさも感じる。
『Love Doesn't Frighten Me』は次のシングルにもなりそうに思える曲だが、この曲のライターには Laurel Katz-Bohen と Matt Katz-Bohen という名前があり、Blondie のメンバーが書いた曲ではなかった。
よくよく収録曲のクレジットを調べてみると『What I Heard』も Laurel と Matt のふたりが書いた曲で、『Wipe Off My Sweat』も Matt の名前が Chris と Deborah と並んで記されていた。
後半にある『Sunday Smile』というスローな曲はニューヨークを拠点に活動する Beirut というバンドの Zach Condon が書いた曲。この曲でも Debbie のボーカルはハマっているが、やはり少し声のかすれが気になった。
アルバム終盤の曲では英語以外の言語(フランス語?)も使われ、『Wipe Off My Sweat』もポップで好きなタイプの曲。『Le Bleu』はタイトルからフランス語で、アコーディオンの音もフレンチ・ポップスみたいな雰囲気を演出している。
全11曲で40分少々の『Panic Of Girls』に Blondie らしさは十分感じられ、なかなかいいアルバムだが、ジャケットに写るメンバーと思われる不気味な画像と Debbie の少し衰えの感じるボーカルがマイナス点だろうか。その Debbie もこの7月で66歳になったのだから、それこそ衰えがなければ「妖女」になってしまうか。
Panic Of Girls
D-Day
What I Heard
Mother
The End The End
Girlie Girlie
Love Doesn't Frighten Me
Words In My Mouth
Sunday Smile
Wipe Off My Sweat
Le Bleu
China Shoes
『Panic Of Girls』は2003年の『The Curse of Blondie』以来のスタジオ・アルバムで、今頃 Blondie の新譜が届けられるとは想像もしていなかったが、1曲目の『D-Day』やリード・シングルに選ばれた『Mother』は予想外にいい曲。Debbie Harry の声に衰えは隠せなかったが、全盛期の頃の声で聴けたらもっといい雰囲気なのでは…? と少々無理なことも思ってしまった。
『Panic Of Girls』にはオリジナル・メンバーの Chris Stein がギターで、Clem Burke がドラムで参加。当初はもっと早い時期、2010年にもリリース予定だったそうだが、レコード会社とのトラブルでリリースが遅れ、一時 Blondie 側はレコード会社を通さないリリース方法も考えていたらしい。
そんなこともあって出来上がっていた曲(報じられた内容によると35曲もレコーディングされたらしい!)の中から2010年暮れにリリースされた旧譜『Parallel Lines』のリイシュー盤には『What I Heard』と『Girlie Girlie』の2曲がボーナス曲として追加されていた。
Blondie らしいレゲエなスタイルの『The End The End』もあり、この手の曲で Debbie のボーカルはやっぱり上手いなぁと実感。中盤に配された『Love Doesn't Frighten Me』も1stシングルの『Mother』同様にポップな曲で、まだこういう曲が作れるあたりに Bondie のしたたかさも感じる。
『Love Doesn't Frighten Me』は次のシングルにもなりそうに思える曲だが、この曲のライターには Laurel Katz-Bohen と Matt Katz-Bohen という名前があり、Blondie のメンバーが書いた曲ではなかった。
よくよく収録曲のクレジットを調べてみると『What I Heard』も Laurel と Matt のふたりが書いた曲で、『Wipe Off My Sweat』も Matt の名前が Chris と Deborah と並んで記されていた。
後半にある『Sunday Smile』というスローな曲はニューヨークを拠点に活動する Beirut というバンドの Zach Condon が書いた曲。この曲でも Debbie のボーカルはハマっているが、やはり少し声のかすれが気になった。
アルバム終盤の曲では英語以外の言語(フランス語?)も使われ、『Wipe Off My Sweat』もポップで好きなタイプの曲。『Le Bleu』はタイトルからフランス語で、アコーディオンの音もフレンチ・ポップスみたいな雰囲気を演出している。
全11曲で40分少々の『Panic Of Girls』に Blondie らしさは十分感じられ、なかなかいいアルバムだが、ジャケットに写るメンバーと思われる不気味な画像と Debbie の少し衰えの感じるボーカルがマイナス点だろうか。その Debbie もこの7月で66歳になったのだから、それこそ衰えがなければ「妖女」になってしまうか。
Panic Of Girls
D-Day
What I Heard
Mother
The End The End
Girlie Girlie
Love Doesn't Frighten Me
Words In My Mouth
Sunday Smile
Wipe Off My Sweat
Le Bleu
China Shoes
2011-08-17 12:00
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