beatleg 2011年10月号/『クイーン 1977~1982年ライブ音源全網羅』 [いろいろと…]
Freddie Mercury の65回目の誕生日である9月5日にタイミングよく手に入ったのが、このブートレグ(海賊盤)を扱う beatleg の10月号で、ここには今年5月に紹介した1973~77年に行われたライブのブートレグに続き、1977~82年に行われたライブのブートレグが紹介されている。
10月号では巻頭に特集記事が一切なく、いきなり1977年10月にリリースされた通算6枚目のスタジオ・アルバム『News Of The World』に伴う英国ツアーのブートレグ紹介から始まる。
この『News Of The World』リリース時のツアーで日本公演はなく、詳しいセットリストを知らずに記事を読んでいたが、その内容は驚きの連続で、このツアーのセットリストはとても面白い構成になっていた。
当時のライブは『We Will Rock You』の Slow/Fast の2つを組み合わせたバージョンで始まる。『We Will Rock You』はアンコールでも再び登場するので、この頃のライブでは都合3回プレイされていた。このオープニングに続いてプレイされたのが、さらに高速な『Brighton Rock』で、このオープニングの怒涛の2曲はとても聴いてみたい衝動に駆られた。
新作『News Of The World』からは実に7曲がセットリストに組み込まれ、その合間に初期の曲『Liar』や『Ogre Battle』も入っている点も新鮮だった。
さらに『White Man』や『The Prophet's Song』というアルバムで比較的長い曲が Brian May のソロ・パートなどと巧に組み込まれ、最も驚きだったのが終盤、特にアンコールの構成だった。
『We Are The Champions』が世に出て以降、Queen のライブは『We Are The Champions』が締めの曲で、最後はテープの『God Save The Queen』が流れるとばかり思っていたが、この1977年のツアーでは『We Are The Champions』がアンコールの1回目の締めの曲で、続いて2回目のアンコールがあり、そこで新作から『Sheer Heart Attack』がプレイされ、その後に『Jailhause Rock』などのロックンロールのカバーがプレイされ、そして『God Save The Queen』で締め括られる構成になっていた。
基本このセットリストは1978年リリースの通算7枚目のスタジオ・アルバム『Jazz』に伴うツアーが始まるまで続いていた。1978年10月から始まった北米ツアーは1979年リリースの初のライブ盤『Live Killers』とほぼ同じ構成で、この『Jazz』ツアーは来日公演もあったので、それほど大きな発見はなかった。
Queen のライブは『Complete Works』のような書物でもその内容は知っていたが、当時の詳しいセットリストは記載されてなく、どんな曲がプレイされたか程度だったので、この beatleg 10月号の特集は本当に個人的に貴重な内容が多かった。
今回の特集ではこの時期に行われた3回の来日公演のブートレグ情報もあり、手元にある『Space Boogie』も紹介されていた。また1979年の年末に行われたカンボジア難民救済コンサートの『Complete Kampuchea Concert』も紹介され、これが今もなお高い評価であることは嬉しかった。
ブートレグは買って、その中身を聴いてみるまで、その内容が評価できないが、この beatleg のような特集は既発のブートレグの欠点も記されているので購入の目安に大いに役立つ。今回の特集を読んで1970年代後期の Queen のブートレグは公式に『Live Killers』以外に陽の目を見ていていないので、ちょっと冒険をして手に入れてみたい気持ちにもなった。
10月号では巻頭に特集記事が一切なく、いきなり1977年10月にリリースされた通算6枚目のスタジオ・アルバム『News Of The World』に伴う英国ツアーのブートレグ紹介から始まる。
この『News Of The World』リリース時のツアーで日本公演はなく、詳しいセットリストを知らずに記事を読んでいたが、その内容は驚きの連続で、このツアーのセットリストはとても面白い構成になっていた。
当時のライブは『We Will Rock You』の Slow/Fast の2つを組み合わせたバージョンで始まる。『We Will Rock You』はアンコールでも再び登場するので、この頃のライブでは都合3回プレイされていた。このオープニングに続いてプレイされたのが、さらに高速な『Brighton Rock』で、このオープニングの怒涛の2曲はとても聴いてみたい衝動に駆られた。
新作『News Of The World』からは実に7曲がセットリストに組み込まれ、その合間に初期の曲『Liar』や『Ogre Battle』も入っている点も新鮮だった。
さらに『White Man』や『The Prophet's Song』というアルバムで比較的長い曲が Brian May のソロ・パートなどと巧に組み込まれ、最も驚きだったのが終盤、特にアンコールの構成だった。
『We Are The Champions』が世に出て以降、Queen のライブは『We Are The Champions』が締めの曲で、最後はテープの『God Save The Queen』が流れるとばかり思っていたが、この1977年のツアーでは『We Are The Champions』がアンコールの1回目の締めの曲で、続いて2回目のアンコールがあり、そこで新作から『Sheer Heart Attack』がプレイされ、その後に『Jailhause Rock』などのロックンロールのカバーがプレイされ、そして『God Save The Queen』で締め括られる構成になっていた。
基本このセットリストは1978年リリースの通算7枚目のスタジオ・アルバム『Jazz』に伴うツアーが始まるまで続いていた。1978年10月から始まった北米ツアーは1979年リリースの初のライブ盤『Live Killers』とほぼ同じ構成で、この『Jazz』ツアーは来日公演もあったので、それほど大きな発見はなかった。
Queen のライブは『Complete Works』のような書物でもその内容は知っていたが、当時の詳しいセットリストは記載されてなく、どんな曲がプレイされたか程度だったので、この beatleg 10月号の特集は本当に個人的に貴重な内容が多かった。
今回の特集ではこの時期に行われた3回の来日公演のブートレグ情報もあり、手元にある『Space Boogie』も紹介されていた。また1979年の年末に行われたカンボジア難民救済コンサートの『Complete Kampuchea Concert』も紹介され、これが今もなお高い評価であることは嬉しかった。
ブートレグは買って、その中身を聴いてみるまで、その内容が評価できないが、この beatleg のような特集は既発のブートレグの欠点も記されているので購入の目安に大いに役立つ。今回の特集を読んで1970年代後期の Queen のブートレグは公式に『Live Killers』以外に陽の目を見ていていないので、ちょっと冒険をして手に入れてみたい気持ちにもなった。
2011-09-06 13:13
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