Cheap Trick/『Authorized Greatest Hits』 [CD]
Cheap Trick のアルバムは一枚を聴くと、また別のアルバムが聴きたくなる。そこで今回はスタジオ・アルバムではなく2000年にリリースされた『Authorized Greatest Hits』というコンピレーション・アルバムを引っ張り出してきた。
この『Authorized Greatest Hits』にはデビュー盤の『Cheap Trick』から1990年リリースの『Busted』までのスタジオ・アルバムからの曲に加えて、『at Budokan』からのライブ・バージョンやオリジナル・アルバム未収録のレアな曲が収録されていた。
手元にある『Authorized Greatest Hits』は『The Flame』のライブ・バージョンで終わる16曲バージョンだが、他に『California Man』『Voices』の2曲を収めた18曲入りもあるので、これから手に入れようとする方はこの違いに注意してほしい。
Cheap Trick も多くのコンピレーション・アルバムをリリースしているバンドで、手元にあるコンピレーション・アルバムは他にも1991年リリースの2枚組『The Greatest Hits』、1996年リリースの4枚組『Sex, America, Cheap Trick』、2004年リリースの2枚組『The Essential Cheap Trick』の3枚がある。
その中で『Authorized Greatest Hits』だけがヒット曲やファンに馴染みの曲が1枚にまとめられ、しかも曲は年代順に並べられてなく、他のコンピレーション・アルバムとは少し趣が違っていた。
『Authorized Greatest Hits』がそれ以前にリリースされた類のアルバムと異なっていたのは、タイトルにもあるように Cheap Trick のメンバーが公式に認めた Greatest Hits だったという点。『Sex, America, Cheap Trick』はベスト盤と呼べず、1991年の『The Greatest Hits』は100万枚のセールスを記録したが、メンバーはその内容に満足していなかったとも言われていた。
最初『Authorized Greatest Hits』のジャケットを見た時はメンバーが誰も写っていなく、バンドのロゴにアルバムのタイトルが被さっただけのジャケットはブートレグ(海賊版)かと勘違いもした。
だが、このベスト盤がリリースされた経緯などをいろいろな情報から知るに連れ、このアルバムにある曲はなかなかいい選曲だと思うようになった。『at Budokan』からのライブ・バージョン以外は、1983年リリースの『Next Position Please』を除くスタジオ・アルバムから最低1曲が選ばれ、そのどれもが口ずさめるような曲だった。(『I Can't Take It』は『Next Position Please』のバージョンではなくライブ・バージョンを収録)
低迷期を脱したと言われる1988年リリースの『Lap Of Luxury』からの曲は『The Flame』のライブ・バージョンがあるだけというのも、Cheap Trick のメンバーのこだわりだろうか。続く1990年リリースの『Busted』からは反対に Chrissie Hynde をゲストに迎えた『Walk Away』を含む2曲が選ばれているのも対照的だった。
今となっては Cheap Trick のベスト盤では全キャリアを網羅する2枚組の『The Essential Cheap Trick』が一番のお勧めだが、60分ちょっとで Cheap Trick というバンドの醍醐味が楽しめる『Authorized Greatest Hits』は今もなお捨て難い存在のアルバムだ。
Authorized Greatest Hits
I Want You To Want Me (Live)
Ain't That A Shame (Live)
Southern Girls (Single Version)
Surrender
Stop This Game
Dream Police
If You Want My Love (Alternate Version)
Tonight's It's You
Everything Works If You Let It (Full Lenght Version)
Mandoncello
I Can't Take It (Live)
She's Tight
That 70's Song (Based on "In The Street")
Walk Away (featuring Chrissie Hynde)
Can't Stop Fallin' Into Love
The Flame (Live)
この『Authorized Greatest Hits』にはデビュー盤の『Cheap Trick』から1990年リリースの『Busted』までのスタジオ・アルバムからの曲に加えて、『at Budokan』からのライブ・バージョンやオリジナル・アルバム未収録のレアな曲が収録されていた。
手元にある『Authorized Greatest Hits』は『The Flame』のライブ・バージョンで終わる16曲バージョンだが、他に『California Man』『Voices』の2曲を収めた18曲入りもあるので、これから手に入れようとする方はこの違いに注意してほしい。
Cheap Trick も多くのコンピレーション・アルバムをリリースしているバンドで、手元にあるコンピレーション・アルバムは他にも1991年リリースの2枚組『The Greatest Hits』、1996年リリースの4枚組『Sex, America, Cheap Trick』、2004年リリースの2枚組『The Essential Cheap Trick』の3枚がある。
その中で『Authorized Greatest Hits』だけがヒット曲やファンに馴染みの曲が1枚にまとめられ、しかも曲は年代順に並べられてなく、他のコンピレーション・アルバムとは少し趣が違っていた。
『Authorized Greatest Hits』がそれ以前にリリースされた類のアルバムと異なっていたのは、タイトルにもあるように Cheap Trick のメンバーが公式に認めた Greatest Hits だったという点。『Sex, America, Cheap Trick』はベスト盤と呼べず、1991年の『The Greatest Hits』は100万枚のセールスを記録したが、メンバーはその内容に満足していなかったとも言われていた。
最初『Authorized Greatest Hits』のジャケットを見た時はメンバーが誰も写っていなく、バンドのロゴにアルバムのタイトルが被さっただけのジャケットはブートレグ(海賊版)かと勘違いもした。
だが、このベスト盤がリリースされた経緯などをいろいろな情報から知るに連れ、このアルバムにある曲はなかなかいい選曲だと思うようになった。『at Budokan』からのライブ・バージョン以外は、1983年リリースの『Next Position Please』を除くスタジオ・アルバムから最低1曲が選ばれ、そのどれもが口ずさめるような曲だった。(『I Can't Take It』は『Next Position Please』のバージョンではなくライブ・バージョンを収録)
低迷期を脱したと言われる1988年リリースの『Lap Of Luxury』からの曲は『The Flame』のライブ・バージョンがあるだけというのも、Cheap Trick のメンバーのこだわりだろうか。続く1990年リリースの『Busted』からは反対に Chrissie Hynde をゲストに迎えた『Walk Away』を含む2曲が選ばれているのも対照的だった。
今となっては Cheap Trick のベスト盤では全キャリアを網羅する2枚組の『The Essential Cheap Trick』が一番のお勧めだが、60分ちょっとで Cheap Trick というバンドの醍醐味が楽しめる『Authorized Greatest Hits』は今もなお捨て難い存在のアルバムだ。
Authorized Greatest Hits
I Want You To Want Me (Live)
Ain't That A Shame (Live)
Southern Girls (Single Version)
Surrender
Stop This Game
Dream Police
If You Want My Love (Alternate Version)
Tonight's It's You
Everything Works If You Let It (Full Lenght Version)
Mandoncello
I Can't Take It (Live)
She's Tight
That 70's Song (Based on "In The Street")
Walk Away (featuring Chrissie Hynde)
Can't Stop Fallin' Into Love
The Flame (Live)
タグ:Cheap Trick 2000
2011-09-28 14:56
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