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Manic Street Preachers/『You Love Us』 [CD]

You-Love-Us.jpg記憶に残っている中で Manic Street Preachers の曲を一番最初に聴いたのは、この『You Love Us』ではないかと思う。この曲は Manics がメジャー契約を交わす前の1991年5月に Heavenly レーベルからリリースされ、その後、1992年2月にデビュー盤『Generation Terrorists』とほぼ同じ時期にもう一度シングル・カットされた。

Heavenly レーベルからの『You Love Us』は全英チャートで最高62位止まりだったが、『Generation Terrorists』からの3枚目のシングルとしてリリースされた際には同チャートで最高16位まで上昇した。

アナログの7インチ盤はデビュー盤未収録の『A Vision Of Dead Desire』をカップリングに、CD シングル盤には加えてやはりデビュー盤に未収録の『We Her Majesty's Prisoners』と、1991年9月に行われたロンドンでのライブから Guns N' Roses のカバー『It's So Easy』を含む4曲入りでリリースされた。

Manics は『You Love Us』をキューバ出身のボクサー Félix Savón にこの曲を捧げるとし、初期のライブでは『You Love Us』が最後にプレイされる機会も多かった。

デビュー盤と同時期にリリースされた『You Love Us』の前にもシングルはメジャー・レーベルの Columbia から『Stay Beautiful』と『Love's Sweet Exile/Repeat』の2枚がシングル・カットされ、それぞれ全英チャートで最高40位と26位にランクされ、徐々に Manics の人気が本物になりつつある頃にこの『You Love Us』がシングル・カットされ、新人らしからぬプレイに驚いた記憶がある。

デビュー盤の『Generation Terrorists』からはこの後も『Slash 'n' Burn』と『Motorcycle Emptiness』の2曲がシングル・カットされ、この2曲もそれぞれ全英チャートで最高20位と17位を記録し、これらを全て収めたデビュー盤も全英チャートで最高13位をマークし、ゴールド・ディスクも獲得した。

2枚組のデビュー盤をリリースして、全世界のチャートで No.1 になって解散するという趣旨の発言で物議を醸して注目を集めた Manics だったが、この『You Love Us』に代表されるようなハードだがメロディアスな曲が多い『Generation Terrorists』は当時好きなアルバムの1つだった。

『Suicide Is Painless』を挟んで再びデビュー盤からポルノ女優の Traci Lords をゲスト・ボーカルに迎えた『Little Baby Nothing』もシングル・カットされ、先にリリースされた5枚と『Little Baby Nothing』を含めた6枚のシングルは1997年に『Six Singles from Generation Terrorists』というボックスでもリイシューされた。

10月末にリリース予定の全シングルを網羅した『National Treasures』の後は長期の活動休止に入るとか、James Dean Bradfield がソロ活動に入り、それを期に Manics は解散するかも…と噂が囁かれているようだが、その噂通りになり、この様なスピード感あるロックな Manics 節が二度と聴けなくなると思うと寂しい。


You-Love-Us.jpgYou Love Us
You Love Us
A Vision Of Dead Desire
We Her Majesty's Prisoners
It's So Easy (live)





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