SSブログ

Gwen Stefani/『Love.Angel.Music.Baby.』 [CD]

LoveAngelMusicBaby.jpgNo Doubt の紅一点、Gwen Stefani が満を持して2004年の暮れにリリースした初めてのソロ・アルバム『Love.Angel.Music.Baby.』は、曲ごとにいろいろなプロデューサーを迎えて作られたアルバムだった。

そのプロデューサー陣には Nellee Hooper、Dr. Dre、The Neptunes、Dallas Austin、Jimmy Jam & Terry Lewis、Andre 3000 と錚々たる名前が並び、その中には No Doubt でベースを弾く Tony Kanal の名前も『Luxurious』や『Serious』を含む3曲にあった。

アメリカで『Love.Angel.Music.Baby.』はリリースされた最初の週に30万枚以上を売り上げて全米チャートの第7位に初登場。翌2005年には最高5位まで上昇し、Top15 に21週間もランクされて400万枚以上のセールスを記録した。

No Doubt としてキャリアを既に築いていた Gwen だったが、このソロ・アルバムの成功で多くの賞の候補や受賞に至った。Billboard 誌が主催する Billboard Music Awards では新人賞に相当する New Artist Of The Year に輝き、同賞の Digital Song of The Year には『Hollaback Girl』が選ばれた。

Grammy 賞ではこのソロ・デビュー盤からのリード・シングル『What You Waiting For?』が Best Female Pop Vocal Performance の候補に上がり、翌年の Grammy では『Love.Angel.Music.Baby.』が Record of The Year や Album of The Year を含む5部門の候補にも上がった。

Gwen のソロ・デビュー盤は Madonna の1980年代のサウンドをも彷彿させ、2000年代中盤にそのスタイルはとても新鮮に映った。多くのプロデューサーを要しても Gwen というキャラクターがぶれることはなく、それぞれのプロデューサーを Gwen がうまく利用したように思えるアルバムになっていた。

『Love.Angel.Music.Baby.』からは合計6枚のシングルが生まれ、リード・シングルの『What You Waiting For?』は欧州圏のチャートで Top5 に入るヒットとなった。なぜか全米チャートでは最高47位と奮わない結果だったが、アメリカでは50万枚以上のセールスを記録した。

Eve をフューチャーした2ndシングル『Rich Girl』は全米チャートで最高7位と Top10 入りを果たし、全英チャートでも最高4位を記録し、他の欧州各国のチャートでも軒並み Top5 に入るヒットを果たした。

そして The Neptunes をプロデューサーに迎えた3rdシングルの『Hollaback Girl』でソロとして初の全米 No.1 も獲得。セールス面でもこの曲はアメリカで100万枚を突破し、Gwen のソロ活動が順調であることを印象づけた。

その後も2006年にかけて『Cool』『Luxurious』『Crash』の3曲がシングル・カットされ、『Crash』を除いて全米チャートで Top40 入りも果たした。

日本のファンには『Harajuku Girls』が Gwen を身近な存在にしたかもしれない。タイトルに原宿とあった以外にもバック・ボーカルの Naomi Martin と Zoey の繰り出す多くの日本語に妙な親近感もあった。Harajuku という単語はその後『Harajuku Lovers Live』という DVD のタイトルやソロ・ツアーのタイトルにも使われ、Gwen のアパレル・ブランドにも Harajuku Lovers という名前がつけられた。

ソロ活動を通して音楽活動の他にファッション・アイコンとしてのステータスも築いた Gwen が再び No Doubt としてどんな曲を作るのか、とても興味があるのだが、きのう紹介した『Rock Steady』以降、No Doubt のアルバムは届けられていない。早く No Doubt の新作が聴きたいものだ。

LoveAngelMusicBaby.jpgLove.Angel.Music.Baby. Love Angel Music Baby - Gwen Stefani
What You Waiting For?
Rich Girl
Hollaback Girl
Cool
Bubble Pop Electric
Luxurious
Harajuku Girls
Crash
The Real Thing
Serious
Danger Zone
Long Way To Go
タグ:Gwen Stefani 2004


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0)▲ページトップ▲

nice! 0

コメント 0

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました
All Photo and Text copyright(c) White Dragon All Right Reserved.
Related Posts with Thumbnails

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。