Paul Weller/『Days Of Speed』 [CD]
きのう、おとといと紹介した Paul Weller の2枚のスタジオ・アルバムの間、2001年にリリースされたアルバムがこのライブ盤『Days Of Speed』になる。Weller のライブ盤はこれまでにこのブログで度々紹介してきたが、この『Days Of Speed』は1991年にソロ活動を始めて以来、公式にリリースされた初のライブ盤だった。
Weller のライブ盤は1994年に『Live Wood』がリリースされていたが、これは当初日本限定という扱いで、後にイギリスを含む欧州圏でもリリースされた。そして1998年にリリースされた初のベスト盤『Modern Classics』には2枚組の限定盤があり、その2枚目には1998年8月8日にロンドンの Victoria Park で行われたライブから13曲が収められていた。
この2枚のライブ盤は共に限定盤という扱いだったため、他のスタジオ・アルバム同様、一般にリリースされたライブ盤はこの『Days Of Speed』が初めてで、ソロ活動10年目の節目となる2001年に初めてリリースされた。
ベスト盤『Modern Classics』に収録された新曲の『Brand New Start』で始まるこの『Days Of Speed』は主に Weller のアコースティック・ギターだけのライブ・テイクが全18曲収録されていた。バンド・スタイルのソロ活動が中心だったため、このような構成のライブ盤になると最初に情報を聞いたときは少し不安な気持ちもあった。
その情報に加えて収録曲を見たとき、『Into Tomorrow』や『Sunflower』『The Changingman』などのヒット曲がないことも、この初のライブ盤がどんな内容なのか、より詳しい情報を知りたい気持ちになった。
そして手に入れた『Days Of Speed』で聴く『Out Of Sinking』はバンドとしてのスタイルより Weller の歌の真意がもっとハッキリ伝わってくるような曲に変わり、その他の曲でも爪弾くギターの音が、それまでに聴いていたスタイルよりデモに近い雰囲気があり、ひとつひとつの曲の原型を聴いているような感じだった。
このライブ盤にあるソロ時代の曲でシングル・カットされた曲はそう多くなく、中にはシングルのB面だけでリリースされた『The Loved』や『Everything Has A Price To Pay』という曲もあり、シングルまで漏らさず買っているようなファンでないと知らない曲がプレイされているのもまた驚きだった。
そして、この当時の最新スタジオ・アルバム『Helioscentric』からは『Back In The Fire』『Love-Less』『There's No Drinking After You're Dead』の3曲しか収録されていないことも意外だった。
その代わり、このライブ盤には Weller の過去の2つのバンド、The Jam と The Style Council 時代の曲が5曲収録されていた。これは『Live Wood』や『Modern Classics』に含まれた2枚目のライブ盤になかったことだった。
ソロ活動10年を経て、過去の2つのバンドの曲をライブでプレイすることに意味を見つけたのか、ここにある5曲のセルフ・カバーはそのどれもがアコースティックな雰囲気もあって、とても肩の力の抜けたリラックスしたスタイルで、これもまた好きなアレンジだった。
アコースティックな The Jam 時代の2曲『That's Entertainment』と『Town Called Malice』にはオリジナルに負けない魅力や勢いがあって、この2曲のライブも即、お気に入りの曲になった。
Days Of Speed
Brand New Start
The Loved
Out Of The Sinking
Clues
English Rose ※
Above The Clouds
You Do Something To Me
Amongst Butterflies
Science
Back In The Fire
Down In The Seine ★
That's Entertainment ※
Love-Less
There's No Drinking After You're Dead
Everything Has A Price To Pay
Wild Wood
Headstart For Happiness ★
Town Called Malice ※
※:The Jam 時代の曲
★:The Style Council 時代の曲
Weller のライブ盤は1994年に『Live Wood』がリリースされていたが、これは当初日本限定という扱いで、後にイギリスを含む欧州圏でもリリースされた。そして1998年にリリースされた初のベスト盤『Modern Classics』には2枚組の限定盤があり、その2枚目には1998年8月8日にロンドンの Victoria Park で行われたライブから13曲が収められていた。
この2枚のライブ盤は共に限定盤という扱いだったため、他のスタジオ・アルバム同様、一般にリリースされたライブ盤はこの『Days Of Speed』が初めてで、ソロ活動10年目の節目となる2001年に初めてリリースされた。
ベスト盤『Modern Classics』に収録された新曲の『Brand New Start』で始まるこの『Days Of Speed』は主に Weller のアコースティック・ギターだけのライブ・テイクが全18曲収録されていた。バンド・スタイルのソロ活動が中心だったため、このような構成のライブ盤になると最初に情報を聞いたときは少し不安な気持ちもあった。
その情報に加えて収録曲を見たとき、『Into Tomorrow』や『Sunflower』『The Changingman』などのヒット曲がないことも、この初のライブ盤がどんな内容なのか、より詳しい情報を知りたい気持ちになった。
そして手に入れた『Days Of Speed』で聴く『Out Of Sinking』はバンドとしてのスタイルより Weller の歌の真意がもっとハッキリ伝わってくるような曲に変わり、その他の曲でも爪弾くギターの音が、それまでに聴いていたスタイルよりデモに近い雰囲気があり、ひとつひとつの曲の原型を聴いているような感じだった。
このライブ盤にあるソロ時代の曲でシングル・カットされた曲はそう多くなく、中にはシングルのB面だけでリリースされた『The Loved』や『Everything Has A Price To Pay』という曲もあり、シングルまで漏らさず買っているようなファンでないと知らない曲がプレイされているのもまた驚きだった。
そして、この当時の最新スタジオ・アルバム『Helioscentric』からは『Back In The Fire』『Love-Less』『There's No Drinking After You're Dead』の3曲しか収録されていないことも意外だった。
その代わり、このライブ盤には Weller の過去の2つのバンド、The Jam と The Style Council 時代の曲が5曲収録されていた。これは『Live Wood』や『Modern Classics』に含まれた2枚目のライブ盤になかったことだった。
ソロ活動10年を経て、過去の2つのバンドの曲をライブでプレイすることに意味を見つけたのか、ここにある5曲のセルフ・カバーはそのどれもがアコースティックな雰囲気もあって、とても肩の力の抜けたリラックスしたスタイルで、これもまた好きなアレンジだった。
アコースティックな The Jam 時代の2曲『That's Entertainment』と『Town Called Malice』にはオリジナルに負けない魅力や勢いがあって、この2曲のライブも即、お気に入りの曲になった。
Days Of Speed
Brand New Start
The Loved
Out Of The Sinking
Clues
English Rose ※
Above The Clouds
You Do Something To Me
Amongst Butterflies
Science
Back In The Fire
Down In The Seine ★
That's Entertainment ※
Love-Less
There's No Drinking After You're Dead
Everything Has A Price To Pay
Wild Wood
Headstart For Happiness ★
Town Called Malice ※
※:The Jam 時代の曲
★:The Style Council 時代の曲
2011-11-07 18:18
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