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Genesis/『The Way We Walk Volume Two: The Longs』 [CD]

前作が1986年から1987年にかけて行われた『Invisible Touch』リリース後のツアーからも選曲されていたのに対して、こちらは収録された6曲全てが1992年の『We Can't Dance』リリース後のツアーから、7月にドイツのハノーバーで行われたライブから選ばれている。
このライブ盤もメンバーは前作同様、Genesis のメンバーの3人とライブでサポートを務めるいつものふたりを加えた5人。その5人のシルエットが今回のジャケットでは前作のモノクロから一転、カラフルなシルエットになっていた。
そして前作は全英チャートで最高3位止まりだったが、今作では見事全英 No.1 の座を獲得。これは1991年リリースのスタジオ・アルバム『We Can't Dance』以来の No.1 で、Genesis として最後に全英 No.1 を獲得したアルバムになっている。
前作と今作の全英チャートでの動きからも Genesis のファンには長い曲…ではなく、1970年代の懐かしい曲が多く含まれている今作が、より人気があったのだろうとうかがい知れる。
前作が好きだった1980年代以降の Genesis をよく知っているファンのひとりとしては、今作では3曲目の『Domino』以外、このライブ盤で始めて聴く曲ばかりと、最初はこのライブ盤の面白さが分からなかった。
その面白さが伝わらない原因のひとつに、Genesis のライブは音だけでなく映像も合わせて見ないといけない点があるだろう。
この2枚のライブ盤と同じ頃に映像版の『The Way We Walk - Live In Concert』もリリースされたが、この映像版は CD としてリリースされた2枚に収められた曲順をミックスして、最後にアンコールの定番でもあった『Turn It On Again』を収めた構成になっていた。
この映像版を見るとこの当時の巨大なステージの全貌も明らかになり、ステージ後ろを動くこれまた巨大スクリーンや、Genesis のライブに欠かせない生き物のように動くバリ・ライトの効果も相まって、どの曲も耳だけで聴く CD より楽しめた。
『The Way We Walk Volume Two: The Longs』には Tony Banks の弾くキーボードや、Phil Collins と Chester Thompson の『Drum Duet』がたっぷり聴ける点も、全英 No.1 になった理由のひとつだろう。
特に Tony Banks のキーボードにバリ・ライトの効果が加わると、その浮遊感はより効果を増した。この当時のツアーを生で見られたファンにとっては、このライブ盤の音だけを聴いても、その時のステージを思い浮かべたのではないだろうか。
The Way We Walk Volume Two: The Longs

Old Medley

Lamb Lies Down On Broadway
The Musical Box
Firth Of Fifth
I Know What I Like
Driving The Last Spike
Domino
Part I - In The Glow Of The Night
Part II - The Last Domino
Fading Lights
Home By The Sea / Second Home By The Sea
Drum Duet
2011-12-28 08:34
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