Boston/『Don't Look Back』 [CD]
1978年の秋、映画『Grease』のサウンドトラック盤と全米アルバム・チャートの No.1 を奪い合いをした Boston の2ndアルバム『Don't Look Back』。それから約四半世紀後の2006年夏、Boston の実質的なリーダー Tom Scholz の手でリマスター作業が行われ、日本では紙ジャケット仕様としてリリースされた。
思い起こせば、この頃の Sony からリイシューされた紙ジャケット仕様の CD は税込でも1890円と、とても良心的 (?!) な設定で、過去の名盤の最新リマスター盤がオリジナル・リリース当時のアメリカ盤 LP 仕様のミニチュア盤として手に入れることができた。
この2ndアルバムもデビュー盤同様、シンセサイザーやコンピューターを使わずにレコーディングされ、当時所属していたレーベルの Epic とリリース時期で揉めはしたが、リリース後、わずか1か月で400万枚のセールスをマークし、現時点でのアメリカ国内での売上げは700万枚にも達している。
『Don't Look Back』は当初のタイトルに『Arrival』が考えられていたそうだが、スウェーデン出身の ABBA が既に2年前に『Arrival』というタイトルのアルバムをリリースしているのが分かり、『Don't Look Back』というタイトルに変更したという。
そして『Don't Look Back』の2曲目にある2分弱のインストルメンタル『The Journey』は、Tom が毎晩就寝前に聴いている曲だと、いろいろなインタビューでも答えていた。
その『The Journey』や、シングル・カットされ全米チャートで最高4位を記録したタイトル曲を含む LP 時代のA面4曲は今あらためて聴いても、その展開が見事。あっという間に約20分の時間が過ぎてしまう。A面最後を飾る『A Man I'll Never Be』もタイトル曲に続きシングル・カットされ、全米チャートで最高31位をマークした。
サイドが変わり、B面のトップは3rdシングルにも選ばれた『Feelin' Satisfied』でスタート。A面最後の『A Man I'll Never Be』が静かな余韻を残して終わった後、気分を一新して始まる『A Man I'll Never Be』は、まさに LP というメディアを活かした、勢いのある曲だった。
2ndアルバムの曲もデビュー盤同様、Tom が手掛けた曲が並べられていたが、この『Feelin' Satisfied』からの4曲ではボーカルの Brad Delp との共作『Party』、Brad が書いた『Used To Bad News』があり、そのタイトルどおりに軽快な『Party』では途中に Tom の豪快なギター・ソロも披露される、シングルにこそならなかった『Party』だが、この2ndアルバムの隠れたいい曲だった。
2006年のリマスター盤はカナダで出廻った一部に『Shattered Images』というオリジナル・アルバム未収録のライブ・バージョンも含まれていたらしい。このライブは1976年のフィラデルフィア公演でのモノとされている。
そのライブ・バージョンを除けばB面にあった4曲も最後の『Don't Be Afraid』まで一気に聴かせてしまう Boston の『Don't Look Back』。とても四半世紀も前の古いアルバムと思えない、今聴いても新鮮な感じのするアルバムだ。
Don't Look Back
Don't Look Back
The Journey
It's Easy
A Man I'll Never Be
Feelin' Satisfied
Party
Used To Bad News
Don't Be Afraid
思い起こせば、この頃の Sony からリイシューされた紙ジャケット仕様の CD は税込でも1890円と、とても良心的 (?!) な設定で、過去の名盤の最新リマスター盤がオリジナル・リリース当時のアメリカ盤 LP 仕様のミニチュア盤として手に入れることができた。
この2ndアルバムもデビュー盤同様、シンセサイザーやコンピューターを使わずにレコーディングされ、当時所属していたレーベルの Epic とリリース時期で揉めはしたが、リリース後、わずか1か月で400万枚のセールスをマークし、現時点でのアメリカ国内での売上げは700万枚にも達している。
『Don't Look Back』は当初のタイトルに『Arrival』が考えられていたそうだが、スウェーデン出身の ABBA が既に2年前に『Arrival』というタイトルのアルバムをリリースしているのが分かり、『Don't Look Back』というタイトルに変更したという。
そして『Don't Look Back』の2曲目にある2分弱のインストルメンタル『The Journey』は、Tom が毎晩就寝前に聴いている曲だと、いろいろなインタビューでも答えていた。
その『The Journey』や、シングル・カットされ全米チャートで最高4位を記録したタイトル曲を含む LP 時代のA面4曲は今あらためて聴いても、その展開が見事。あっという間に約20分の時間が過ぎてしまう。A面最後を飾る『A Man I'll Never Be』もタイトル曲に続きシングル・カットされ、全米チャートで最高31位をマークした。
サイドが変わり、B面のトップは3rdシングルにも選ばれた『Feelin' Satisfied』でスタート。A面最後の『A Man I'll Never Be』が静かな余韻を残して終わった後、気分を一新して始まる『A Man I'll Never Be』は、まさに LP というメディアを活かした、勢いのある曲だった。
2ndアルバムの曲もデビュー盤同様、Tom が手掛けた曲が並べられていたが、この『Feelin' Satisfied』からの4曲ではボーカルの Brad Delp との共作『Party』、Brad が書いた『Used To Bad News』があり、そのタイトルどおりに軽快な『Party』では途中に Tom の豪快なギター・ソロも披露される、シングルにこそならなかった『Party』だが、この2ndアルバムの隠れたいい曲だった。
2006年のリマスター盤はカナダで出廻った一部に『Shattered Images』というオリジナル・アルバム未収録のライブ・バージョンも含まれていたらしい。このライブは1976年のフィラデルフィア公演でのモノとされている。
そのライブ・バージョンを除けばB面にあった4曲も最後の『Don't Be Afraid』まで一気に聴かせてしまう Boston の『Don't Look Back』。とても四半世紀も前の古いアルバムと思えない、今聴いても新鮮な感じのするアルバムだ。
Don't Look Back
Don't Look Back
The Journey
It's Easy
A Man I'll Never Be
Feelin' Satisfied
Party
Used To Bad News
Don't Be Afraid
2012-06-27 15:30
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