Pink Floyd/『A Saucerful Of Secrets』 [CD]
邦題が『神秘』と付けられた Pink Floyd が1968年6月末にリリースした2ndアルバムの『A Saucerful Of Secrets』。最近、新たなリマスター盤もリリースされたが、手元にあるのは2001年に紙ジャケット仕様でリイシューされた盤で、カラフルな表面はコーティングされ、裏面は艶消しのモノトーン。表ジャケットが裏ジャケット側に三方で折返すつくりだった。
この時の紙ジャケットは裏ジャケットにあるタイトル曲のライター表記で当初のプレスで David Gilmour の名前が「Gilmore」と間違っていた点まで再現されていた。
ジャケットは Pink Floyd のアルバムで初となる Hipgnosis によるデザインで、当時のレーベル EMI で外部デザイナーが起用されるのは The Beatles に次いで2例目だったそうだ。
その表ジャケットにはアメリカのコミック誌 Marvel でのキャラクターがあったり、ワインらしきボトルや、太陽系の惑星 (?) などがコラージュされ、表ジャケットの上部にはバンド名があるだけ。アルバムのタイトルは裏ジャケットにしかなかった。
『A Saucerful Of Secrets』から Pink Floyd は David Gilmour が加入し、アルバムにある7曲には Roger Waters、Richard Wright、Nick Mason、そして Syd Barrett の5人の名前がライターにあった。
しかし、Syd はこのアルバムのリリース前の3月2日に Pink Floyd を脱退したとされ、その Syd が手掛けてボーカルも務めた最後の曲『Jugband Blues』は、このアルバムの雰囲気と少し異なる。
その他の曲は「サイケデリック」という言葉が似合う曲が多く、5人のメンバーが曲によって代わる代わるボーカルも担当し、ジャケットに描かれている星々のことも影響して宇宙空間を思わせるような曲が多い。
LP でリリースされた当時はA面が『Corporal Clegg』という、このアルバムで比較的言葉の多い曲で突然終わり、盤面をひっくり返したB面最初の曲が12分に及ぶタイトル曲という構成だった。これに従って CD でもこの2曲で少し間を置いて聴くと、タイトル曲の深みにズブズブとハマるような感覚になる。
Roger 作の『Corporal Clegg』と、Syd 作の『Jugband Blues』が、それぞれのサイドの終わりにあるが、共に終盤、いきなり終わるようなかたちである点と、ふたりの個性が表れていると感じられる曲だが、どちらの曲もこの『A Saucerful Of Secrets』の持つ雰囲気から少し浮いているようにも思える。
A Saucerful Of Secrets
Let There Be More Light
Remember A Day
Set The Controls For The Heart Of The Sun
Corporal Clegg
A Saucerful Of Secrets
See-Saw
Jugband Blues
この時の紙ジャケットは裏ジャケットにあるタイトル曲のライター表記で当初のプレスで David Gilmour の名前が「Gilmore」と間違っていた点まで再現されていた。
ジャケットは Pink Floyd のアルバムで初となる Hipgnosis によるデザインで、当時のレーベル EMI で外部デザイナーが起用されるのは The Beatles に次いで2例目だったそうだ。
その表ジャケットにはアメリカのコミック誌 Marvel でのキャラクターがあったり、ワインらしきボトルや、太陽系の惑星 (?) などがコラージュされ、表ジャケットの上部にはバンド名があるだけ。アルバムのタイトルは裏ジャケットにしかなかった。
『A Saucerful Of Secrets』から Pink Floyd は David Gilmour が加入し、アルバムにある7曲には Roger Waters、Richard Wright、Nick Mason、そして Syd Barrett の5人の名前がライターにあった。
しかし、Syd はこのアルバムのリリース前の3月2日に Pink Floyd を脱退したとされ、その Syd が手掛けてボーカルも務めた最後の曲『Jugband Blues』は、このアルバムの雰囲気と少し異なる。
その他の曲は「サイケデリック」という言葉が似合う曲が多く、5人のメンバーが曲によって代わる代わるボーカルも担当し、ジャケットに描かれている星々のことも影響して宇宙空間を思わせるような曲が多い。
LP でリリースされた当時はA面が『Corporal Clegg』という、このアルバムで比較的言葉の多い曲で突然終わり、盤面をひっくり返したB面最初の曲が12分に及ぶタイトル曲という構成だった。これに従って CD でもこの2曲で少し間を置いて聴くと、タイトル曲の深みにズブズブとハマるような感覚になる。
Roger 作の『Corporal Clegg』と、Syd 作の『Jugband Blues』が、それぞれのサイドの終わりにあるが、共に終盤、いきなり終わるようなかたちである点と、ふたりの個性が表れていると感じられる曲だが、どちらの曲もこの『A Saucerful Of Secrets』の持つ雰囲気から少し浮いているようにも思える。
A Saucerful Of Secrets
Let There Be More Light
Remember A Day
Set The Controls For The Heart Of The Sun
Corporal Clegg
A Saucerful Of Secrets
See-Saw
Jugband Blues
タグ:Pink Floyd 1968
2012-07-20 15:45
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