No Doubt/『Tragic Kingdom』 [CD]
9月に11年ぶり、通算5枚目のスタジオ・アルバム『Push And Shove』をリリースする No Doubt が、一躍ワールド・ワイドにブレイクするきっかけになったアルバムが、この1995年リリースの3rdアルバム『Tragic Kingdom』だった。
No Doubt は1993年春頃からロサンゼルス内にある11箇所のスタジオを渡り歩いて 『Tragic Kingdom』のレコーディングを行い、この作業は1995年秋頃まで、約2年半を費やしたという。
スカの要素が大きく感じられる『Tragic Kingdom』は、唯一の女性メンバーでボーカルの Gwen Stefani の実体験が曲の歌詞に反映され、Gwen はこのアルバムにある全14曲のライターにその名前があった。
この頃の No Doubt はまだ Gwen の兄 Eric が在籍し、ジャケットにも5人のメンバーが写っていたが、このアルバムが出来上がったところで Eric はバンドを去り、以降、No Doubt は Gwen とベースの Tony Kanal、ギターの Tom Dumont、ドラムの Adrian Young の4人体制へとなった。
それまでの2枚のスタジオ・アルバムで合計50万枚も売れなかった No Doubt だが、この『Tragic Kingdom』はアメリカだけで1000万枚も売れてダイヤモンド・ディスクを獲得。リリースから1年以上をかけて、1996年の暮れには全米アルバム・チャートの No.1 に立ち、翌1997年の2月上旬まで合計7週間連続でその座をキープ。1週だけその座を明け渡したが、再びトップの座に返り咲き、都合、8週間全米 No.1 の座に輝いた。
『Tragic Kingdom』はアメリカ以外の国でも売れ、世界中のトータル・セールスは1600万枚を突破して、No Doubt のこれまでの5枚のスタジオ・アルバムの中で1番売れたアルバムになっている。欧州圏でもイギリス、スウェーデン、スイスのアルバム・チャートで最高3位を、ドイツとオーストリアでは最高2位を記録した。
『Tragic Kingdom』からは全部で7枚ものシングルがカットされ、先行シングルの『Just A Girl』は初めて全米シングル・チャートにランクされて最高23位をマーク。全英チャートでも初めてチャートインして Top5 入りを果たし、最高3位を記録した。
続く『Spiderwebs』は米英のチャートでそれぞれ最高18位/16位だったが、1996年春にカットされたバラードの『Don't Speak』が米英に加えて南半球のオーストラリアや、欧州圏ではスイス、スウェーデンで No.1 を記録し、No Doubt の名前が一気に世界中に広まった。
『Don't Speak』は全米チャートで合計16週間 No.1 になったが、これはラジオ局でのオンエア数を集計するチャートの結果であって、アメリカのシングル総合チャートでの結果ではなかった。その理由は、アメリカでの『Don't Speak』はラジオ局のオンエアのみで、シングルとして実際にモノが流通した実績がなかったためだった。
とは言うものの、『Don't Speak』で世界中に広まった人気は、そのツアーにも波及して『Tragic Kingdom』に伴うツアーは約2年半も続き、その模様は1997年に『Live In The Tragic Kingdom』としてリリースされた。このビデオでは約90分間で全16曲をプレイする、この当時の No Doubt の勢いがそのままパッケージされている。
『Live In The Tragic Kingdom』は2003年にリリースされた4枚組の限定盤のボックス『Boom Box』にも収められた。
『Tragic Kingdom』は第39回の Grammy 賞で残念ながら受賞は逃したが、Best Rock Album の候補に上がり、バンドとしても Best New Artist の候補になった。
Tragic Kingdom
Spiderwebs
Excuse Me Mr.
Just A Girl
Happy Now?
Different People
Hey You
The Climb
Sixteen
Sunday Morning
Don't Speak
You Can Do It
World Go 'Round
End It On This
Tragic Kingdom
No Doubt は1993年春頃からロサンゼルス内にある11箇所のスタジオを渡り歩いて 『Tragic Kingdom』のレコーディングを行い、この作業は1995年秋頃まで、約2年半を費やしたという。
スカの要素が大きく感じられる『Tragic Kingdom』は、唯一の女性メンバーでボーカルの Gwen Stefani の実体験が曲の歌詞に反映され、Gwen はこのアルバムにある全14曲のライターにその名前があった。
この頃の No Doubt はまだ Gwen の兄 Eric が在籍し、ジャケットにも5人のメンバーが写っていたが、このアルバムが出来上がったところで Eric はバンドを去り、以降、No Doubt は Gwen とベースの Tony Kanal、ギターの Tom Dumont、ドラムの Adrian Young の4人体制へとなった。
それまでの2枚のスタジオ・アルバムで合計50万枚も売れなかった No Doubt だが、この『Tragic Kingdom』はアメリカだけで1000万枚も売れてダイヤモンド・ディスクを獲得。リリースから1年以上をかけて、1996年の暮れには全米アルバム・チャートの No.1 に立ち、翌1997年の2月上旬まで合計7週間連続でその座をキープ。1週だけその座を明け渡したが、再びトップの座に返り咲き、都合、8週間全米 No.1 の座に輝いた。
『Tragic Kingdom』はアメリカ以外の国でも売れ、世界中のトータル・セールスは1600万枚を突破して、No Doubt のこれまでの5枚のスタジオ・アルバムの中で1番売れたアルバムになっている。欧州圏でもイギリス、スウェーデン、スイスのアルバム・チャートで最高3位を、ドイツとオーストリアでは最高2位を記録した。
『Tragic Kingdom』からは全部で7枚ものシングルがカットされ、先行シングルの『Just A Girl』は初めて全米シングル・チャートにランクされて最高23位をマーク。全英チャートでも初めてチャートインして Top5 入りを果たし、最高3位を記録した。
続く『Spiderwebs』は米英のチャートでそれぞれ最高18位/16位だったが、1996年春にカットされたバラードの『Don't Speak』が米英に加えて南半球のオーストラリアや、欧州圏ではスイス、スウェーデンで No.1 を記録し、No Doubt の名前が一気に世界中に広まった。
『Don't Speak』は全米チャートで合計16週間 No.1 になったが、これはラジオ局でのオンエア数を集計するチャートの結果であって、アメリカのシングル総合チャートでの結果ではなかった。その理由は、アメリカでの『Don't Speak』はラジオ局のオンエアのみで、シングルとして実際にモノが流通した実績がなかったためだった。
とは言うものの、『Don't Speak』で世界中に広まった人気は、そのツアーにも波及して『Tragic Kingdom』に伴うツアーは約2年半も続き、その模様は1997年に『Live In The Tragic Kingdom』としてリリースされた。このビデオでは約90分間で全16曲をプレイする、この当時の No Doubt の勢いがそのままパッケージされている。
『Live In The Tragic Kingdom』は2003年にリリースされた4枚組の限定盤のボックス『Boom Box』にも収められた。
『Tragic Kingdom』は第39回の Grammy 賞で残念ながら受賞は逃したが、Best Rock Album の候補に上がり、バンドとしても Best New Artist の候補になった。
Tragic Kingdom
Spiderwebs
Excuse Me Mr.
Just A Girl
Happy Now?
Different People
Hey You
The Climb
Sixteen
Sunday Morning
Don't Speak
You Can Do It
World Go 'Round
End It On This
Tragic Kingdom
2012-07-24 14:20
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